元ラグビー日本代表 吉田義人に恥をかかせないために…。 「木槌で鎖骨をバーンと叩かれた」

By -  公開:  更新:

2月3日(木)、Click Holdings株式会社・代表取締役社⻑ 半沢龍之介が編集長、ニッポン放送・前島花音アナウンサーが副編集長を務めるラジオ番組「ラジオマガジン・登龍門」(ニッポン放送・毎週木曜20時30分~21時)が放送。元ラグビー日本代表、現在は一般社団法人・日本スポーツ教育アカデミーで理事長を務める吉田義人が出演。海外での活躍から指導者としての経験談を伺った。

半沢龍之介・吉田義人・前島花音

毎週様々な分野で活躍するゲストを迎えてトークする同番組。今回のゲストは元ラグビー日本代表、現在は一般社団法人・日本スポーツ教育アカデミー理事長の吉田義人。世界選抜に声をかけられた時の痛すぎる衝撃エピソード、指導者として選手たちから学んだものを語った。

半沢:31歳でフランスへ渡り、プロラグビー選手として一部リーグで活躍。海外と日本のラグビーにはどのような違いがありましたか?

吉田:これは全然違いますね。日本は形を大事にするラグビーですが、フランスはゲーム主体で練習も組み立てます。常に対峙するわけで実践練習が全然違います。日本だとランニングパス10本とかやるんですよ。相手もいないのにパスを回して全力でグラウンドを往復しているんですよ。一方、海外はもっと実践よりの練習でした。僕が海外でプレーしていた時は常に対戦相手を意識していましたね。

半沢:当時の日本代表の世界ランクは低かった中でよく世界選抜の1人に選ばれましたよね。

吉田:これもありがたかったですね。初めて世界選抜に選ばれたのは1991年W杯。この時、日本代表が初めて1勝できたゲームがジンバブエ戦。予選はスコットランド、アイルランド、ジンバブエでした。スコットランドには自信を持って挑みましたがアウェイ戦で大敗。後がなくなって迎えたアイルランド戦ではトライをすることができました。50メートル以上ランニングをしましたが、その激走が大変評価されたようです。当時のオールブラックスも「JAPANの吉田が欲しい」とコメントしていました。翌年、ニュージーランドラグビー協会設立100周年のメモリアルマッチをすると。世界選抜としてニュージーランド国内3箇所で試合をすることになり、なんと私のところに招待状が届きました。ものすごく喜んで張り切っていたら、国内の試合で鎖骨を複雑骨折。手術をしたら世界選抜の招集には間に合わないのでギブスで固定して傷みを鍼で取りながらバーベルで刺激するという日々でした。

半沢:痛そうですね。

吉田:めっちゃ痛かったですけど。最後は先生が木槌を持ってきて「吉田君、今日はこれで鎖骨を思いっきりぶん殴るぞ!」と言われて。タオルでグルグル巻きにして鎖骨をバーンと叩いたんですよ。先生が何をしたかというと、俺に恥をかかせたくないんですよ。世界選抜の試合に出場しても、すぐ骨が折れて帰国だと、日本ラグビーの評価を落とすだけ。それを危惧してくれたんですね。

半沢:ストイックですね。

吉田:ダイビングトライをすることができましたね。当時は「世界で最も美しいトライ」という評価をいただいて。素晴らしいメモリーでしたね。

指導した選手たちとの出会いが人生の登竜門

前島:選手だけでなく指導者としても一流の吉田さんが感じた人生の登竜門は?

吉田:やはり人ですね。指導した選手たちとの出会いです。

半沢:選手時代の登竜門は「監督との出会い」でしたが、今度は逆ですね。

吉田:明治大学ラグビー部の監督をしている時も4年生は卒業していく。彼らがどのような思いで1年プレーをしてきたのかを振り返った時に「吉田監督、ありがとうございました」と言われると涙が出ますよ。大学で監督就任した時に入ってきた1年生達が見事4年生になって優勝を成し遂げてくれたので私もここで卒業だと思い、次期監督にお任せしました。

半沢:人との出会いが一番の登竜門ですね。

吉田:志のある、未来ある、夢を持つ選手たちとの出会いがまさに登竜門です。

半沢:最後にこれからの夢・目標を教えて下さい。

吉田:15人制から7人制のラグビーも生まれて、オリンピックを目指して指導を続けています。ただ少数精鋭でやらせてもらっています。100人の部員を誇る明治大学時代は24時間では1日が足りませんでした。最も向き合いたい自分がいましたね。7対7で常に練習できるくらいのチームを結成しています。今は彼らがラグビープレイヤーとして、1人の人間として人様の模範となれるような人物に育っていって欲しいなと思います。

将来オリンピックで活躍し、指導した選手たちが夢を叶えて多くの人から「ありがとう」と言ってもらえる人を育てたいと語る吉田義人。選手、指導者、どちらも第一線で活躍したからこそ言える説得力のある話が満載です。

番組情報

ラジオマガジン・登龍門

毎週日曜日 20:30-21:00

番組HP

海外発ゲームアプリの日本でのローンチのほか、電動アシスト自転車「HONBIKE」の開発、モバイルインターネットによる新ビジネスの構築から、アーティストのプロデュースまで、ひとつの企業代表にとどまらない活躍をしているClick Holdings株式会社・代表取締役社長 半沢龍之介が「編集長」となり、ラジオ番組全体を雑誌に見立て、番組を展開する。「副編集長」は、ニッポン放送アナウンサー・前島花音が担当します。
これから社会人になる若者から、日々の仕事に悩むビジネスマンまで、『聴くとタメになる』成功体験談や、日々の生活の中で抱える問題解決のヒントとなるようなエピソードを語るラジオ番組です。

Page top