『呪怨』を作った清水崇が映画監督に絶対になると誓ったイヤな先輩の存在

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2月10日(木)、Click Holdings株式会社・代表取締役社⻑ 半沢龍之介が編集長、ニッポン放送・前島花音アナウンサーが副編集長を務めるラジオ番組「ラジオマガジン・登龍門」(ニッポン放送・毎週木曜20時30分~21時)が放送。『呪怨』などを手掛けたホラー映画界の巨匠・映画監督の清水崇さんに映画界に飛び込むまでのエピソードを伺った。

半沢龍之介・清水崇・前島花音

毎週様々な分野で活躍するゲストを迎えてトークする同番組。今回のゲストはジャパニーズホラーの第一人者、映画監督の清水崇さんが若手時代の苦労話を語った。

半沢:映画関連のアルバイトから助監督となり、監督になっていくわけですがそのあたりのエピソードを教えて下さい。

清水:大学を辞めて京都に移ったあと、松竹の撮影所の門を叩いて。「仕事ください」と直訴したんですが「誰この人?」という感じでしたね。

半沢:向こうからすれば唐突ですよね(笑)

清水:あとで聞いたら、その時に僕の対応をしてくれたプロデューサーが覚えてくれていたみたいで「あの時来たのが清水崇だったんだよね」と話していると人づてに聞きました。社会の軌道に乗れていない若者でしたね。

半沢:現場に入ったきっかけは?

清水:地元・群馬県の上毛新聞に「群馬県前橋市出身の小栗康平監督が映画を撮る。しかも制作費を県が全額出す」という記事が出ていたんです。この作品に一般スタッフの募集がかかっていたんですね。「これだったら採用してくれるかも」と思い連絡をしました。「なんでもやります、お金いりません!」と監督、プロデューサーに話して、アルバイトで採用してもらいました。撮影は合宿状態だったので、合宿所のスタジオを作るのが最初の仕事でしたね。

半沢:合宿所を作ったんですか。

清水:合宿所でみんなが寝泊まりできるように畳を敷いたり、廃棄される二段ベッドを組み立てて照明部さんの部屋を作ったりしました。ストーブの灯油を置く部屋も作りましたし、マットレスを壁に貼って体育館をスタジオにしました。今もこのスタジオはあるんですよね。そんなことをしていたら、「小道具の募集が空いたけど清水やらないか?」と声をかけられました。ようやく現場に近づけると考えて飛びつきましたね。

半沢:小道具さんも大変ですよね。

清水:大変でしたね。というのも前任者が急にいなくなったんですが、その人は厳しい先輩に耐えきれず辞めていたんですね。今では考えられませんが殴る蹴るは日常茶飯事。ストレスがたまって夜中に目が覚めて、森に向かって大声で叫んだこともありました。ヤバい青年でしたね(笑)

半沢:どこかホラー的ですね(笑)

清水:僕も生意気だったので先輩に怒られても態度が悪かったと思います。

「絶対に辞めない」と誓った先輩の一言

半沢:厳しい先輩の元でも映画の仕事を辞めなかったのはなぜですか?

清水:何度も辞めようと思いましたけど、ある日その先輩から「お前はこの業界向いてない。仕事もできないくせに生意気だ。悪いけどお前の親に電話して、辞めさせるためにあえて厳しくしてるからと言っといたから荷物まとめとけ」と言われて。母親からも「あなたの先輩って人から連絡があったけど大丈夫?ちょっと様子がおかしかったけど…」と連絡が入りました。それを聞いて「絶対辞めない」と誓いましたね。

半沢:悔しさがバネになったんですね。

清水:この先輩よりも先に監督作品を作ってやると思って。「残念でした、今の言葉で辞めなくなりました」と心の中で思いました。

半沢:倍返しですね(笑)

清水:半沢編集長から「倍返し」が出ましたね(笑)思えば、そういう方がいてくれたおかげで今があるというか。その先輩も仕事ができる方だったので、そのあとも何度かご一緒していますけど、今思えば感謝ですね。

半沢:人生は良いことに対して悪いことがついてきますし、悪いことが良いことに繋がっていたりしますよね。叱られた一言が自分の反骨精神に火を付けたわけですね。いいお話を聞きました。

清水:いい話なのかわからないですけど(笑)

半沢:その時があるから今に繋がっているわけですもんね。

清水:実はそのあとまたその先輩と同じ現場になったんです。

半沢:またですか!

清水:今度は助監督として先輩・後輩の立場になりました。ただどういう人なのかももう理解しているので、それはそれとして監督に近づくチャンスと思って飛びつきました。今思えば、小道具の仕事をもらった時が私の登竜門でしたね。

若かりし頃の苦労があるからこそ今がある。清水崇監督の映画のようなエピソード。その他、『E.T』で映画に興味を持った話を語った。

番組情報

ラジオマガジン・登龍門

毎週日曜日 20:30-21:00

番組HP

海外発ゲームアプリの日本でのローンチのほか、電動アシスト自転車「HONBIKE」の開発、モバイルインターネットによる新ビジネスの構築から、アーティストのプロデュースまで、ひとつの企業代表にとどまらない活躍をしているClick Holdings株式会社・代表取締役社長 半沢龍之介が「編集長」となり、ラジオ番組全体を雑誌に見立て、番組を展開する。「副編集長」は、ニッポン放送アナウンサー・前島花音が担当します。
これから社会人になる若者から、日々の仕事に悩むビジネスマンまで、『聴くとタメになる』成功体験談や、日々の生活の中で抱える問題解決のヒントとなるようなエピソードを語るラジオ番組です。

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