ブライダル界のパイオニア桂由美が語る ローマ法王に献上した衣装の裏話とは

By -  公開:  更新:

7月17日(日)、Click Holdings株式会社・代表取締役社⻑ 半沢龍之介が編集長、ニッポン放送・前島花音アナウンサーが副編集長を務めるラジオ番組「ラジオマガジン・登龍門」(ニッポン放送・毎週日曜20時30分~21時)が放送。今回のゲストは、ブライダルファッションデザイナー・桂由美さん。

前島花音・桂由美・半沢龍之介

毎週様々な分野で活躍するゲストを迎えてトークする同番組。今回は日本におけるブライダルファッションの第一人者である桂由美さんを迎え、守るべき日本の美とブライダルの未来について聞いた。

半沢:桂由美さんは洋服だけでなく和裁の服も勉強されています。一緒に学んだんですか?

桂:私は共立女子大に入ったんですが、あの当時は洋装と和装と半々学びました。

前島:1980年代には帯の伝統技術を守るために色々な勉強をされたそうですね。

桂:ブライダルの仕事を始めて西陣織と博多織の組合から同時に「顧問をやってくれ」と頼まれたんですよ。どちらも10年間やりました。

半沢:織物をローマ法王に献上されたと伺いましたが…

桂:「織物が似合うのはローマ法王だと思うけど、着けてもらうことはできますか?」と言われて。私もクリスチャンではないから心配でした。そこでイタリアの友人に相談したら「いいですよ。今度来た時一緒にいきましょう」と言ってくれて。ローマ法王の衣装を担当されている方に会うことができてとても親切にしてもらいました。

私が寸法を測っていたら「これはお召になっていないから持っていっていいですよ」と言ってくれて。2年ほど衣装をお借りしました。その時に「お年ですから重いものはダメですよ」と言われました。「あなたの話だと、重厚な織物のように感じるけど、重さは注意してくださいよ」と。帰国してみんなに伝えたら「えー!軽く織るんですか」と頭を抱えました。

半沢:着物で軽いものはないですからね(笑)

桂:金糸を使うから軽くすることが難しかったですけれども、高さを高く出すことで厚く織った用に見えるふくれ織りをしまして。当時のローマ法王様はポーランドの方で、国の花がパンジーでした。それを図案化して織り上げて持っていった時に、王朝の方が集まって「素晴らしい」と言ってくれて。

半沢:日本の伝統工芸を生かして全世界で放送されましたもんね。

桂:復活祭だったんですよね。着るものは決まっていたと思うんですけど、多分取り替えてくれました。

前島:ローマ法王が桂由美さんの服を着た姿が全世界に放映されまして、そこからさらに世界的に桂由美さんが注目されることになります。世界でファッションのお仕事をされる時、特に意識されることはなんですか?

桂:日本のデザイナーであることですね。ショーを行う時は日本人であることを忘れないようにしています。日本の美をどのように表現しようかと思うんですよね。パリコレだって、パリのデザイナーと同じようなものを出していたら、そんなに魅力を感じないですよね。

前島:独自性が魅力になってきますもんね。

桂:ですから、西陣織や博多織を洋風の物にドッキングさせることをやっています。

半沢:桂由美さんはブライダルの世界で数々の日本初を生み出しているんですよね。

桂:ウエディングドレスが定着した時に感じたのは、女性はこれだけドレスが多様化しているのに花婿さんの衣装はタキシードかドレスしかありませんでした。2つしかないなんてと。そこで私は全国の貸衣装屋さんを招待してメンズのコレクションをしました。観に来た貸衣装屋さんからは「男性をファッショナブルにするなんて言わないでくださいよ。モーニングとタキシードの2種類だけで大変なんですよ」と(笑)

他にも、世界的デザイナーのピエール・バルマンが赤坂にある桂由美さんのお店に訪れた話を語った。

番組情報

ラジオマガジン・登龍門

毎週日曜日 20:30-21:00

番組HP

海外発ゲームアプリの日本でのローンチのほか、電動アシスト自転車「HONBIKE」の開発、モバイルインターネットによる新ビジネスの構築から、アーティストのプロデュースまで、ひとつの企業代表にとどまらない活躍をしているClick Holdings株式会社・代表取締役社長 半沢龍之介が「編集長」となり、ラジオ番組全体を雑誌に見立て、番組を展開する。「副編集長」は、ニッポン放送アナウンサー・前島花音が担当します。
これから社会人になる若者から、日々の仕事に悩むビジネスマンまで、『聴くとタメになる』成功体験談や、日々の生活の中で抱える問題解決のヒントとなるようなエピソードを語るラジオ番組です。

Page top