11月1日（火）深夜、シュウペイと松陰寺太勇のお笑いコンビ・ぺこぱがパーソナリティを務めるラジオ番組「ぺこぱのオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週火曜27時～28時30分）が放送され、松陰寺が、ぺこぱのネタのスタイルに思い悩んでいることを明かす場面があった。

単独ライブ『「Ｅ」～be with you～』に向けて多忙なスケジュールをこなすぺこぱ。松陰寺は、リフレッシュも兼ねて、現在行われている『M-1グランプリ』の動画を観た感想を語った。

松陰寺：「客観的にお笑いを見てみよう」と思って。今、M-1グランプリの動画がアップされてるじゃん？ 大阪の3回戦の動画を観たのよ。

シュウペイ：準々決勝まで発表されてるもんね。

松陰寺：「さや香」って知ってる？ M-1のファイナリストにもなったことがあって、俺達よりもだいぶ若手なんだけど。

シュウペイ：知ってるよ。

松陰寺：ネタを見てみたらさ、ボケとツッコミが入れ替わってるのよ。ファイナリストにもなったことがあるのに、ボケとツッコミを変えるって相当の勇気がいると思うんだけど、凄いよな。

シュウペイ：そうだね。

松陰寺：あと、動画を観てて思ったんだけど、ある程度名前が知られちゃうと、「この人達ってこういうネタをやるよな」っていう予想を立てて見ちゃうじゃん？ そういう意味で言うと、さや香は予想を裏切ってきたわけよ。

シュウペイ：うんうん。

松陰寺：俺達も『M-1グランプリ2019』の決勝に出て、その後『M-1グランプリ2020』に出場したけど、皆さんの予想を超えることができなかったっていう感覚があって。“ノリツッコまない”漫才ではあるんだけど……。中身が変わってるのにパッケージが一緒なもんだからさ、同じネタみたいに感じちゃうんだよね。

シュウペイ：“ノリツッコまない”っていうのが強いからね。

松陰寺：だから、裏切りってめちゃくちゃ難しいなって思ったのよ。俺達は色んなネタを試して、やっとこのネタで世に出れたのに、これを裏切るのも違うしさ。「俺達はノリツッコまない漫才をやるべきなんだ！」と言いつつも、単独ライブのネタを書いてると、「この展開ってバレてるかな」って思っちゃって。裏切りって何だろうなって悶々と考えているんだよね。

ネタの方向性に迷いが生じていることを告白した松陰寺。しかし、普段の生活での何気ない出来事で、「裏切りって意外とシンプルでいいんだなって思ったんですよ（笑）」と、新たな気づきを得た松陰寺であった。