増える水害 今からできる災害対策とは?

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近年増えている大規模水害のニュース。この夏も線状降水帯が各地で発生し、局地的な大雨に遭遇することが多くなりました。そして都内では地下鉄の駅の階段を、雨水が滝のように流れ落ちている様子が話題となりました。
防災月間である今月、今からできる災害対策について、三和シヤッター工業株式会社 環境エンジニアリング事業部 防災建材支店 防水建材課長の木下順二さんがニッポン放送の番組に出演し語った。

増える水害 今からできる災害対策とは?

三和シヤッター工業株式会社 木下順二さん

-台風や豪雨での被害が年々ひどくなっている印象があります。

木下「そうですね。台風や大雨による被害が発生するたびに、ドアなど、建物出入り口からの浸水をどうにかしたいとのご要望をいただいていました。やはり、お客さまがご用意できる土嚢(どのう)などでは、設置に時間がかかるだけでなく、 隙間からも水漏れしてしまいます。そこで、簡単に浸水対策ができ、水漏れ量も少ない商品としてウオーターガードシリーズの「Sタイトドア」を開発しました。初めは、2015年に浸水高さ1メートル対応。続いて、2020年に2メートル対応。そして、より高い浸水へのご要望に対応するため、2023年11月に、浸水高さ3メートル対応の商品を発売しました。」

増える水害 今からできる災害対策とは?

-3メートルと聞くと、心強いですね。具体的にはどんな特徴があるのでしょうか?

木下 「『Sタイトドア』は、高い防水性能と防火性能を両立しています。片開きなら特別な操作は不要で、両開きでは追加のハンドル操作により防水効果を発揮します。特に出入口が多い建物では、急な大雨にすばやく対応する事が困難ですが、『Sタイトドア』は、操作が簡単なのでわずかな時間で防水対策が可能となっています。普段の操作も一般的なドアと変わらないので、頻繁に人が出入りする場所でも違和感なくご使用いただけます。」

増える水害 今からできる災害対策とは?

-高い防水性能と防火性能の両立、扱いやすさを兼ね備えた「Sタイトドア」があれば、いざという時でも、焦らないで、簡単にすばやく防水対策できるということですね。

木下「そうですね。建物が浸水してしまうと片付けなどに多大な費用と時間がかかる為、事前の対策としてお薦めしています。」

-どんな場所で設置されることが多いんですか?

木下「ビルやマンション、商業施設や福祉施設といった、多くの建物で設置頂いています。」

―防水商品以外に災害対策としてはどのような商品があるのでしょうか?

木下「そうですね。ほかにも三和シヤッターでは、強風対策としてご自宅のガレージや店舗向けの軽量シャッター『耐風ガードLS』や住宅用の窓シャッター『マドモア耐風ガード』など、防災に関する様々な商品やサービスを提供しています。詳しくは三和シヤッターのホームページをご覧ください。」

―10月も台風への警戒は続く。突如訪れる“もしも”に対して、今からできることは何なのか、9月の防災月間を機に改めて見つめ直すべきだろう。

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