3/3(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！③
包みの中身は商品券？それとも金かこんにゃくか？
7:10～やじうまニュースネットワーク：コメンテーター宮家邦彦(外交評論家)
籠池理事長側と鴻池元防災担当大臣とのやりとりは16回あった
大阪市の学校法人の森友学園が、大阪府豊中市の国有地を評価額より大幅に安く取得した問題で、森友学園の籠池奏典理事長と鴻池祥肇元防災担当大臣とのやり取りが16回に上っていたことがわかりました。また森友学園側は籠池理事長が鴻池氏と面会した際に、商品券を渡そうとして、政治家との接触を初めて認めました。
高嶋） 一小学校の建設に、国を上げてと言ったら怒られますけど、いろんな組織が言いなりに動きまして。無茶苦茶安い値段で、4月に開校だなんて。専門家は普通私立の小学校を作ろうと思ったら、何年もかかると言っておりますけど。まあきな臭い。昨日もいろいろ動きがありました。まずはニッポン放送報道部の森田耕次解説委員です。
森田） 新たに鴻池元防災担当大臣の事務所が作った陳情整理報告書の内容が判明しまして、それによりますと3年前の4月、紙包みを差し出されたという面会に先立つ2013年の8月に鴻池議員の元秘書の黒川兵庫県議会議員が、森友学園が運営する塚本幼稚園が小学校の設立を希望していることを、鴻池事務所に相談したのが発端だったということがわかりました。黒川元秘書は共通の知り合いを通じて籠池理事長と知り合ったということです。この籠池理事長側と鴻池議員側との交渉経過を見ますと、やり取りは2013年の8月から去年の3月まで、16回に上っています。鴻池議員は一昨日記者団に次のように述べています。
鴻池） 3年前の4月、紙に入ったものを「これでお願いします！」と。一瞬で金だとわかりましたよ。だからそれを取って、「無礼者！」と言ったんだ。政治家の顔を銭で叩くとは、教育者とは違うと「帰れ！」と私が言い返して戻りました。
森田） 鴻池議員は金かこんにゃくかは知らんが投げ返したと言っていますが、森友学園の代理人の弁護士は、中身は入院のお見舞いを兼ねた商品券だったと説明しています。籠池理事長側と鴻池議員側の面談記録には生々しいやり取りも残っていて、籠池理事長は「まず国有地を8年間の借地とし、その後購入できないか」と鴻池サイドに要望を伝え、「政治力で結論を早く得られるようにしてほしい」、「評価額を低くして」など依頼を重ねていたということです。鴻池事務所は、籠池理事長側と国を9回仲介したということもわかっております。この国有地の取得問題を巡っては会計検査院も調査に乗り出しまして、早ければ数か月で調査結果がまとまるということです。
資料が残っていないなんて「そんなはずないだろう！」
高嶋） 普通だったら、鴻池さんがこの間の会見であれだけの怒りをぶつけているのであれば、その前の接触度合いなんかもそんなに濃厚なものだったらおかしいじゃないですか。いろいろツーツーカーカーで話していたのにね。なんか急に「俺は正義の味方」みたいなこんにゃく問答を出してくるっていうね。財務省のほうも出てくる人出てくる人奥歯にものが挟まっちゃったみたいに。
宮家） 挟まっていましたね。
高嶋） どこでいつ誰と会ってどんな話をしたか資料が残っていないなんて。「あんたそんなはずないだろう！」と。昔からそんなに勉強ができてなんでもメモを取る癖がついている人が。東大行くような人が、私たちずぼらとは違いますから。シャープに覚えているだろうと。
宮家) 書類がなくなったなら、また作ればいいのに。
高嶋) ほんとですよ。それが通っちゃっているということは、安倍総理を疑っているわけではないけれど、安倍総理の意に沿う、最初は良い学校と言っていたわけですから。あの素晴らしい学校というようなあれが、風が吹いてですね、ちょっと反対し辛いねとあったのではないかなあと。どうですか？
宮家) どうですかねえ。とにかく商品券は箱に入ってきますからね。これ、こんにゃくのはずもないですし。
高嶋) 一番触り慣れているでしょう、政治家は(笑)
ここへ来て難しくなった小学校の開校
高嶋) 公の機関が4月にね、開校を間に合わせるためにやっているわけでしょう？
森田) ただ大阪府の教育長はどうも3月中の最終判断の先送りというのも選択肢だと言っておりますね。ですから認可はちょっと厳しいですね。
高嶋) 今になってでしょう？
森田) そうですね、今になってですね。
宮家) でなければ認可されていたかもしれない。
盛り土のゴミ分別作業が行われる森友学園の小学校建設予定地=20170228午後大阪府豊中市 写真提供：産経新聞社
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