今後、会見での石原発言は信用されない。高嶋ひでたけのあさラジ
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3/8(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！②
百条委員会で浜渦武生元副知事が話すことは何か？
7:02～ひでたけのニュースガツンと言わせて！：コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
豊洲の事実関係には触れず、小池都知事を責めるばかり
高嶋) 石原慎太郎さんが豊洲の問題について、小池東京都知事も不作為の責任があるということをこの間の記者会見で3回くらい触れて、法的手続きも検討すると言っています。豊洲の維持管理費は年間で76億5800万円かかる。垂れ流しているじゃないか、みんな迷惑していると。
鈴木) 移さないのではないかと、そういうお金が出ていっているじゃないかとね。
高嶋) 二人の学者の名前を挙げて、安全なのになぜ移さないのかと。それは知事が不作為でよくないと。住民訴訟をすべきだと言っても、誰も手を上げないものだから自分でやるぞと言っています。
鈴木) 基本的にはこの前の会見は多くの人、それから石原さんを支持する人たちも“失敗”だったと言っていますね。
高嶋) どの辺が？
鈴木) 都民が聞きたいのは、豊洲の事実関係を知りたいわけです。何が起きて、瑕疵担保責任がどうなったのかと。石原さんはそこについては従来の小池さんに回答した文章の中身や週刊誌で言った答えを繰り返しただけで「基本的に小池さんが悪い、間違っている」と。自分には当時、裁可した責任はあるとおっしゃいましたけど「いやいや私一人じゃない」と。
豊洲移転問題で石原慎太郎・元東京都知事が記者会見=20170303 写真提供：産経新聞社
今後、会見での石原発言は信用されない
高嶋) みんなが感じているところですが。訂正しましたよね？ 前川耀男現練馬区長のことを。
鈴木) 昨日、マスコミや各社に前川さんの名前を出した。前川さんが事情を知っていて契約の当事者だと。実は違っていて、瑕疵担保責任について会見ではいろいろ言ったけど、それは一部こういうことで言葉足らずだったと。その訂正を出したことで、昨日びっくりしましたよ。今後何が起こるかというと、石原さんが会見しても、また言いたいことを言って、違うと後で訂正すれば済むのかと。つまり記者会見での言葉の信頼度を失ったような話です。
高嶋) 要するに大組織のリーダーとして、あの発言は“自分は無能だった”と言っていると同じですよ。
百条委員会で浜渦武生元副知事と前川耀男現練馬区長から聞きたい本当のこと
高嶋) 伺いたいのは、前川さんが都庁をやめて東京ガスに天下って、これもなんかなあと思いますけど。正式契約したのは6年後だと。その辺を訂正したわけですが、浜渦武生元副知事は百条委員会まで「もう何もしゃべらない」と言っていまして。この辺の本音のところがよくわからなくて、いろいろ週刊誌でも指摘していますけど。
鈴木) これは背後には複雑な人間関係というか。石原さんの知事に近い浜渦さんと。浜渦さんは当時どんどん改革をやっていたでしょう？ そういった意味では都の職員、前川さんがそっち側にいたわけで、この辺はやっぱりおもしろくないっていうか、ぶつかり合っていた部分があると思います。
高嶋) 二人がぶつかり合っていたと。
鈴木) そういう中でこの問題は起きているから、変な話だけど「それそっちがやったんじゃないか」とか「いやいや私たちは知事に従っただけですよ」みたいな軋轢が水面下であるのは間違いないんですよ。ただその辺の事実関係を客観的な立場で聞かなければわかんないわけで、今ところ全部会見、会見ですよ。会見って自分の言いたいことだけを言える。前川さんも確かに会見をされた。もっと客観的に突っ込んで聞かないといけないところもあるわけだから百条委員会で前川さんも出てきてきっちりと話を聞くべきです。
高嶋) 前川さんは百条委員会に来るようになりましたか？
鈴木) いえいえ、まだどうしようかっていう話で。だから前川さんも百条委員会に。そこでとんでもない自分は関係ないときっちり事実を話せばいい。浜渦さんもそこの場で、今溜めているものがあるとすれば、取材した感じでは2割くらい溜めているのではと(笑) 全部しゃべると。それで事実がはっきりすると思いますがねえ。
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