25日(金)深夜放送のラジオ番組『三四郎のオールナイトニッポン0（ZERO）』のゲストに、お笑いコンビ・フルーツポンチの村上健志が出演。お笑いへの愛情が熱すぎることで有名な村上と共に、「お笑い界の未来について考えてみたスペシャル！」と題した企画が行われ、業界を語るとともに、同期芸人のオリエンタルラジオのデビュー前の様子も話題にあがった。

前回の放送でも「村上はお笑いが好きすぎて、面倒くさい」「そんなやつを呼ぶな！(笑)」と、パーソナリティの三四郎から散々な言われようだったが、この日、登場からおよそ2分後には、こじらせっぷりを発揮した村上。

企画の『お笑い界の未来について考えてみたスペシャル！』のタイトルから気になったようで、「お笑い界について考えるのか、お笑いについて考えるのかでは別。飲み会のときによく言うけれど、お笑い界について考えようとするときに、テレビ界、ラジオ界、メディア界を考えるのは別だから。メディア界を考えるとき、常にインターネット業界を敵において――」と、きょうのトークの枠組みを明確にしたいと訴える。
小宮の話によると、お酒が入っていなくても、夜の1時になるといつもこういう状態になるそうで、村上も「その時間になると語っちゃう、そういう妖怪です」と言って、自身も面倒くさがられていることを自覚している様子。

話の流れとして、相田が「同期芸人では誰と仲が良いの？」と質問しただけでも、「それもねーとっかかりとして分かるし、全然いいんだけど、どうして同期で仲のいい人を発表しなくちゃいけないのかって、スゲー思っちゃう――」と、村上が話の端々を拾いあげる。こうして蛇行を繰り返したが、フルーツポンチと三四郎の同期で、いち早くブームを巻き起こしたお笑いコンビ・オリエンタルラジオのデビュー前のことが語られた。

相田：自分たちの同期って良いメンツが揃っているじゃん？オリエンタルラジオ、トレンディエンジェル、はんにゃ、ニッチェ、柳原可奈子と、うしろシティ阿諏訪、アルコ＆ピース酒井、お笑い界でもゴールデンエイジの代。この中で一番早く売れていったのはオリラジ？

村上：ダントツでね

小宮：それ、どういう気持ちだった？「アメトーーク！」でも言ったんだけど、三四郎は養成所の対決でオリエンタルラジオと戦っていて。すごい勢いでウケてたし、お笑いの講師に教わったことのないような手法で笑いを取っていたから、それで病んで、一回やめちゃったの

相田：そうそう

小宮：それくらいの衝撃はあった？どれくらいのタイミングで『この人達、ちょっと違うな』って思った？

村上：養成所は4クラスくらいあって、他のクラスのことは全然知らなくて。ネタ見せの授業で、厳しい先生が頬づえをついて、うっとりしながら「おもしろい」って言ったのがオリラジだった

三四郎：ええーー！

村上：“とんでもないのが現れた”っていう噂だけが入ってきて

小宮：講師って絶対に怒るじゃんね。何をやっても笑わないし

村上：直し無し！「もう一回見たい」って

相田：講師が？！(笑)

村上：まだ、あの“武勇伝”が完成する前だけれど、あの感じのスタイルで

相田：俺たちが対決するちょっと前のスタイルかな

村上：それから何か月かすると養成所の特進クラスが出来て、そこでオリラジの武勇伝を見た時に『見たことのないお笑い！！』とは思った

デビュー直後に“武勇伝”ネタで大ブレイクしたオリエンタルラジオに、それぞれが影響を受けたようで、村上は「面白いと思っていたけれど、『自分も負けていないよ』とも思っていた」と当時を振り返った。

この後やっと、本題である“お笑い”をテーマに語り合っていくと、声のボリュームがみるみると大きくなる村上と小宮。主張する意見が分かれ、口論にも聞こえる場面もあったが「喧嘩ではない、これはディベートです！」とあくまでも討論だといい、「この想いが届いて、またそこから宿ってくれたら良いです」と、お笑い界の明るい未来を願っていた。

この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができる。

＜期間限定！radikoタイムフリーで聴く＞
番組名：ニッポン放送「三四郎のオールナイトニッポン0（ZERO）」
放送日：8月25日（金）27時～29時
パーソナリティ：三四郎（小宮浩信、相田周二）
タイムフリー：http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170826030000
番組HP：https://www.allnightnippon.com/sanshiro/