作家・山口恵以子が伝授する「ラブレターの書き方」

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作家・山口恵以子が伝授する「ラブレターの書き方」

作家の山口恵以子が、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(10月2日放送)に出演し、「山口恵以子 秋の恋文教室」と題して、恋文の書き方について語った。

かつて平安時代の日本人は、和歌に託して自分の想いを伝えていた。「万葉集」には激しい恋の歌が数多く載っており、「百人一首」も半分以上が恋の歌であるという。LINEやTwitterなどSNSが全盛の現代であるが、山口は恋人へ想いを伝える手段として、あえて手紙を書くことを提言した。

山口によると、恋文を書く際は短期戦と長期戦の2種類のパターンがあるという。まず紹介したのが、短期戦のいわゆる一般的なラブレター。山口は短期戦について、「『あなたが好きです。お付き合いして下さい。』だけでも充分ですが、『あなたのどこが好きかとか』『どういうキッカケで好きになったか』など、相手に伝わるエピソードを一つ添えると効果的です。」とコメント。エピソードの例として、「電車にお年寄りや赤ちゃんを連れたお母さんが乗ってくると、真っ先に立ち上がって席を譲るあなたに惹かれました」など具体的なエピソードがあると伝わりやすいという。また、感情をくどくど書かないことも大切で、いかに誠実に愛を告白しても、くどくど言われると、かえって逆効果であるとのことであった。

続いて紹介したのが、長期戦の書き方。これは山口の母が、女学校時代に実践していたそうで、好きになった幼なじみに半年から一年程手紙を送り、相手の気持ちを自分に向けさせたという。その手紙の内容で大切なのが、ユーモアを忘れずに書くこと。山口は長期戦について、「まずは相手を楽しませる内容を心掛けて下さい。自分が体験した珍しい出来事や愉快な出来事を書いてみましょう。それに最近読んだ本や鑑賞した映画の感想などを添えるのも良いかもしれません。要は、恋文と悟られないように、さらりと書くことです。」とコメント。長期戦で重要なポイントは、重いと感じさせないことで、相手を尊敬し、心惹かれていることをほどよい距離感で伝えるべきであるという。

垣花正あなたとハッピー!
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