5月10日（金）深夜、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品とせいやがパーソナリティを務めるラジオ番組「霜降り明星のオールナイトニッポン0（ZERO）」（ニッポン放送・毎週金曜27時～）が放送。先日、以前レギュラー出演していた番組「AI-TV」の飲み会に参加したせいやが、そこで起きた“ミラクル”について語った。

「AI-TV」（フジテレビ系・2018年3月放送終了）は、霜降り明星、ゆりやんレトリィバァ、ハナコ、四千頭身ら売り出し中の若手芸人たちが“AI”とタッグを組み、様々な企画に挑んだバラエティ番組。その番組ディレクターから連絡があり、せいやは久しぶりにスタッフたちと再会したという。

せいや：この前、久しぶりに腹がちぎれるぐらい笑ってんけど。AI－TVってやってたじゃないですか？フジテレビの。

粗品：懐かしいな～。

せいや：そのディレクターさんがいるんですけど、Sさんっていうね。僕らが結構世話になってる。そのSさんから久しぶりに連絡があって。粗品は行けなかったんですよね。

粗品：そうそうそう。

せいや：SさんがAI－TVのスタッフさんを集めてくれて。僕がめっちゃ世話になったIさんっていう、元々“電波少年”とかやってた伝説的な名物ディレクターがいるんですよ。50ぐらいのオジさんで。怖いんですよね。体育教師みたいな体格してて。

粗品：はははは（笑）

せいや：その人と僕、日本中ヒッチハイクして。一時期ずーっとロケで一緒やったんですよ。

粗品：ずっと行ってたな。

せいや：本当しんどい時も一緒やったし、怒られたりもしたから、思い入れがあって。AI－TV終わってから1年ぐらい会ってなくて、久し振りに会えたんよ。

粗品：ああ～そうか…はいはいはい。

せいや：恩師は言い過ぎやけど、久し振りに塾の先生に会った時ぐらいの嬉しさ。『うわ、Iさん～！』みたいな。俺はその会に、IさんとSさんしか居ないと思っててんけど、ゆりやんも来てたのよ。ゲリラ的にゆりやんがおって。

粗品：出た…ゲリラゆりやん。

せいや：で、もう1人ディレクターさんがおって…みたいな。『もうええねん、ゆりやん！』って言いながら、ワーッと飲んでたんですよ。Iさんが結構厳しいというか…よくあるんですよ、ヒッチハイクで田舎に行ったんですけど、ロケ中に何にも無いからボケたりするじゃないですか。

粗品：撮れ高が無いからね。

せいや：俺、誰も居ないのに手を挙げるみたいなボケをしたんですよ、横断歩道で。

粗品：はいはいはい。

せいや：普通のディレクターとかやったら、ニヤニヤしたりとか。『それ、もう一回いきましょうか』とか。

粗品：ノリが良いとね。

せいや：Iさん、カメラに思いっきり音声が入ってるのに、『ああ～もう要らない！使うかそれ！つまんねーわ』って言うんですよ。

粗品：ああ～厳しい。言うんですよね、Iさんな。

せいや：めっちゃ言ってくるんですよ。それでも進行しないといけない。その“Iさん節（ぶし）”が炸裂して。ゆりやんって、なんでもダジャレ言うでしょ！？

粗品：よく言うね。

せいや：『エビのやつ美味いな～』って言ったら、『エビ、恵比寿』とか。

粗品：言いそう、言う言う。

せいや：芸人は突っ込むんですよ、『何を言うてるねん！』とか。Iさんは芸人では無いから、『エビ、恵比寿』って言ってシーンとなった後に俺が本当は突っ込む所やねんけど、そこはIさんがきて、『ゆりやんってこんなにすべってるの？』って。

粗品：ははははは（笑）

せいや：それが面白いねんで。それが面白い感じになってて、その会は。マジじゃないよ、ノリで。ゆりやんも『え～！？やめて下さいよ～Iさん』みたいな。ずっとそういうノリが続いてて。で、Iさんがガチな顔で、『ゆりやん、この中だったら誰が好き？』って聞いて。俺も居るから、俺を選ぶんじゃないかって思ってたら、ゆりやんが…あいつ、めっちゃ間が長い時があるでしょ？

粗品：はははは（笑）。あるある、ラジオでは再現できないぐらいね。

せいや：なかなか選ばなかった。『えっと、えっと…』って何もないのに長いみたいな。Iさんがちょっと本気で『長いよ！すぐ言えよ、もう！』って。ゆりやんが、『ごめんなさい、すぐ言います』みたいな。『え～じゃあ…Iさんで！』って。

粗品：ほうほうほう。

せいや：俺は、『うわ、やばいよ。Iさん、怒るんじゃないか、これ以上言ったら』と思って。Iさんが、『ちなみに聞くわ。なんで俺にしたの？』って。

粗品：まだオチてないからな。

せいや：Iさんなりのラストチャンス。『せいやじゃなくて俺を選んだ理由は？それ、すぐ答えて』。ゆりやんがめっちゃ焦った顔をして、『ち〇こ デカそう』ってピースしながら言った瞬間に、ブーンって店のブレーカーが落ちた（笑）

粗品：ははははは（笑）。すごいな！え～！？

せいや：奇跡的に（笑）。俺は『こいつ、すべる！』って思ってたから、突っ込みを用意してたのよ。ゆりやんがピースをIさんにした、Iさんは鬼の形相、店の電気・ブレーカーが落ちた時に、コントの暗転みたいな。あんな奇跡があるねんなって。俺、腹ちぎれたマジで。めっちゃ面白かった！

粗品：ゆりやん、持ってるな～それ。Iさんもそれはさすがに笑ってた？

せいや：全員中学生みたいに笑ってた。

ゆりやんがIさんに怒られると思った瞬間、コントの暗転のように店のブレーカーが落ちた為、全員が大爆笑したというせいや。その現場を「見て欲しかったお前にも」と同席出来なかった粗品に対して残念がった。