BTSのSUGAが、6月9日（金）に放送された『BTS SUGAのオールナイトニッポンGOLD』（ニッポン放送・22時～24時）のパーソナリティを担当。

2023年4月、SUGAはソロ名義「Agust D」としてアルバム「D-DAY」をリリース。現在、そのアルバムを引っ提げた初のワールドツアーを展開中で、日本公演は、6月2日～4日にかけて神奈川・ぴあアリーナMMにて「SUGA｜Agust D TOUR in JAPAN」が開催された。

番組では、アルバムやワールドツアーについての話はもちろん、日本のカルチャーや、大好きだという漫画『SLAM DUNK』の話で盛り上がった。

日本のラジオでSUGAとしてパーソナリティを担当するのは、これが初めて。「ARMY（BTSファンの名称）の皆さんに僕の声を直接届けられること、嬉しく思います」と喜びを語り、「BTS SUGAのオールナイトニッポンGOLD！」というタイトルコールで番組はスタート。

アシスタントを務めるのは、K-POPファンにもお馴染みのラジオDJ・古家正亨。単独でラジオパーソナリティを務めることの心境を聞くと、「ラジオは好きです。久しぶりにスタジオに来れてこうして話すことが楽しいです」とうれしそうな様子。

日本のカルチャーに興味があるようで、「日本の食べ物が大好き。今回の来日中はお寿司をたくさん食べたいと思っています。もう3か所も予約していて、毎日お寿司を食べることになりそうです（笑）」と笑顔を見せた。

また、今アジアを中心に映画が大ヒットしている『SLAM DUNK』の話題も。子どもの頃に原作コミックが好きで、100回以上も読んだことを明かしたSUGA。特に三井寿が放った「（自分は）あきらめの悪い男…」というセリフが好きなことも語った。

ワールドツアーの話題では、SUGAは「日本での公演は久しぶりなので、今（※コロナ禍を経て）どのような状況なのかわかりません。僕の公演は耳を傾けるというより、飛んだり跳ねたり、一緒に歌ったり踊ったりするライブなので、そのように楽しんでもらっていたら嬉しいです」と語った。

「ライブのために制作した」というアルバム「D-DAY」では、SUGAは様々なアーティストとコラボレーション。同じくBTSメンバーであるJ-HOPEとのコラボレーションについて「本当にいい出来だったので、一発録りで『すごく、いいんじゃない〜！』というケースもあって。J-HOPEが「ビートが難しいかも」って言ってたんですが、とても素晴らしかったです」と自信を覗かせた。

さらに、坂本龍一ともコラボレーションしており「若い頃から坂本龍一さんの音楽が大好きで、インスピレーションを受けていました。アルバムを作っている時、完成させることができるかすごく不安だったのですが、その時に坂本先生に初めてお会いして、音楽に対するアプローチの仕方などを聞きながら、とても癒される曲作りになりました。以前から知り合いだったような親しみがあり、とても素敵な方で素晴らしい先輩だと思いました」と坂本とだから良い楽曲が作れたと振り返った。

自信のある楽曲が集まったからこそ、今回のワールドツアーは「準備をたくさんしたので、ステージに立っても緊張しませんでした」と自身も楽しめる公演になっていると明かしたSUGA。

ワールドツアーを行うなかで、SUGAはボーカルに目覚めたそうで「いつもは（BTSでは）ラッパーなのですが、今回はどうしても自分で歌わなければいけない。公演を重ねるごとに、“歌が上手くなったね”と言われるようになりました（笑）。今まで見たことない演出も盛りだくさんなので、たくさんの方に公演を見てほしいです」とアピールした。