フリーアナウンサーの田﨑さくらがパーソナリティを務める『SBI FX トレード presents 田﨑さくらのStep Up！My LIFE』（毎週水曜午後9時～9時30分）。1月1日（水）の放送には、番組パートナーの経済アナリスト･森永康平が出演。「2025年の為替相場の展望」について語った。

田﨑さくら、森永康平

森永康平は2025年の為替相場の展望について「予測が難しい」とひと言。その理由の1つとしてトランプ次期大統領の就任を挙げ、「一般的にトランプ氏はドル安志向だと言われているが、その一方で、大統領選の公約では、移民の制限や関税の引き上げなど、結果的にドル高になってしまう政策を掲げている。この辺りの矛盾が為替の予測をを難しくしている」と指摘。その上で「トランプ氏が就任以降、どの政策をどのくらいの本気度でやるかによって為替は大きく動く。2025年は難しい1年になるだろう」と話した。また、森永は「石破政権の不安定さ」や「トランプ政権発足によるアジア圏の地政学リスク」についても指摘。「投資家は日本や世界の動きを常に頭に入れておく必要がある」と、リスナーにアドバイスを送った。

不安定な材料も多い2025年だが、田﨑から「期待することや明るい材料はありますか」と聞かれた森永は、「DXやAIへの設備投資が本格化していく1年になるのではないか」と予測。その理由について「ここ数年、様々な業界で人手不足が叫ばれているが、人手不足を解消する手段として、経営者が徐々にDXやAI、ロボットなどの設備投資を進めるようになるのではないか。僕自身は中小企業こそやるべきだと考えていて、これらのジャンルに投資をしていくのも1つの手だと思う
」と話した。

森永から2025年の展望を聞いた田﨑は「今年はトランプ次期大統領の動きが為替相場に大きく影響しそうなので、ニュースや経済指標により一層注目して投資を進めていきたいと思います。今年も頑張ります」と、決意を新たにしていた。

次回、2025年1月8日（水）放送には、トレーダー･ファイナンシャルプランナーの若林史江、小説家の羽田圭介が出演予定。