瀬戸内寂聴 戦争する日本を残しては死ねません
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1091回 戦争を知っている私は、日本人に再び悲愴な感情を味わわせたくないと強く思っています。今の若い政治家は戦争を知りません。戦争する日本を残しては死ぬに死ねません。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1091回 戦争を知っている私は、日本人に再び悲愴な感情を味わわせたくないと強く思っています。今の若い政治家は戦争を知りません。戦争する日本を残しては死ぬに死ねません。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1090回 人生には「まさか」という坂があります。その坂が目の前に現れたらもう逃げようがありません。真っ向から乗り越えるしかその先はないのです。人生はいつも平坦ではないと心得まし…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1089回 人間と人間のつながりは不思議なもので、たとえ他人であっても、ご縁があれば、本当に気の合う人に巡りあうことができます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1088回 常にスッキリした心でいるためには、今置かれている場を懸命に生きること。愚痴ばかりこぼすと、健康も幸せも遠のきます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1087回 嫉妬は愛情のバロメーターだと思います。しかし、嫉妬も度が過ぎると相手は嫌気がさして距離ができます。嫉妬をコントロールする叡智を自分の中に養いましょう。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1086回 無常というと死を連想します。しかし私は「常ならず」と解釈します。人の世の一寸先は何が起こるかわかりません。あなたは悔いのない毎日を送れていますか。 瀬戸内寂聴 撮影:…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1085回 理不尽なものに対して怒りをもてるということは、人間として生きているという証拠です。それに鈍感になったら堕落です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1084回 私は、自分が何かを始める時や迷った時、いつも自分に正直であるよう、他人に迷惑をかけないよう、自分の行為や言葉に責任を持って生きてきました。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1083回 他者の心や立場を思いやって、自分の我を通そうとせず、互いに譲り合う所に和が生まれます。他者の利益になるよう努めることが結局、自分の利益にも報いてくるのです。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1082回 時代は移り変わっているのです。自分がこうだから子供や孫もこうであらねばと思っていては置き去りにされますよ。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1081回 出家する前の私は、人生に疲れて孤独で死んでしまいたいと思う時もありました。虚しくて気が狂うのではないかと怖れる気持ちも味わいました。しかし、出家してから孤独感は消えま…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1080回 最近、私自身に何の苦もないのは五十一歳までに尽くした悪行を、出家して懺悔したささやかな奉仕のおかげで許し戴いたからかもと思うようになりました。護(まも)られているとい…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1079回 女は、男に新しい女ができると、裏切った男を責めずに女が誘惑したと思うもの。必ず、女が恨むのは女であって、決して男ではないから不思議です。一番悪いのは裏切った男なのに、…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1078回 本当に孤独でつらい時こそ自分と対決し、しっかり自分を見つめましょう。「こんなに惨めになって、だめじゃないの」と自分に同情し、励ましてやるのです。お風呂で思う存分泣いて…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1077回 私達は、自分で生まれたくて生まれてきたわけではありません。何か大いなるものの意思によって、誰かを幸せにする為に生まれてきたのではないでしょうか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1076回 あらゆる宗教の究極は、赦(ゆる)すことを学ぶことではないでしょうか。赦すとは、超越的なものが赦して存続させている現世のすべての生々流転を、悲しみの目で見守れるようにな…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1075回 恋愛の情熱は、燃え上がると後は落ちる一方です。同じ温度のまま持続することができないならば、情熱を浄化し、お互いに許しあえる人間愛に変えていくようにしましょう。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1074回 忘れるということは良いことでもあり、悪いことでもあります。それを知った上で、上手に使い分けて生きていくしかありません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1073回 笑うことは何よりの健康法です。怒ったり、人を恨んでいると嫌な顔になります。鏡を見て、自分が嫌な顔をしていたら、鏡にニッコリほほえみかけましょう。心がほどけますよ。 瀬…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1072回 中世では男女の愛執を無常と観ました。愛は目に捕らえられないものですから、心は変わるもの、無常のものと覚悟していたのでしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1071回 私達の中には自分が知らないくらい、先祖から戴(いただ)いた才能がいくつも備わっています。だから、ひとつの才能が開いただけで終りと思わないことです。 瀬戸内寂聴 撮影:…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1070回 自分が暗い顔をしていたら、良い運はきません。人を恨んだり、溜息をついても、やっぱり良い運はきません。つらい時こそ笑顔でいるようにしましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1069回 亡き人の魂は、愛する人が幸せになることを望んでいます。後ろめたく思う必要はありません。幸せになってください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1068回 夫婦は本(もと)は他人同士ですから、一緒に住んで何もかもが初めからしっくりいくはずがありません。譲り合い、許し合う努力が不可欠です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1067回 自分の恋の別れを基にした小説を読むと、相手が私を裏切った瞬間がはっきり記されています。男の発言を辿ると、この時点でもう私を裏切っていたとわかるのに、当時はそんなことは…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1066回 出会いが人生を形作っています。いい友達が一人いれば、大抵の困難も乗り越えていけます。いい友達を作るコツは相手に過剰に期待しないことです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1065回 手相を見てもらっても話し半分で聞き流してください。易者や霊能者のいい加減な言葉に惑わされず、自分自身でよく考え、出した答えこそ本当に正しい答えなのですよ。 瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1064回 姦通も真実の愛情で結ばれたならば、必ずしも悪いこととは思えません。人間としてもっとも悪いことは自分に不正直なこと。不正直な心で神様や仏様の前に出た時の方が恥ずかしいと…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1063回 生きていれば裏切られることだってあります。でも、いつまでもぐだぐだ思っていてもしようがありません。済んだことは仕方がないと思って気持ちを切り替えましょう。 瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1062回 目に見えない聖なるものを敬い怖れるということは、常に自分の心の在り方や行いのすべてが聖なるものに見つめられていると思う慎ましい心を持つことです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…