孤独のパク大統領!なぜ素人に頼ったのか?
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韓国のパク・クネ大統領が親友とされる民間人女性、チェ・スンシル氏に、機密文書を流出させた問題について、産經新聞編集局社会部加藤達也編集委員に、今後どうなっていくのかを伺いました。
加藤さんは、ソウル支局長だった2014年に産経新聞のWEBサイトに書いたコラムがパク大統領の名誉を毀損したとして在宅起訴され、その後、当然の無罪を勝ち取ったという経緯がある方。
今回、名前の上がった民間人女性チェ・スンシル氏は以前、加藤さんがコラムに書いたセウォル号沈没事故の当日にパク大統領が密会したとされる男性チョン・ユンフェ氏の元妻。
「加藤さんは韓国に行ったら、捕まってしまうの?」という辛坊さんの質問に「捕まることは大丈夫だ(無い)と思うが、出て来れるかですよね…。」と加藤さん。
「そもそも、なぜ今、この問題が出てきた?」という質問には「かつてから、チェ・スンシル氏とパク大統領が親しいと言う噂はあった。大統領府が設立に関わった2つの財団の、財産管理を巡って、なぜか政府に関わりのないチェ・スンシル氏が設立に関わり、数10億円という基金を私的に流用しているのでは?という疑惑から、問題視された。」。
また、辛坊さんの「今後、パク大統領の運命はどうなっていく?」という質問に対しては「直ちに、解職する仕組みにはなっていない。政治的には、これをキッカケに指導力が著しく落ちていく。そしていずれは、内政や、日本との外交関係に指導力を発揮できなくなるだろう。」と答えました。
加藤さんは以前の事件で、検察側から取り調べを受けた際に、パク大統領の親密な存在と言われている、チェ・スンシル氏の父親、チェ・テミン氏、更に元夫のチョン・ユンフェ氏について「どこまで知っているのか?」という事をしつこく探りを入れてきたエピソードも!
チェ・スンシル氏の父親、チェ・テミン氏とパク大統領との出会いについて聞くと「1975年の2月頃、チェ・テミン氏はパク大統領に手紙を書いた。その内容が『お母様を亡くされて心細いでしょう。もし寂しければ、お母様の”今の声”をあなたに聞かせる事ができますよ。』という内容だった。
いかがわしい内容であったが、そこに、コロッと行ってしまう所がパク大統領の孤独な所なんですよ。」
そして続けて「韓国でパク大統領は、人事や経済政策、外交、対日政策について『レジェンドと言われるものがなく、辞めていくのではないか?』と言われている。『素人感満点だ』という評価をされている。これは、チェ・スンシル氏の相談によるところであれば、合点がいく、腑に落ちる事だなと、納得している韓国の人が多い。」とも。
最後に「加藤さんは、パク大統領の次の大統領は見えているんですか?」という辛坊さんの質問に対しては「これまでは、国連の事務総長だったパン・ギムン氏が最有力だったが、パク大統領の後継者として同一視されたため、今回のスキャンダルでパン・ギムン氏の支持率まで下がってしまった。」とのことでした。
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