私がハタチだったら交際したい年上のヒト!【雑学と音楽 ザツオン Vol.10】

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2017年123万人の新成人の皆さん!おめでとうございました!
全国各地の成人式イロイロ模様を楽しませていただきました。
「成人の日」が1月15日ではないことに未だ馴染めない昭和生まれの私です。

さて!今回の『雑学と音楽=ザツオン』は!
空前の「年の差ブーム」ということで「新成人のための年上女性」特集!
ほぼほぼ、男性目線でお送りしてしまうことを事前ご了承お願いします。
♪ダメよダメダメと泣いてすがった…たり
♪いけない人ねと言って頭をなで…たり
♪僕の小指を口にくわえて涙ぐんで…たり
♪何気なさそうに別れましょうと…言ったり
そんな儚い運命の昭和歌謡な年上のヒトだったわけです。
が!今では泣いてすがるのは年下の男の方ではないでしょうか?!
そんな平成生まれ男子にオススメしたい理想の年上のヒトです!

まずは!私がハタチだったら交際したい年上のヒト!
トップバッターはコチラ、スーザン・テデスキさんです。
スーザン・テデスキ『Back To The River』(2008年)

スーザン・テデスキ,Back-To-The-River

熱~いアメリカンルーツ音楽を愛する理想な女性!
1970年11月マサチューセッツ生まれの現在46歳スーザン姉さま!
ハタチの私にとって26歳の年上…いいですねぇ。
1998年デビュー、ソウルフルボイスなギター女子ソロ活動を展開して、2001年に9歳年下の超絶ギター青年なデレク・トラックスと結婚!
2010年、バンドを合併再編してテデスキ・トラックス・バンドを結成!
そのバンドのファーストアルバム『Revelator/予言者』(2011年)は、グラミー賞の最優秀ブルース・アルバム賞を獲得した必聴の歴史的名盤!
そのジャケット写真はバンド群像なので彼女の姿が小さいので省略。
で!コチラのスーザン姉の5作目アルバム『Back To The River』です。
街から街へ向かうツアーバス(トレイン?)の中でチューニング。
モノクロとカラーロゴの切なくて美しいデザインです。
ギターやら何やら教えて欲しい年上人妻です、ちゅい~ん!

私がハタチだったら交際したい年上のヒト、ふたりめ!
ダイアナ・クラール『Glad Rag Doll』(2012年)

ダイアナ・クラール,Glad-Rag-Doll

あ~、もう…こんなアラレもない姿でダイアナ姉さま。
ダイアナ・クラールは1964年11月カナダ生まれ現在52歳。
ハタチの私にとって32歳の年上…いいですねぇ。
美貌とハスキーな歌声のジャズ・ピアニストです。
エルヴィス・コステロと2003年に結婚した時は、全世界の男性ジャズファンのヤルセないタメ息が轟きました。
プロデューサーにT.ボーン・バーネットを迎えて、それまでのジャズ満開ムードを一新したコチラのアルバムでは、アーシーなサウンドを展開しつつのタメ息フレーバー大爆発です!
ピアノやら何やら教えて欲しい年上人妻です、ぽろり~ん!

ハタチだったら交際したい年上の女性3人目は銀幕からです。
年上のヒト映画と言えば!永遠のヒロインがいらっしゃいました!
70年代のイタリア映画『青い体験』でのラウラ・アントネッリでした。
今、その座に君臨していると思われるのがコチラですねぇ、は~あ…。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画『マレーナ』(2000年)

マレーナ

モニカ・ベルッチです!1964年9月イタリア生まれ、当時36歳!
ハタチの私にとって16歳の年上…いいですねぇ。
第2次世界大戦中のイタリア/シチリアが舞台でした。
12歳の少年レナートをはじめ、街中の男を虜にした若き人妻マレーナ。
出征した夫の戦死で人生の歯車が狂い始める不幸な女…あぁ。
巨匠エンニオ・モリコーネの音楽が愛の悲劇を美しく狂おしく彩ります。
現在52歳となり色香ムンムン溢れまくる役柄のみを展開するベルッチ姉!
『007スペクター』(2015年)ではボンドガール/ルチアを演じてました。
パスタ料理やら何やら教えて欲しい人妻です、チャ~オ!

私がハタチだったら交際したい年上のヒト、最終章です!
それは名前も判らない行きずりのアブナイ恋の関係です。
ポール・デスモンド『easy living』(1966年)

ポール・デスモンド,easy-living

「どうするの。ほら…いらっしゃい。」
お誘いジャケット、こちらはいかがでしょうか?!
虎模様のカーペットですよ!赤ワインとフルーツと胡桃ですよ!
こんな視線を年上女性から投げられたら…危険ですよねぇ。
アルバムタイトルみたいにイージー/リラックスなんて出来ません。
クレジットがないので判別出来ないのですが、
コチラはアン・バンクロフトさんではないでしょうか??
マイク・ニコルズ監督の名作『卒業』(1967年)で、ダスティン・ホフマン扮するベンジャミン青年を翻弄した人妻!
かの有名なミセス・ロビンソンさんを演じた女優です。
アン・バンクロフト姉は1931年生まれなので当時35歳。
映画『卒業』の前年に幻惑誘惑目線ジャケが完成されていたとは。
ポール・デスモンドのアルトサクソホンとジム・ホールのギター。
暖炉の火が赤々と燃えていくような官能世界が…あぁ。
アルバムに針を落とすと聴こえてくる「When Joanna Loved Me」!
どうぞ、年上女性との道ならぬ恋にトロケてください。

思えば!光源氏12歳でのファーストワイフは4歳年上の葵の上!
その前後にも、藤壺の宮、六条御息所、朝顔の姫君、夕顔…などなど。
肉体関係アリナシあれど年上&人妻好きなヤング時代の光源氏!
新成人男子の皆さま、歴史は繰り返すのです。レッツ・フォーリン・ラブ!
そんなわけで!
オトナ社会へ飛びだせ青春な素敵女性を探してみました。
『雑学と音楽 ザツオン』第10弾いかがでしたか?
音楽のもうひとつの楽しみ方、次回もお楽しみに♪

神部恒彦(a.k.a 北大路おさんどん)
1960年北海道生まれ。
1981年「オールナイトニッポン」のADとして放送業界で活動開始。
音楽やドキュメンタリーを中心としたテレビ・ラジオの構成/選曲を担当する。
1992年いったん全ての仕事を終了してシベリア鉄道で渡欧。
1年間に渡りフランス/スペインを拠点に欧州各国の景勝地や美術館を見て回る。
さらに渡米、自動車でアメリカ大陸を横断しながら様々な音楽聖地を巡って帰国。
幅広い音楽/雑学知識と好奇心でジャンルを問わない番組/イベント構成を手がける。
趣味:大相撲/F-1観戦、全国各地の居酒屋訪問と見知らぬ人々との会話。

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