3/6(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
出てくる人出てくる人みんな濃い!
6:29~ニュースやじうま総研ズバリ言わせて!:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)
共産党はどうやって鴻池事務所からのメモを入手したのか?
高嶋) 森友学園の問題から伺います。発端は共産党の小池さんが国会で追及した時です。そこでは鴻池参議院議員の名前を出しませんでしたが、あの資料はどんなルートで共産党が手に入れたのでしょう?
須田) そこが一番大きなポイントですよ。陳情整理報告書を元々鴻池事務所では事細かに記録を残しておくってことでしょう?
高嶋) あれは出したくないメモですよね。
須田) 一番出しちゃいけないメモですからね。共産党といえども、極秘に入手するというのは普通じゃ考えられない。
高嶋) あれが出たから鴻池先生、いきなりお尻に火がついちゃった。それで夜に会見したということでしょうか。
須田) 本当に尻に火がついたのか、意図的に自分の尻に火をつけたのか、という見方も出てきますが。今回の問題を整理していうと、マスコミや多くのメディアは国有地格安払い下げ問題にばかり焦点を当てていますが、そういう風に見ていたのでは物事の本質が見えてきません。
いち政治家や国会議員ではここまで進めることはできない
高嶋) 本質はなんですか?
須田) 国有地の払い下げ、賃貸の動きと大阪府による学校法人認可の動きが同時並行的に進んできたわけです。
高嶋) 鶏が先か、卵が先かと。それを解決してくれと。
須田) そうですね。元々国の財務局のほうは賃貸契約には小学校設置認可が必要というスタンスをずっと貫いてきた。逆に大阪府の方は、学校法人の設置認可については賃貸契約の締結が前提というスタンスでした。どっちも向こうが先、向こうが先とやってきたわけですよ。普通だったら学校法人認可が取れるような状況じゃない。お金が手元にないですから。あるいは高い賃料を払うことはできない。両方ともなかなか前に進んでいかない状況のなかで、両方とも前へ進めてどっちが先にいく、どっちが後になっても困る。それをうまく進めていかなければならないというのは、一政治家や国会議員、ましてや地方議員も無理ですよ。
高嶋) 県会議員なんかも出てきていますけど。そうするとご本尊はどこですか?
須田) それが問題ですね。役所の権限、行政手続きを全て熟知していて、それぞれの役所での人脈が構築されている、そういった人たちが動かない限り無理です。
高嶋) 第三の人物がいるってことですか?
須田) 人物なのかグループなのか団体なのかわかりませんけど。
アンタッチャブルな大阪特有の問題
高嶋) 気になるのは財務省が木で鼻を括ったような答弁をして、それでいて触れられていたくないってね。全部資料もないなにもない。
須田) untouchable(手を触れてはならない)でしょう?
高嶋) あれはおかしい。そして一方で、これ言っていいかわからないけど、安倍昭恵さんが名誉校長で泣いたりしたでしょう? 安倍さんってすごく褒められることが好きだから。ちょっとくすぐられちゃって、ということではないのですか。
須田) とは言っても、安倍さんが天の声や鶴の一声で全て物事が進んでいくかって言うと、それは難しいですよ。
高嶋) いわゆる出てくる人物の臭いのキツさね。出てくる人出てくる人みんな濃い!
須田) もう一つ言うと、大阪特有の問題というのが一つ横たわっているのではないかと思いますね。
高嶋) 一言でいうとどんなことですか?
須田) なかなかこれは言えない。
高嶋) なるほど。想像の域をまだ出ないということですけども、その辺が核心なのかもしれませんね。わかりにくいですが。
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