俳優・モデルとして活躍する敦士がパーソナリティを務めるWebラジオ『敦士のオールナイトニッポンｉ』がスタートし、敦士がモデルになったきっかけや、『めちゃめちゃイケてるッ！』のオーディションに合格したときの話など、敦士自身についての紹介を改めて語った。

先週までは、『敦士のオールナイトニッポンモバイル』として配信していた敦士。この度、新サービスの第一弾パーソナリティとして新たに『敦士のオールナイトニッポンｉ』をスタートすることとなった。再スタートにあたり、今回は、初めて番組を聴く人のために、敦士とは何者なのかを改めて紹介。

現在は俳優やラジオパーソナリティなど喋る仕事もしているが、元々はモデルとして東京にやってきたという敦士。モデルを始めるきっかけは、バンドマンをやっていた友達の影響だといい、かつて音楽の甲子園と言われていたHOTWAVEで優勝するなど、名のあるバンドでプレイしていた友達を見て、「俺もこんな風になりたいな～。」と思ったそうだ。

しかし、当時からファッションが好きでモデルをやりたい気持ちはあったものの、岐阜の田舎に住んでいた敦士は、どういうきっかけでモデルになっていくのか分からず、そのまま高校を卒業して大学へ。自分のやりたい道が見つからず迷っていた時期に、バンドを続けていたその友達から「敦士は何やりたいの？」と聞かれ、そこで敦士が「モデルやりたい」と伝えたところ、「じゃあやってみれば」と知り合いのモデルを紹介してくれたそう。それがきっかけで事務所に所属することになった敦士は、大学在学中の２年半、名古屋で活動していたという。

両親としては、就職して社会人になって家庭を持っていってほしいというと思いがあり、「学生のうちだけにしておけ」と言われていたが、敦士の夢はどんどん広がっていき、次第に東京へ出たいという気持ちが強くなっていく。親に内緒で東京のモデル事務所のオーディション受けに行った敦士は、オーディションの結果が合格でも不合格でも実家に電話をしてほしいとお願いし、その電話をきっかけに親ときちんと話をしたそうだ。その当時を振り返り、敦士は「両親はガッカリしただろうなぁ。あ、こいつ出ていくんだって。」としみじみと語った。

大学を卒業したのち、東京に出た敦士だったが、そんなに優しい世界ではなく、仕事もなくバイトしながら夢を追い掛けていたという。実際に、ファッションショーに出たり雑誌に載ったりしたときは、本当に嬉しかったそうで、憧れの面々が目の前にいるという喜びは、今でも鳥肌立つぐらい覚えていると話した。上京当時はもやもやした気持ちで息子を送り出したであろう両親も、敦士が出ている雑誌を買ってくれていたそうで、両親のありがたみもまた改めて感じることができたそうだ。

その後もいろいろな雑誌やCM、ファッションショーなどに出て、活躍の場を広げていった敦士。しかし30歳になって、自分で何がしたいのかを改めて考えたという。そして「モデルはやめたくないが、自分が経験したことのないことをやりたい。」と、俳優の仕事を始める。もう1つの選択肢として地元に戻ることも考えたが、後悔したくないという気持ちから、ダメでもいいから東京に残ることを決意したそうだ。

それから事務所を移籍し、初めて来たパーソナリティの仕事がニッポン放送の番組だった。そしてちょうどその時期に、『めちゃめちゃイケてるッ！』のオーディションに合格。そこから人生がガラッと変わったそうだ。

「合格したときに思ったことが、いろんな人の顔が頭の中をよぎったんですよね。だからやっぱり、1人じゃないなっていう心強さはありました。やっぱり僕は人が好きで。人に嫌われたくないんですよ、小心者でもあるから。いろんな人と仲良くなりたい。

でも今まで仲良くしてもらってきた人たちの顔が、オーディション合格したときに、ぶわ～っと頭のなかで流れたんですよ。で、実際楽屋に帰ってみると、その人たちのメールや電話が殺到してたわけなんですよ。それがほんとに嬉しくて俺はなんか、うん、俺間違ってなかったんだって思えた瞬間だなぁ、って泣けてくるよね、またこういう話するとね（笑）」

自分は人が好きで、どんどん好きな人を増やしていきたい人間なんだと、この仕事をしてて改めて感じたという敦士。自身を改めて振り返ってみて、敦士は「めちゃイケあって、役者だったりバラエティだったり情報番組だったり、いろいろな仕事をやらせてもらって、こうやって今がある。そんな涙もろいバカです（笑）」と涙ぐみながら話し、「自分を振り返るのっていいですね。また今後も話していきたいです。」と意気込みを語った。

このエピソードの全貌は、『敦士のオールナイトニッポンｉ』第1回で聴くことが出来る。

＜番組概要＞
番組名：敦士のオールナイトニッポンｉ
パーソナリティ：敦士
第1回URL：https://i.allnightnippon.com/p/e_anni_atsushi_001