11日(月)深夜放送のラジオ番組『ランパンプスのオールナイトニッポン0(ZERO)』で、パーソナリティでお笑い芸人のランパンプス・小林良行が行った、東京から山口県へ“青春18きっぷ”を使ってリスナーに会うという、むちゃブリ旅の一部始終が語られた。
東京から、本州の最も西に位置する山口県に住むリスナー宅まで、鈍行電車しか使えない“青春18きっぷ”を使って旅をしよう、という2泊3日のお泊まり企画・通称『小林桃鉄』。
事の始まりは同ラジオ番組の中で、相方の寺内ゆうきが「3日間の連休があるのなら、旅行へ行ってきなよ。お金が無いなら、節約のためにラジオのリスナー宅に泊めてもらったら?」と、全国ネットの生放送で“ランパンプス・小林良行を泊めてくれるひと”を募集。深夜3時の放送にもかかわらず、『ぜひ、泊まりに来てください』と日本全国から続々と歓迎するメールが届き、流れに流される形で企画が決定した。
東京と山口県は、直線距離にして773km、電車移動でおよそ18時間。ラジオ番組ということで、映像カメラ無し、ディレクター等の番組スタッフや、マネージャーの同行も一切無し。芸人がたった1人で丸一日電車に乗り、“一度も会ったことのない”20歳の男子学生のリスナー宅へ泊りに行くという、にわか信じがたいこの企画。
9月11日深夜3時。番組が始まるや否や「旅費をくれ」「773km、18時間、この苦しみは数字じゃ分かんねえ」「タレントを一人で行かせやがって!」と、旅を終えた小林の口からは番組や企画への不満が止まらない。そして『小林桃鉄~お帰りなさい編?』と題し、3日間の旅の一部始終が明かされた。
小林:宇部市は僕が想像していたのとは違った
寺内:どういうこと?僕のイメージでは、スーパーとかパチンコ屋があって……
小林:ヤマ!
寺内:え?
小林:山!!
寺内:あ~ホントですか……
小林:去る9月7日、旅の1日目、朝4時42分渋谷発の電車に乗った
寺内:早っ!
小林:少しでも仕事感を出そうと思って、オールナイトニッポンのTシャツを着てね。まず、品川駅で乗り換えだったんだけれど、寝ちゃった
寺内:え?やばっ!!それ、大丈夫なの?
小林:始発の電車に乗っても、23時に山口県宇部市に到着する予定だったから、『やばいやばい!』と思ったんだけれど、予定していた電車には乗れなかった。それで、次の電車が来るまで30分待つことに
寺内:その30分はでかいな
小林:そこで、“マイスは坂道発進くん”(小林を泊めてくれる、宇部市に住む番組リスナー)に連絡をしたの。『すまん、マイス。東京の品川で寝過ごした。最悪のスタートだ。このまま行くと23時48分の到着だ』って送った
寺内:前途多難すぎる
小林:その後、静岡県の熱海駅まで行くために東海道線に乗ったんだけれど……寝ちゃってさ
寺内:え?
小林:また寝た
寺内:まあ、寝るのは仕方ないけれど……
小林:寝て、目が覚めたら沢山の人が下車していたから『ヤバい!』と思って、一緒に電車を降りたら熱海駅ではなくて、湯河原駅だったの。目的地よりも手前で降りてしまったから、もう一度乗ろうとしたけれどドアが閉まっちゃって
寺内:ええ!何してるの!?
小林:まだ朝8時前だったけれど、この瞬間、“その日のうち”に宇部市に到着する予定が消えた
寺内:えーー!!?マジ!?
小林:朝の8時でチェックメイト
早々に2度も乗り換えミスをし、朝8時前の時点で、23時48分宇部市到着のスケジュールも遂行できなくなった小林は、ついに“諦めて新幹線に乗る”という期待を裏切る行動に出る。『新幹線を使うなんて不正行為では?』とも思われるが、そんな切り札を使い、山口県に住む最近20歳になったばかりのリスナーと初対面を果たした。
初めはよそよそしかった二人だったが、お酒を飲み、一つ屋根の下で昼夜過ごす中で、20歳の青年と、27歳のお笑い芸人の間に“友情”が芽生える。ところが、それを良いことにリスナーをガールズバーへ連れて行ったり、若い女性をナンパするなど、間違った“大人感”を出しはじめた小林は、初めて訪れた山口県でトラブルを巻き起こしていくのだった。
この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができる。
<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組名:ニッポン放送「ランパンプスのオールナイトニッポン0(ZERO)」
放送日:9月11日(月)27時~28時30分
パーソナリティ:ランパンプス(寺内ゆうき、小林良行)
タイムフリー:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170912030000
番組HP:https://www.allnightnippon.com/runpumps/