クマから人間の姿になり、考え方を変えた
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3日(火)深夜放送の、ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記、火曜日レギュラーアシスタント:田所あずさ)にあゆみくりかまきが登場した。
歌うたいのあゆみ、DJ のくりか、盛り上げ役のまきからなる、関西出身のアイドルパンクDJユニット、あゆみくりかまき。これまでクマの姿で活動し、『鮭鮭鮭』や『蜜蜜蜜』といったCDをリリースするなど、見た目も音楽性もクマとして活動してきたのだが、昨年、人間として活動することを発表し、大きな転機を迎えた。
これまで何度か番組に出演しているあゆみくりかまきだが、そういった経緯もあり、この日初めてクマではなく、人間の姿で登場。初めて見る3人の私服姿に、吉田も「全くの別人」と驚いていた。そんなあゆみくりかまきだが、現メンバーで活動して4年目に突入し、クマの件以外にも、大きな心境の変化があったそうだ。
吉田:あゆみくりかまきって、ここ2年ぐらい、あんまり状況が変わってない気がするんですよ。僕はアイドルって、わりと期間限定な活動だと思うんですよ。あゆみくりかまきは、その辺どう思ってるのか……、自分たちで会議とかするんですか?
まき:しょっちゅうしてますね。月曜日と木曜日は私の部屋に集合して「今後そうしていこっか?」っていう、意思疎通はしとかないと、同じ方向に向かっていけないので。なので、週2日は話し合ってます。結構話し出したら何時間も経っちゃってることもありますね。
吉田:話し合いでどうなってるんですか?
まき:最近だと、ライブに対する考え方を変えていこうっていう話は3人でしました。
吉田:変える?
まき:クマのとき、人間の最初の時もそうだったんですけど、結構攻撃的にいってたんですよ。ファンの人なんだけど、なんか「みんな来いよ!」みたいな。オラオラでやってたんですけど。昔、あゆみが加入する前の、くりかまきの2人で活動してたときに、ライブに対する想いっていうのは、楽しいライブをするのが一番っていうのがモットーだったんです。それをちょっと忘れかけていた部分があったので、改めて3人で「やっぱり一番大事なのって、自分たちが楽しんでる姿を見て、お客さんが楽しんでくれることが、一体感が生まれることじゃないか?」って話し合って。なので、今年の夏からそういうことを意識し始めました。
吉田:そうすると、DJとかで、自分たちで選曲したりもするじゃないですか?それって全部、選曲とかも変えていかないとじゃないですか?
くりか:でも曲はそんなに変えてなくて、曲の中でどんな煽りをまきちゃんがするかとか、表情とかで伝える部分もあるけど、笑顔でみんなを包み込むイメージでやると、全然ライブが変わるんですよ。
吉田:どう変わるの?
くりか:なんか空気が変わりました、最近は。前はなんかしかめっつらだったりとか、自分たちの気持ちを伝えないととかで、すごい押し付けがましいライブになってたんですけど、最近はみんなで1つになるっていう気持ちが、すごい強くなったなって思いました。
吉田:歌い方とかは変えるんですか?
あゆみ:この夏までは、あんまり笑わなかったってよく言われるんですけど、人間の姿になったからこそ、もう1回、自分たちがどういう風なライブにしたいかってのを、考え直したんですよ。そしたら笑顔で溢れる、誰が来ても、1人で来ても楽しめるライブにしたいってので、そういう風に考えてやったら自然に笑顔が出るようになりました。
クマから人間の姿になり、自分たちがライブを楽しみ、それによってファンを楽しませる方向に変えていったというあゆみくりかまき。これからのアイドル界の台風の目、あゆみくりかまきにこれからも注目だ。