12月24日（日）正午から25日（月）正午まで24時間生放送で行われたニッポン放送「第43回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」。目の不自由な方が安心して街を歩けるように『音の出る信号機』を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンの「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」、今年のメインパーソナリティ・オードリーが無事24時間生放送を完走した。

番組のエンディングでは、若林正恭がこの24時間の出来事をネタにまとめた漫才をオードリーがニッポン放送のエントランスの特設お笑いステージで披露。地下2階のイマジンスタジオに集まった筑波大学附属視覚特別支援学校の生徒たちと『トゥース！』で三本締めを行った。番組終了時点・25日（月）正午時点の今回の募金総額は5,898万7,743円となった。なお、募金受付期間は、来年2018年1月31日（水）まで継続している。

愛と笑いに溢れる24時間

番組は、多彩なゲストとのトークバトルあり、１階エントランスでのお笑いステージ、心に響くスタジオライブ、ショーパブ芸人ベストテン発表と、愛と笑いに溢れる24時間になった。オードリーらしく、山里亮太とは芸人同士の火花を散らすトークバトル、梅沢富美男には、昨年「オールナイトニッポン」で行ったまさかの『ケツバット』企画を再び実施するなど、大笑いの放送となった。

24日（日）夜7時台には、視覚障害を持つ中学生アーティスト・わたなべちひろが登場。松任谷由実に憧れ、「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」が大好きなわたなべちひろは、オードリーはよく知らないが「トゥース！」は知っているという。気をよくした春日は「じゃあ、わたしはカスミンで」とおどけるたび、中学生らしく笑い転げたが、スタジオで『Tomorrow』の弾き語りを披露すると、圧巻の歌唱力にスタジオは温かい感動に包まれた。また、「最近は音が静かな車が多くなったので、青信号がわかりずらくて、音の出る信号機があると助かります」と語った。

夜が深まるにつれ、お笑いの要素が濃くなっていく。オードリーがショーパブ出身とあって、ショーパブ芸人をランキングで紹介。10組の芸人たちがものマネなど持ちネタを披露した。その中で８位にランクインしたのはなぜか、ゆず。ゆずは『夏色』の生歌を披露。リスナーにはサプライズプレゼントとなった。

また、春日は中継に出て、愛と笑いを街に届けた。深夜には、リスナーの要望に応える目玉企画『春日さんお願い』で、『クリスマスイブに引っ越しをしたので、春日さんに温かい引っ越しそばを届けてもらって、荷ほどきを手伝って欲しい』というメールを送ってくれた都内某所のリスナー宅をアポなし訪問。まさに引っ越し当日でまだ照明器具がついていないリスナーの暗い部屋に温かい引っ越しそばを届け、ダンボールの片づけを手伝った。

エンディングに若林が２４時間で書き上げた漫才を生披露

スタート前記者会見で「24時間寝ずにネタを書いたことがないので、どんなボケとツッコミになるか怖い」と不安な気持ちを明かした若林と、「僕は漫才をするだけ」と余裕を見せた春日。若林は25日（月）の朝にネタを書き上げ、ステージ衣装に着替えた二人は11時20分からニッポン放送のエントランスに集まった約100名の幸運なリスナーの前で、8分間の出来立てほやほやの漫才を披露した。

24時間生放送のオープニングから漫才披露直前までの出来事を見事にハイライトにした、切れのいいボケとツッコミに会場は大爆笑の渦に。この一日限りのスペシャル漫才は、radikoのタイムフリーで2018年1月2日（火）午前5時まで聴くことができる。

大エンディングでの子供たちの合唱に「疲れが吹っ飛びました」

番組の最後には、24時間頑張ったオードリーに筑波付属視覚特別支援学校の生徒18名が感謝の気持ちを込めて『ジングルベル』の合唱を送った。元気いっぱいの歌声に、若林は「疲れが吹っ飛びました。心洗われました。クリスマスっていいね」と感動。春日は「ありがとねー。たいしたもんだ」と感心すると、若林に「上から行くねー」と突っ込まれる場面も。そして、全員で子供たちが大好きな「トゥース！」の三本締めを行った。

＜特別番組概要＞

タイトル：目の不自由な方へ音の出る信号機を「ニッポン放送 第43回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」
パーソナリティ：オードリー
アシスタント：東島衣里（ニッポン放送アナウンサー）
放送日時：2017年12月24日（日）12時～12月25日（月）12時
キャンペーン期間：2017年11月1日～2018年1月31日
特設HP：https://www.1242.com/radio/musicthon2017/