クリープハイプ・尾崎世界観が語る、バンドマンのリアルな恋愛事情
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2月13日(火)夜放送のラジオ番組『鴻上尚史のオールナイトニッポンPremium』に、ゲストとしてクリープハイプの尾崎世界観が登場。バンドマンの恋愛事情にパーソナリティの鴻上尚史が迫った。
尾崎といえば、2018年5月11日に4年ぶりとなる日本武道館公演を開催する 4人組ロックバンド・クリープハイプのボーカル&ギター。2016年に初小説『祐介』、2017年にエッセイ集『苦汁100%』を刊行。ミュージシャンだけではなく、作家としても大きな注目を集めている。
尾崎とは今回が初対面だという鴻上。今回ゲストに招いた理由として、クリープハイプの楽曲『ラジオ』を番組エンディング曲として流していること、そして鴻上の著書『孤独と不安のレッスン』を尾崎が書評していると知ったことを挙げ、「是非、お会いしたいなと思って来て頂きました」と語った。
また、小説『祐介』を読んだという鴻上は、「面白かったですね、本人前にして申し訳ないですけど」と感想を述べると、「すごい賛否両論がすごいんですけど…」と語る尾崎。鴻上が「どういう非難?」と聞くと、「よく分からないって人が多いですね。高校生ぐらいの女の子がお小遣いを頑張って貯めて買ったのに、こんなよく分からないもの買うんじゃなかったって。それが貴重な経験だと思うんですけど」と回答。それに対して鴻上は、「でもね、高校生無理でしょ。基本的に(内容が)純文学だから」と語った。そして話題は移り、恋愛についてのトークに。
鴻上:この番組でね、『救え!童貞猿』っていう、童貞をこじらしたやつの話をしているんですけど。そういう面で言うと、ミュージシャンって童貞猿って多いの?少ないの?
尾崎:いや~…あんまり周りにはいないですね
鴻上:いないよね。皆、モテるためにやってわけだもんね
尾崎:そうですね
鴻上:モテる?
尾崎:どうでしょうね?モテるのかな…
鴻上:モテるでしょ?
尾崎:でも、好きなんですって言われても絶対に手は出さないですけどね(笑)。文春砲にやられますから
鴻上:いやいやいや、(小説の)『祐介』は手を出してましたよ
尾崎:ああ、出してましたよね。ああいうところで欲を…。昔はありましたけどね、そりゃあ、はい…
鴻上:ははははは(笑)。言いましたね、正直に
尾崎:全然、はい…
鴻上:あら~。そうですね、まあ普通売れない時にはね
尾崎:はい
鴻上:でも売れないからこそ、余計、逆に可愛いっていうか。つまり…
尾崎:怖いことが結構あるんですよ。酔っぱらって、家とか行って。あっ!って気づいたら、そうかそういうことになったなと思って。帰る時とか、ウサギを飼ってたりとかしてその女の子が(笑)。淋しそうな子、怖いなと思ってちょっと
鴻上:ごめん、そのウサギ飼うことが怖いとは…
尾崎:なんか檻にウサギが、部屋の中の隅に一匹だけウサギが置いてあって
鴻上:なるほど
尾崎:可愛いでしょ?って言われて(笑)。いや、怖いなと思って帰ったのは覚えてます
鴻上:可愛いらしいじゃないですか
尾崎:いやなんか怖かったです、それは
鴻上:ウサギ?
尾崎:はい。朝方、暗闇の中にウサギが浮かび上がって
鴻上:目が光ってたりしたわけ?
尾崎:目が光ってたかもしれないですね(笑)
売れない時期の方が「(ファンと)関係を持つことが多いんじゃないですかね。距離が近いんで」と語った尾崎。さらに恋愛だけでなく「神様のようなお客さんがいましたね」と振り返り、『この日、ライブに来てくれませんか?』と言うと、『あのバンドの動員が厳しそうだから、行ってあげないといけないから無理』と断られたことがあると明かした。