炎上上等? 無名の若手芸人、生放送で高学歴を猛アピール
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8月28日(火)深夜、ニッポン放送の特別キャンペーン「お笑いラジオスターウィーク」の一環として、特別番組「さすらいラビーのオールナイトニッポン0(ZERO)」が生放送。パーソナリティを担当した若手お笑いコンビ・さすらいラビーの宇野慎太郎と中田和伸が、有名大学出身のプロフィールを堂々公表し、番組企画を盛り上げる一幕があった。
深夜3時を告げる時報と共に、さすらいラビーによるコントで番組はスタート。新入りシェフが、厳しい(?)師匠シェフの下で修業する様子を演じたが、2人の軽快でコミカルなやり取り、キャラクターの際立ちぶり、海外コメディー映画の吹き替えのような中田の口調から、アメリカのギャグコミックを彷彿させられる。コントを終えた直後、中田は「(コンビの)ネタ、悪くないでしょ? キャラクターがしっかりとしているでしょ?」と自信満々で手応えがあった様子だった。
「さすらいラビーのオールナイトニッポン0(ZERO)」は、8月27日(月)~9月1日(土)の1週間限定で開催する特別キャンペーン「お笑いラジオスターウィーク」の一環として放送され、さすらいラビーの他、バカリズム、さまぁ~ず・三村マサカズ、フットボールアワー、くりぃむしちゅーなど、人気お笑い芸人がオールナイトニッポンのパーソナリティを担当。
番組オープニングで披露したコントには手応えのあった2人だが、この豪華ラインナップに「さすらいラビーは圧倒的に知名度がない」「無個性の2人」「引きがない」と自虐。それでも自分たちには「中田=一橋大学出身」「宇野=青山学院大学出身」の学歴という武器があり、それを生かして番組を盛り上げると宣言する。
中田:今夜は何をするか。そうそうたる芸人さん達と同じことをしても仕方ないので、我々にしかない武器で戦います
宇野:我々にしかない武器?
中田:学歴ですよ
宇野:……ムチャクチャ感じ悪いな。最悪
中田:私、一橋大学出身です
宇野:まあ、けっこう凄いね。国立大学だし
中田:けっこう!? 一橋大学は、一番ですよ。一橋大学は、一番賢い大学です
宇野:いや、それは言い過ぎ
中田:一橋大学の「一」は、一番の「一」
宇野:……バカ(笑)
中田:東大ってさ、なんか、品がないじゃないですか。『東大ですが何か?』みたいな。で、京大は嫌味な感じ。それに比べてね、一橋大の奥ゆかしさたるや。一橋大は地味だと思われているかもしれませんが、地味ではなく、奥ゆかしさ。一橋大は上品なんです。
(※京都大学、東京大学はともに素晴らしい大学です)
宇野:あなた今、色んなところに凄く失礼なことを言っているからね
中田:宇野はどこの出身だっけ?
宇野:僕は青山学院大学ですよ
中田:おい、静かにしろ! 恥ずかしいことを言うな!
(※青山学院大学も素晴らしい大学です)
宇野:恥ずかしいって……(笑)
母校・一橋大学への激しい愛情から、ほかの何にも勝る大学だと熱弁した中田。これを踏まえ、深夜ラジオを聞く受験生を応援するため、リスナーから“あなたがやっていた勉強方法”をテーマにメールを募集し、それを学業に自信のある中田が良い勉強方法かどうか判断する企画を実施。
しかし、残念ながら1つも受験に役立つ勉強方法は紹介されず、初めはリスナーの悪ノリに乗っていた2人も、下ネタばかりのメールに困惑。そのまま、さすらいラビーの偏差値は発揮されずコーナーが終了した。
番組終了時刻は4時30分だが、深夜3時30分になると、「そろそろお別れのお時間です」「ここまでのお相手は、さすらいラビーでした」と突然の番組終了宣言。
その後CMを挟み、深夜3時32分、「こんばんは、さすらいラビーです」「さあ、2回目の放送です」と再び意気揚々と番組をスタート。放送時間の1時間30分を、30分刻みで無理やり3つに区切り、2回目、3回目も放送するという強行策に出た。
彼らいわく第1回、第2回の放送を経て、朝方4時25分。この日3回目の番組エンディング(本当のエンディング)を迎えると、中田と宇野は、このムチャクチャな構成を考えた番組スタッフへの不満をついに爆発させた。通常の“3倍”のエネルギーを消費し疲れ切った様子で、「ちゃんと(普通のラジオを)やりたかった」「この番組のスタッフを抹殺したい」「絶対許さねえ……」と恨み節を並べる始末だった。