10月29日(月)深夜、ラジオ番組「菅田将暉のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)でパーソナリティを務める俳優・菅田将暉が、仕事で訪れたハワイの思い出を熱く語った。
先日、仕事で1週間ほど人生初のハワイに行ってきたという菅田。ハワイでの休日は最終日の1日だけだったが、楽しみのあまり、行きの飛行機では時差の関係で寝なくてはいけなかったところ、興奮のあまり寝られず、現地の空港スタッフから「アロハー」と言われただけで感動。早朝には起床し、パンケーキや揚げドーナツなどの現地フードを食べに出かけ、アロハシャツやウクレレを買い、海を見つけたら海に向かって走る……など仕事の中でも連日ハワイを満喫。
そして全ての仕事を終えて迎えた最終日。今回の仕事で一緒だった俳優・太賀と、現地コーディネーターの3人で、ケージ(檻)の中に入り、海中ですぐそばを泳ぐサメを見学するスリル満点のアクティビティを予約。ところが当日、波が高すぎたことからこれが中止に。代わりにオアフ島・ノースショアへ行って海岸沿いを歩いていると、現地の人から“ケージ無しでサメと泳げる”という恐怖のアクティビティを提案されたという。
「上半身が裸のおじさんから『うちでもサメと一緒に泳げるよ。だけどケージは無い』と言われた。……私に、サメの餌になれと? このおじさんは僕らをサメの餌にしようとしているのか、と。怖いと思ったけれど、これが東京とはちょっと違うマインドですよね。“ハワイマインド”だったから、最終日に有終の美を飾るために泳ぎに行くことにしました。
おじさんのボートに乗ってサメがいる所へ向かうと、波の高さで中止になったことに納得するくらい、上下にすごく揺れて。ちゃんとつかまっていたけど、それでも耐えきれなくて僕は床で滑って足を打ち、膝から血が出て。それぐらいの波の高さだったんですよ。それを見ておじさんは『はははー』って笑っていた。僕は“笑いごとちゃうわ!”って思い(笑)
おじさんが船を止めて「周りを見てごらん」と言ったので見てみると、サメが20~30匹くらいブワーって。2メートルくらいのまあまあ大きいサイズのサメが。“なんとか楽しもう”と思っていたけれど、この中に入るのかと思うと……。しかも、ボートの後ろを見たらバケツがあって、その中に生肉がいっぱい入っていた。“コレが食べられるなら、僕らもイケるやん!!”って思って。“俺たちはこうなるの!? そういうやつ!? ”って、だんだんパニックに……
おじさんに『本当に大丈夫なの? 大丈夫なんですか!?』って聞いたら、『大丈夫。怪我とかしていなければね』って。でも、僕はさっき膝を怪我したから『おじさん! 見て! ルックルック! 僕の膝! マイ・ニー!!』って言ったけど、『大丈夫、大丈夫』と。
おじさんは海の中に入り、サメのところに行ってサメを手で触って『こいつらはこいつらで人間が怖いから、怖がらずに来てあげて』って言って、凄いなあと感心したけれど、そんな急に優しいこと言われても“そうなんだ~!”という気持ちにはならなかった。」
菅田はその後、『この30分間だけ頑張ろう』と意を決してサメだらけの海に入り、サメと写真を撮ったそうだ。こうして、何だかんだ満喫したハワイ話は30分以上にわたり、スタジオの時計を見て「ちょっと喋りすぎましたね!」と慌てたが、まだまだ話せるくらい色々なことがあったそうだ。
番組情報
映画・ドラマ・CM、そして歌手としても活躍する菅田将暉が、毎週月曜日のオールナイトニッポンで2時間トーク!メールは毎週様々なテーマでお待ちしています。