1月28日(月)深夜、劇作家の根本宗子と役者兼モデルの長井短がパーソナリティを務めるラジオ番組「根本宗子と長井短のオールナイトニッポン0（ZERO）」(ニッポン放送・毎週月曜27時～)が放送され、根本が執筆中に起こった、思いもよらないハプニングについて語った。

先日発表された『第63回岸田國士戯曲賞』の最終候補作品として、昨年末に上演された舞台『愛犬ポリーの死、そして家族の話』がノミネートされた根本。“演劇界の芥川賞”と呼ばれるこの賞は、その年の面白かった演劇に与えられるものと思われがちだが、実際にはその演劇の脚本が読み物として面白いかどうかをポイントとして評価される賞となっている。

まだ受賞は決まっていないものの、ノミネートという嬉しいお知らせに喜んでいたという根本。そのほかにも今週はいろいろと仕事が上手くいき、いつにも増して順調だと感じていた根本は、締め切りが少し先の仕事にも手を付けていたという。しかし、順調かと思われていた根本に、思いもよらないハプニングが巻き起こった。

根本：（そのとき書いていた台本が）調べ物をしながら書き進めなきゃいけない台本だったの。それで海外の通販サイトを見ながら書いてたのよ

長井：へぇ～

根本：クリックして商品を見ていくじゃん。そしたら「ウイルスに感染している可能性があります」みたいな変な広告が出てきて。それを無視して消して、また台本制作に戻って、また通販サイト見て・・・ってやってたんだけど、何度も（広告が）出るようになって

長井：うん

根本：私、その通販サイトで買い物したけどあるけど、そんな風になったことなくて。鬱陶しいなと思って、何度も（ウインドウの右上の）バツを押して。私そんなにパソコン詳しくないから、そういうときバツ押すじゃん。分かんないからとりあえずバツ押して消してたんだけど

長井：バツ押すよね

根本：それで、そのとき、画面の半分にWordで台本を表示して、半分に通販サイトを出してたの。で、バツ押して通販サイトの広告を消したと思ってたんだけど、まだ消えてなかったみたいで、Wordの方に戻って押したはずのEnterキーが、（サイトに出ていた広告の）「新しいソフトをインストールする」を押したことになってたのね

長井：うわぁ・・・

根本：そこで変なスパムソフトが入って、再起動しなくちゃいけなくなって、この日の夜に書いてた台本が全部ぶっ飛んだのね

長井：ひやぁ～！

根本：もう本当にショックで、もう何で？と思って。そこから3時間ぐらい、「何でよ・・・」しか言葉が出ないよね

長井：そうだよね・・・

順風満帆かと思われていた矢先のハプニングに、とてもショックを受けたという根本。順を追って書いていたわけではないため書いた内容を具体的に思い出すことが出来ず、パソコンに入ったスパムソフトもなかなか消すことができず散々な目にあったという。

なお、2月4日（月）深夜の放送では、『「北島兄弟」大解剖スペシャル！』と題し、根本、長井が紅白以来気になり続けている北島兄弟（北山たけし・大江裕）がコメント出演する。