23,000人が熱狂! 三菱電機WORLD CHALLENGE CUP2019を新行市佳アナがレポート

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ニッポン放送アナウンサーの新行市佳が、注目選手や大会の取材などを通して、パラスポーツの魅力をあなたと一緒に発見するための連載企画「パラスポヒーロー列伝」。
今回は、この連載でももうお馴染みの車椅子バスケットボールについて特集します。

9月9日東京パラリンピックのチケット一次抽選の申し込みが締め切られましたが、皆さんは申し込みされましたか?私はバッチリ申し込みをしたのですが、友人から各競技の見どころについての問い合わせLINEが来たりして一緒になってどの競技を申し込もうか悩んでいました。
「あ!忘れた!」という方もご安心ください。来年2020年には二次抽選が行われる予定になっていますよ。
ちなみに大会組織委員会によりますと、東京パラリンピック一次抽選申し込みでは車椅子テニス、車椅子バスケ、陸上、水泳などの人気が高かったそうです。
パラスポーツにはそれぞれ違った魅力が沢山あるので、この記事を通してお伝えできればと思っていますが、チケット申し込みでも特に人気が高かった競技の1つ、車椅子バスケットボールの国際大会が8月29日~9月1日にかけて武蔵野の森スポーツプラザで行われました。
4日間で延べ2万3000人の観客が声援を送った「三菱電機WORLD CHALLENGE CUP2019」ですが、イラン(2018年世界選手権4位)、オーストラリア(同3位)、韓国(同14位)、そして日本(同9位)の4か国が連日熱戦を繰り広げました。
初戦、男子日本代表は韓国代表に65-42で快勝、しかし、次のオーストラリア戦はターンオーバーなどのミスが響いて77-60で敗れました。

オーストラリア戦

藤本怜央選手は「日本のチームは、速いトランジションとトランジションが出来なかった時の2ガードの連携という24秒の中で二つの柱があって戦っているのですが、そこのシフトとシフトに合わせた連携がうまくいかなかったという部分にやりにくさがありました。」と振り返り、フィジカルとメンタルの準備不足も敗因の一つになったと語りました。

藤本怜央選手

続く第3戦イランとの試合は一進一退の大接戦。昨年インドネシアで開催されたアジアパラ競技大会の決勝戦では68-66でイランに惜敗を喫した日本でしたが、この試合は63-57で雪辱を果たしました。
予選を終えてイラン、オーストラリア、日本が2勝1敗で並び、得失点差で日本は3位決定戦にまわることになりました。

イラン戦

決勝に進むためにはこの試合15点差をつけなくてはならなかったために、去年に引き続き優勝を目指していた日本チームにとって悔しい試合になりましたが、イランを相手に勝ち切れたという点には手ごたえも感じた内容でした。
キャプテンの豊島英選手は日本のディフェンスについて「自分たちのゲームで40分間プレスディフェンスをしたことはなかったと思うので、新しい挑戦だったと思います。40分間プレスができるという自信に繋がりました。」と話しました。

豊島英選手(右)

車椅子バスケットボール日本代表の強化とスタッフの育成を目的として2017年から3か年計画として始まった今大会は1位:イラン、2位:オーストラリア、3位:日本、4位:韓国で幕を閉じました。

エキシビジョンマッチ

今大会では車椅子バスケ女子日本代表のエキシビジョンマッチも3試合行われ、日本はオーストラリアと対戦し2勝1敗という結果になりました。
第3試合では残り4秒でキャプテンの藤井郁美選手がミドルシュートを決めて59-58劇的な勝利をあげました。

藤井郁美選手

車椅子バスケットボール男子・女子日本代表は東京パラリンピックでのメダル獲得を目標に掲げています。
今大会で得た収穫と課題がさらなる飛躍の原動力になりそうです。

【新行市佳のパラスポヒーロー列伝 第23回】


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