3月10日(火)深夜、ラッパー・R-指定とターンテーブリスト・DJ松永による音楽ユニット・Creepy Nuts（クリーピーナッツ）がパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週火曜27時～28時30分）が放送。ホワイトデーが迫っていることから、女性にどんなものをお返しするか、プレゼン対決を行った。

番組冒頭から、DJ松永が「ホワイトデーのお返しにセンスがないと、この人は音楽や歌詞、ラジオのセンスがないって思われちゃうよ。周りの人が離れていく」と持論を展開すると、R-指定も「この歳までセンスから逃げてきた。いい加減、向き合わないといけないとは思っていた」と、お返しにはまったく自信がないことを告白。

このトークをきっかけに、“食べもの・金券以外”でホワイトデーに何を贈るか、2人がそれぞれプレゼンを行うことになった。

R-指定：いきます。俺がホワイトデーにお返しするのはこちらです！（プレゼントの内容を書いた紙を、DJ松永に見せる）

DJ松永：……なにこれ。“忠臣蔵のDVD　木村（拓哉）が出ていたやつ”（2001年にフジテレビで放映された時代劇ドラマ『忠臣蔵1/47』のDVD）

R-指定：何で『忠臣蔵』を選んだかというと、3月14日忠臣蔵の討ち入りの日ですよね、確かそうですよね！（※討ち入りの日は12月14日【旧暦】だった）

DJ松永：あはははは、はあー……よしよしよし（笑）

R-指定：えっ！？ 3月14日って討ち入りの日ですよね？ 違う？（※3月14日【旧暦】は、浅野長矩が、吉良上野介義央を斬りつけた日）

DJ松永：ディレクターが口に手を当てている（笑）

R-指定：何で！？ 聞いてくれよ、このDVDをお返しで女の子に渡して、「忠臣蔵って何？」って聞かれたら、「実は3月14日って忠臣蔵の討ち入りの日やねんなー」って話も膨らんで、「これ、木村拓哉が主演したやつがあるって知ってた？」、「えー！」、「キムタクのかっこいいやつ見ようぜ。一緒に見ようぜ」って、一緒にDVDを見られる。

DJ松永：それ、女の子は喜ぶ？

R-指定：喜ぶやろ！！

DJ松永：なんか、自分がエピソードを話せて、会話が盛り上がるやつを選んでいるだけだな！ もらった側の気持ちを考えていない（笑）

R-指定：いいよ、俺はこれに何の悔いもない！

DJ松永：よしよしよし。

R-指定：かませ！ こいっ！

DJ松永：“レコードプレイヤー。俺のおすすめのレコードを添えて”

R-指定：……きしょっ。

DJ松永：どう？

R-指定：これ、デカくて持って帰るのも面倒くさい！ DVDは軽くて荷物にならないけど、デカいレコードプレイヤーを女の子に持ち帰らせるの！？ やばっ！

DJ松永：郵送する。

R-指定：これ怖いのが、俺以上に自分のフィールドやんけ。お前、やばいぞ！ 俺はまだ、ラップのDVDじゃないだけマシ。お前は自分の土俵に、女の子を引きずり込んで、怖っ！

DJ松永：世界チャンピオンからのレコードプレイヤーって、うれしくない！？

R-指定：何のレコード？ DJ世界一取ったやつが、何のレコードを添えるか、みんな気になると思う。

DJ松永：RHYMESTERの『B-BOYイズム』。「こういう気持ちで俺、やっているから！」って言って。RHYMESTER、すごいかっこいいからね。

R-指定：うーん……これは泥仕合や。ひど過ぎる。お互い、ひどい戦いだ。

ホワイトデーの女性への贈りものに、R-指定は『忠臣蔵1/47』のDVDを、DJ松永はRHYMESTERのレコード『B-BOYイズム』を贈ると発表。だが、改めて自分たちが考えたプレゼント内容を振り返って、「泥仕合。ひど過ぎる」、「同じレベル」、「似たようなレベルのセンスだということが分かった」と反省する2人だった。

さらにその後、番組を聞いていたリスナーから「自分の好み全開」という、もっともな指摘が届いたこともあり、「1回、2人で伊勢丹に行って勉強しようか。百貨店から考えよう」、「寄り添う気持ちを考えてない。恥ずかしいね」と猛省し、女性の気持ちを考えたプレゼントを改めて考えると話した。