4月9日(木)深夜、お笑いコンビのナインティナイン岡村隆史がパーソナリティを務めるラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週木曜25時~)が放送。吉本新喜劇に加入した経緯とエピソードを明かした。
この日、リスナーから『吉本興業の大崎洋会長がラジオ番組で岡村さんとの思い出を語っていました』というメールが届く。
≪メールの内容≫
「大崎氏は昔、『舞台袖にあの子(※岡村)が立っていて、“漫才をやめて、新喜劇に入ってくれたらスーパースターになれるから嬉しいねんけどな。それは無理だろうな”とボソボソと言ったが、岡村くんにたぶん、“急に何を言っているのか”と思われて、会話も無しに終わった。思い出はそれだけ』と振り返っていました」
そんなメールをきっかけに、岡村は吉本新喜劇に加入した経緯を語った。
「新喜劇に関して、大崎会長とお話したことは全然覚えてないんですけど、新喜劇にいた時代はあります。
たぶんね、新宿シアタートップスとかいう劇場みたいなのがあって、そこで初めて、天然素材のメンバーがコントをやったり、ダンスしたり、お芝居をやったりしたんですよ。
その時に、木村常務が……その時は部長だったかな? 見に来てくださって、その人が『あの小さいのは新喜劇や』と言われて。それで、すぐに天然素材を担当していた方から、『岡村くん、新喜劇に行って』と言われて、『え!?』ってなって。
それで僕が入った時は、ちょうど今田さん、東野さん、ほんこんさんらが座長になっていたんですけど、その人たちが東京に行くと。(新喜劇を)抜けるから、次の新しいメンバーとして、僕らとか新しい人たちが入っていくんですけど。
ABCのお笑い新人グランプリを取ってすぐくらいだったんで、ネタをやっていきたい時期に、コンビで頑張っていかないとアカンって思ってる時に僕が一人だけ、新喜劇に入ったんですけど。
新喜劇に入れてもらって、(池乃)めだかさんと絡んだときに、“ドーン”という笑いが。それは、めだかさんがイジってくれて笑いになっているだけでしたけど。『また、面白い奴が入ってきたな~』みたいな。小さい2人がケンカするコントみたいなのを作ってくれて、それをやったら、ダーッとウケて。NGK(なんばグランド花月)の2階席から笑いが降ってくるみたいな。『こんなにウケるんや』と思って。(NGKでは漫才で)2週間、ダダスベリしたからね。
2~3ヵ月っていう、短い間しかいなかったけど、めだかさんから『岡村くん、こんなのどう?』って言われて。ケンカする時のやつ(ミニコント)があるけど、『おい!』って僕が胸ぐらをつかまれて、そのつかまれた胸ぐらをグーっと返していったら、めだかさんがクルっと持っていかれて、『おい! お前、どないすんねん!?』、『お前が、どないすんねん!』っていうのが1つ生まれたんですよ。それだけでもめっちゃウケて。エエ勉強させてもらえたな、って思っています。
裏では、大崎会長がもしかしたら、『新喜劇に入れたらいいんじゃないか?』って言ってくれたのかもしれないですね。喋ったこと自体は覚えてないんですけど」
NGKではナインティナインで漫才を披露するも、当時は全く笑いが取れなかったという岡村。しかし、吉本新喜劇では池乃めだかのおかげで「笑いが降ってくる」感覚を味わえたと語り、新喜劇に入ったことで良い勉強ができたと振り返った。
番組情報
毎週木曜深夜1時は岡村さんが生放送でラジオでしゃべっています。トークとコーナーでお楽しみください!