ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が6月9日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。まもなく到着という航海の状況について報告した。
ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。
辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーからKaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、日本時間で6月9日17時、ゴール地点のアメリカ・サンディエゴまであと約1300キロあまりの太平洋上にいる辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務める吉田尚記アナウンサーとアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。
「こっちの時間はもう深夜11時を回ってまーす! 真っ暗です。星が綺麗です」
キラキラした360度の夜空を頭に思い浮かべ、「ほー!」と感嘆するスタジオの2人。しかし、喜んではいられないようで……
「でもね、星が綺麗だということは、つまり高気圧の真ん中だということでですね、風が全くありません。動いてません!」
現実的な報告に、思わず「あらららら……」と口にしてしまう増山アナ。
とはいえ、辛坊の壮大な報告は続く……
「時々スコールがくるんですが、スコールがきた後にね、すごいでっかい虹が出るんですよ」
再び「へーー!」と驚くスタジオの2人。
「だから、そういう楽しみはありますね」
これを受け、「すごく素敵じゃないですか、夜空の星と虹と……」と増山アナがうらやましがると、
「いや、冗談じゃないですよ。毎日、生きるか死ぬかですからね」
と、結局、現実的な報告に戻ってしまう辛坊であった。
「来週(6月13日の週)には、(サンディエゴに)着くと思いますよ」
このように見込みを立てた辛坊は、増山アナから気象状況を聞き、
「まあ、とにかく無事につくことだけを祈ってください!」
と呼びかけると、すかさず「気をつけてください!」とエールを送る増山アナ。
「ありがとうございます」
と答えた辛坊は、アメリカ大陸へ向けて、引き続き航海を続けた。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)