辛坊治郎、またもやヨット激突の危機!?「クジラが船の下で……」
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ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が4月14日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。クジラとの因縁の邂逅を明かした。
ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。
辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーから“KaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、5日経った14日、千葉県房総半島の南端の野島埼を越えて犬吠埼を目指して沿岸部を北東方向に進んでいるという辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務める吉田尚記アナウンサーとアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。
「出航して初めてシャンプーしました」
と、晴れ晴れとした明るい声で明かした辛坊。「明らかに枕カバーが汚れてきてですね、まずいんじゃないかと思って今日午前中に」と報告したが、「シャンプーと全身洗ったんですけど、水は全部で3リットルくらいでできましたね。人間ってね、努力すれば3リットルで頭と体を洗えるんですよ」と、船上サバイバル生活での知見を披露した。
そして辛坊は、「でもね、頭洗って体洗おうと思うと準備だけであれやこれやで30分くらい時間かかるんですね。だからね、普通にシャワー浴びられる生活がいかにありがたいかっていうことが分かりますよ」と、しみじみと語った。
そして吉田アナは「聞かせていただいたんですけど、Twitterで4月11日の音声を上げていらっしゃったじゃないですか」と問いかけた。この音声とは、4月11日に船に起こった出来事の音声とその実況をTwitterアカウント「辛坊の旅」にアップしたものだ。
一昨日の夜、こんなことがありました。
音声を聞いてください。 pic.twitter.com/wBXeYqspIm— 辛坊治郎 公認【辛坊の旅N】 (@JiroShinbo_tabi) April 13, 2021
「大きな生物が船にぶつかっているみたいなことをおっしゃってましたが?」
このように吉田アナがたずねると辛坊は思わぬことを口にした。
「たぶん、クジラが(船の)下で遊んでいた感じじゃないかなと思うんです」
これには、スタジオの2人も驚きの声をあげた。
「グイっと持ち上げられると船が傾くじゃないですか。本気で暴れられて舵とかが飛んじゃうと、もう航行不能になってしまいます。しょうがないから、エンジンかけて『これは船だよ』というのを教えてやったら、しばらくしていなくなりました」
この報告に、8年前の太平洋ヨット横断で5日目にクジラと衝突した件が頭をよぎった増山アナが思わず「どんだけクジラに好かれてるんですか」とツッコむと、「意外と俺、愛されてるのかもしれないよ」とボケ返した辛坊であった。
航海の現況については「今、とにかくずっと逆風・逆潮なんですよ。ようやく房総半島の突端の東側ぐらいまで来ました。もうちょっと東北沿いに上がってから日本列島を離れるか、もうそろそろ一気に離れてしまうか悩みどころですね」と説明。
そこへ増山アナが、“荒れ気味”である海の気象予報を伝え、「注意していただきたいのが、波の高さが今夜がピークということです。北東からの波が4mから5m。周期は10秒の予報です」と具体的に告げると、「もう4m、5mくらいでは最近驚かないですよー!」と答えた辛坊。
「引き続き気を付けてお出かけになってください!」と増山アナが伝えると、「わかりました! ありがとうございます」と答えた辛坊は、引き続き航海を続けた。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)