10月20日（水）深夜、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週水曜27時～28時30分）が放送。「キングオブコント2018」の王者でもある、お笑いトリオ・ハナコの菊田、秋山、岡部が生出演。大のお笑い好きで、テレビ東京のバラエティ番組「ゴッドタン」「あちこちオードリ」などを手掛ける佐久間とお笑い談義をくり広げる中、ハナコがレギュラーで出演する「有吉の壁」（日本テレビ）についても語った。

画像を見る（全5枚） 佐久間宣行、ハナコ・菊田竜大、秋山寛貴、岡部大

佐久間：僕は『有吉の壁』ってやっぱり革命だと思っているの。あれって、コント師がコント師の能力のままバラエティに出られるっていう番組じゃん？ 僕は、あれが近年で一番うらやましかった。

秋山：今までなかったですよね、得意技のまま行けるっていうのは。

佐久間：そう、得意技のまま行けるバラエティってなかったじゃん？ そういうのが得意な人達（コント師）はどうしたらバラエティで活躍できるのか？ と。だから、僕がやっている「ゴットタン」ではコント企画を用意して。

秋山：めちゃくちゃありますよね。

佐久間：ただ、コント企画のフリをしないコント企画ね。「○○王」って企画をやったんだけど……。それを短いスパンでボケとしてやるのは、あれ（「有吉の壁」）、発明だよね！ コント師にとってすごく助かるというか、特別な番組でしょ？

秋山：そうですね。本当に、得意なことで戦えるっていうのはなかなか他にないですね。

（左）佐久間宣行、（右手前から）ハナコ・岡部大、秋山寛貴、菊田竜大

佐久間：しかも、勝負できるよね？ たくさんあるから、別にすべってもね、大丈夫だから。でさ、めちゃくちゃ面白い先輩方もたくさんいるでしょ？

岡部：しびれますね、毎回。

秋山：います、います。やっぱり、刺激し合える場所がなかなかないので。上の世代の方とか、下の世代とか……。めちゃくちゃ貴重ですね。

佐久間：収録、朝の4時集合とかなんでしょう？

秋山：そうですね、5時とか。1回、入り時間が早すぎて、ロケバスを降りて楽屋まで行く道が暗すぎて。みんな懐中電灯を照らして歩いて（笑）

佐久間：（笑）

菊田：スタッフさんが待っていてくれるんだよね。

（左）佐久間宣行、（右手前から）ハナコ・岡部大、秋山寛貴、菊田竜大

秋山：「次の懐中電灯の光を目指してください！」とか言われて、次の光を目指して歩いて、次の光、また次の光……って。

岡部：よみうりランドでね。

佐久間：面白いな～（笑）

秋山：そしたら、最後に楽屋の入り口の光が見えて、そこに入って行きました（笑）

コント師が本領発揮できる番組作りを悩んでいた中で、「有吉の壁」は発明だと熱っぽく語った佐久間。また、演者であるハナコも、得意なことで戦える「貴重な番組」と語った。

この他にも番組では、コンビからトリオになった時の最悪な出来事、ハナコの結束力が高まった日のこと、先日の「キングオブコント2021」を見て感じたことなど、コント愛、お笑い愛を時間の限り語った。