11月3日（水）深夜、乃木坂46で2期生の新内眞衣がパーソナリティを務めるラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」（ニッポン放送・毎週水曜25時～27時）に、年内いっぱいでの卒業を発表している1期生の生田絵梨花が生出演。今の心境を涙ぐみながら語った。

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番組中盤、新内から「最近、卒業を実感することはある？」と聞かれると、生田が「ある」と言い、急に卒業を感じる瞬間が来ると告白。生田がメンバーに卒業を打ち明けようとした時について「なんか、言葉が出てこなくなっちゃって」と明かすと、当時のことを新内が「なんか珍しかった。ああいう、いくちゃんを見るのは初めてだったかも」と回想。生田は「そう、喋れなくなっちゃって。分かってはいるけどやっぱり実際にその場になってみると、あぁ、こんなに寂しいんだとか、（メンバーの）顔を見て、こんなに思ってくれている人達がいるんだとか、それがすごいドッと押し寄せてきてね」と、感極まって上手く喋れなかったと振り返った。

そして、卒業コンサートの日程を発表した場面では、生田が涙ぐみながら心境を語った。

生田：卒業コンサートの日程が決まりました。

新内：決まっちゃったんだ……。

生田：会場は横浜アリーナ、日程は12月14日（火）、15日の２日間です。

新内：すぐじゃん！ 東京ドーム公演の3週間後くらい？

生田：だから、みんなにはリハーサルとかでけっこう負担かけちゃうなと思うんだけど……。

新内：ぜんぜんですよ！ じゃあ今、卒業コンサートの打ち合わせとかも始まっているの？

生田：そう、セットリストを考え中で、なんかすごく悩むのよ。ファンのみなさんが、どんな姿を見たら喜んでくれるのかなぁ？ とか……。

新内：ああっ！ 泣かないで……！

生田：（涙ぐみながら――）なんか、メンバーがどうしたら楽しんでくれるかな？ とか、そう考えていたら、なんか今すごく、わーってなっちゃっていて。ちゃんと感謝を伝えられるライブにしたいんだけど……、どうしよう……ってなって。

新内：私も涙腺スイッチがおかしくなっているから、『最後のTight Hug』（生田のセンター曲）を聞いて、家で3回くらい泣いた。

生田：あははは（笑）。私は長い時間をかけて決めた卒業だけど、ファンの人にとっては急に告げられたことだから、それをあと2か月でどうやって丁寧に伝えていくか。

新内：それは私達も伝えていくよ。いくちゃんが本当に毎日、いろんなことを考えて準備をして卒業に向けて動いていたわけじゃん？ 卒業発表する前からずっといろんなことで動いていたから、本当に大変だろうなって思っている。ファンのみなさんに見えている部分よりも、もっと動いているから。

生田：でも、本当に、みんなが喜んでくれるものができたら、いいのよ。どれだけ大変でもぜんぜんいいんだけど､それがちゃんとできるかどうか､っていうのが､どんどん不安になってきちゃって｡本当はみんなと最後に楽しく過ごすっていうのが一番のことじゃん？

新内：卒業生がいつも言っているけど、「みんなに申し訳ない」とは思わないでほしいの。私達はいくちゃんと一緒にステージに立ちたいのよ！ 卒業生達はみんな「時間がない中で、私のために……」って言うけど、私達はいくちゃんと最後に思い出を作りたいから。

生田：うれしい……。

新内：だから、私達のことは考えずに自分のやりたいことをやるのがいいと思うんだ。

生田：なんか……ありがとう。私も送り出す側の時は、そう言っていたけど、自分が卒業する身になって、なんか、あっ、こういう感じだったんだ！ って実感する。本当に、想像していたのと結構違うなって思うことがある。

乃木坂46 生田絵梨花、新内眞衣

その後、生田がセンターを務める新曲『最後のTight Hug』が初フル尺で流れると、オンエア中に新内が号泣。楽曲について、新内が泣きながら「この曲を聞くと、自動的に涙が出てくるようになっちゃって……」と語ると、生田も再び涙ぐみながら「本当に素敵な曲をもらえて私は幸せで、それを歌って踊っているみんなの顔もすっごい温かくて、なんか、本当にここと別れするな、って」としんみり。一緒に活動できるのも残り2か月を切っていることから、新内が「嫌だなぁ、何回できるの？ この曲……」と卒業を嘆いていた。