乃木坂46 新内眞衣、卒業を「こうやって『オールナイトニッポン』で発表できて、すごく幸せ」

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11月17日(水)深夜、乃木坂46で2期生の新内眞衣がパーソナリティを務めるラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週水曜25時~27時)が放送。2016年3月から「オールナイトニッポン0(ZERO)」「オールナイトニッポン」で、およそ6年間にわたってパーソナリティを務めてきた新内が、グループからの卒業発表の第一声をラジオで伝えた。

乃木坂46 新内眞衣

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通常は週替わりパーソナリティを迎え、2人での生放送をしているが、この日は約1年半ぶりに新内1人で番組を担当。「ちょっと緊張するなぁ〜!」とコメントしつつ、いつもの明るい調子での番組スタートとなったが、“大切なお知らせ”をする場面になると冒頭から涙声に。

今の心境、2022年1月末頃に卒業をすること、卒業発表の場を「オールナイトニッポン」にした理由、仕事に対する思いなどを、涙ながらも丁寧に語った。

「今週は久しぶりに、私が1人でお送りしているんですけど、こうして1人でゆっくり話せる時間のある今週だからこそ、大切なお話をさせていただきます。少し耳を……いやぁー、泣けるー!

私はここニッポン放送の建物の中で、OLと乃木坂46を兼任していた時代もあり、5年前から『オールナイトニッポン0(ZERO)』を担当させてもらうようになってから、ほぼ毎週、こうしてマイクの前に座ってきました。そのおかげで“新内=ラジオ”みたいなイメージを持ってくれる方も多く、何より、リアルタイムで自分の思いを自分の声で全国に届けられるので、今回はこの『オールナイトニッポン』で、大切なお知らせができればと思っています。

私、新内眞衣は、乃木坂46を卒業します。時期は、来年の2022年1月末ぐらいまでと考えていて、残り2か月ちょっとです。……卒業発表で泣くの、嫌だったんですよ。自分で決めたことじゃん、って思うんですよね。だけど、スタッフさんとか、前に担当してくれていたディレクターさんとかも来てくれたから。しかも、上柳さん(元・ニッポン放送のアナウンサー)も待機してくれているし。

2022年1月で私は30歳になるんですよ。なので、改めてやっぱり、30歳からは新しい私で人生を歩みたいと思い、決断しました」

乃木坂46 新内眞衣

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「『楽しかった』の一言では表せない、難しいこともたくさんあって。大学を卒業するタイミングで、乃木坂46の正規メンバーにはなれたんですが、『OLの仕事も兼任しないか?』って言われた時、自分はアイドルとして求められていないんじゃないか――っていう葛藤もあったんですね。だけど、ここで折れてちゃいけない! と思ってOL兼任をしていたら、『オールナイトニッポン0(ZERO)』のパーソナリティに決まって、3年間1人でやらせてもらったのも、凄くありがたくて。

番組が始まった頃は、こんな素敵な終わりを想像していなかったです。2年目ぐらいの時に、やっぱ、卒業発表をするなら『オールナイトニッポン』でやりたいな、みたいな話をしていたんですけど、そこまで続くかも分かんないし、“1部(オールナイトニッポン25時~27時の放送枠)”に上がるとも思ってなかったので。私としては夢物語な感じだったんですけど、こうやって無事に『オールナイトニッポン』で発表できて、すごく幸せでしたね。

2021年の2月ぐらいに、『オールナイトニッポンを続けさせていただけるなら、もう1年頑張りたいです』って、ずっとこの番組ディレクターにも言っていて。『オールナイトニッポン0(ZERO)』(深夜27時~の放送枠)を3年やって、『オールナイトニッポン』(深夜25時~の放送枠)を3年やったら、『私、ちゃんとやれたじゃん!』って言えるかなと思ったので。3年と3年で、合計6年間やらせていただくことになりました。

私はあんまり仕事を休まないんですけど、やっぱり体調を崩すこともあったんです。『これじゃダメだな』と思ってピラティス(運動)を始めたり、食事の管理をしたりして頑張って。乃木坂46の個別握手会でも、私、休んだことがないんですよ。

というのも、1年目ぐらいの時、まだ研究生だった時、私のファンはまだ全然いなくて、握手会の1部でお客さんが20人とか。朝、自分のブースに行っても本当に5、6人ぐらいしか並んでない時があって、その時に私を推してくれていたファンの方がいたんですよ。その人は友人も一緒に連れて来てくれて『凄くありがたいな』って思っていたんです。

それがある日、ぱったり来なくなっちゃって。『私、何かしちゃったかな? 他の子に行っちゃったかな?』って思っていたんです。でも、ちょうど私の1周年デビュー日に、亡くなっていたんですね。そこから、『明日が来ることって当たり前じゃないんだな』、真摯に向き合わなきゃいけないなって思って……。私のために予約して来てくれた方には、絶対にその日に会いたいなって思って立つようになりました。ファンの方がいたから頑張れたっていうことが、すごく私の中ではあったので。

私は“アンダーメンバー”の経験が結構あったので、代打の大切さとかもあって。選抜の代わりに出る代打って、結構心の中にくるのもあるんですけど、でもそれはチャンスだと思って頑張っていました。だから、自分が与えられた仕事は絶対に私がやりたい! っていう変な意地もあって、あんまり休まずに頑張ってこれたなと思います。『オールナイトニッポン』も風邪で休んだことは一回も無いと思うので、やり切れて良かったなって思います。

今後のことは本当に何も決まっていないので、お知らせすることが何もないのですが、乃木坂46にいるうちにお知らせできることが何個かあるので、それは楽しみにしていてください。まだ2か月あるので楽しんでいこうかなと思っております」

そしてこの後には、「実はなんと最後の最後に、まさかのソロ曲いただきました!」とうれしい報告も。「卒業までまだ2か月ありますので、今まで応援してくださったファンのみなさん、リスナーのみなさんには、これからゆっくりたっぷり時間をかけて感謝の気持ちを伝えていきたいと思ってます」と語り、初のソロ曲『あなたからの卒業』(乃木坂46 ベストアルバム『Time flies』に収録)を番組内で初オンエアした。

乃木坂46 新内眞衣

乃木坂46 新内眞衣

番組中盤には新内の助っ人として、早朝の情報番組「上柳昌彦 あさぼらけ」(ニッポン放送)のパーソナリティで、元・ニッポン放送の上柳昌彦アナウンサーが登場。この日のスタジオには、手元に“呼び出しベル”が用意されており、新内が「チンッ!」と鳴らしたら上柳アナウンサーが駆けつける、というスタイルとなっていた。

これまでにも何度か共演し、実は同じニッポン放送関連会社に所属していたこともあった新内と上柳アナ。この卒業報告を、スタジオの外から見守っていたという上柳アナは「よく頑張りましたね。一生懸命マイクに向かってリスナーのみなさんに自分の気持ちを伝える姿を、副調整室の外のところからずっと見ていたんですが、それはそれは本当に美しい光景でしたね。本当に、ラジオの中の本当に美しい光景だな……というふうに思いましたね」としみじみ。

上柳アナがインタビュアー役となり、卒業報告を終えてどんな気持ちか、卒業を考えたタイミングについて、一番忙しかった時のこと、OL兼任の大変さ、などを新内が振り返った。

そんな中、定年までニッポン放送のアナウンサーとして務めたラジオの大先輩・上柳アナが「本当に思うんですけど、特にラジオの場合は30歳過ぎてからがまた面白い光景があるんですけどもね……」と卒業を惜しむと、新内が「そうなんですか? じゃあ、これを聞いてる各局のみなさん、もし私に卒業後もラジオをしてほしいという方がいらっしゃいましたら、こちらまでお願いします!!」と笑いながらアピールしていた。

番組情報

乃木坂46のオールナイトニッポン

毎週水曜日 25:00 - 27:00

番組HP

アイドルグループ乃木坂46が毎週水曜日の「オールナイトニッポン」を担当。 2代目パーソナリティの久保史緒里が毎週お届けします! ふるさと宮城と野球のお話多めの生放送ですが、どうぞラジオ・radikoでお聴きください!

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