12月15日(水)深夜、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)が放送。お笑いコンビ・インパルスの板倉がゲストとして生出演した。
この日に放送された、佐久間がプロデューサーを務める番組「あちこちオードリー」(テレビ東京)で、特別企画『インパルス板倉 若手の絶望の兆しチェック』が行われた。何十年も前、若かりし頃のオードリー・若林の“絶望”を見抜いたという板倉が、謎解きクリエイターの松丸亮吾、お笑いコンビのザ・マミィの絶望の兆しを早期発見するという企画で、板倉が明言を連発。SNSでも「“板倉先生”の言葉が勉強になる」と話題になっていた。
佐久間:今日のオンエア見た? すごく評判だよ。
板倉:本当ですか!? それはうれしいけど、ちょっと心配が。僕が松丸くんにああいうことを言って、周りの業界人が気を使って、もう松丸くんに「謎解きを考えて」っていうオファーが一切なくなったらヤバいなって(笑)
佐久間:いや、それは大丈夫じゃない? どういう企画だったかというと、元々はオードリーの若林が思い出を話してくれて。10年以上前、オードリーがめちゃくちゃ売れて、正直そんなに楽しい番組じゃない番組も異常にやっていた時期に、それを若林は言い出せなかったと。そんな時に板倉が若林の後ろに来て、肩をポンポンって叩いてね。なんて言ったんだっけ?
板倉:「どう? 絶望してる?」って(笑)
佐久間:あははは(笑)。10年以上前のことなんだけど。で、そこから「あちこちオードリー」で板倉は「絶望先生」っていうことで“絶望に気付く人”になったんだよね。
板倉:今日、それをオンエアしていただいてね。
佐久間:今が旬のイケイケのゲストの話を聞いて、先にその絶望を潰しておかないとダメなんだっていうね。
板倉:そうなんですよね。絶望に慣れておかないといけないから。
佐久間:そうしないと大きな絶望になっちゃうんでしょう? 気付かずに放置しておくと。
板倉:そう。急に来ると絶望でワーッ!! ってなって耐えられないので。でも、先にちょっと絶望させておけば、絶望した時に『これは板倉さんが言ってたやつか』って乗り越えられるんですよ。だから、ワクチンですね(笑)
佐久間:ワクチン(笑)。ワクチンを打たないと、どういうことが起きちゃうの?
板倉:絶望で潰される。だから松丸くんは、また半年後ぐらいに2回目の絶望ワクチンの接種をね。
佐久間:今回ので松丸くんも抗体ができたから、半年は大丈夫だ。
板倉:そう、そう。
佐久間:あと、これも板倉が松丸くんに喋っていたことだけど「才能とか努力に大金が払われるわけじゃない」と。
板倉:はい、はい。
佐久間:「大金っていうのは知名度に払われるんだよ。それを分かっておかないと、後で苦しむよ」と。要は、それにはいい、悪いはないけど、それを分からないと苦しむと。
板倉:そうなんですよ。芸人ってピュアな人が多いから。純粋なお笑いを競い合う場所だと思って入ったのに“そうじゃない”ってことが分かった時、僕は絶望したんですよ。実際に。だからあれは、過去の僕、若手の時の僕にも「才能に大金が払われていると思うなよ」っていう意味で。
佐久間:なるほど。ネタ作りをいくら頑張ったって、それは尊いことだけど、お金が発生するのは違う。それは、人気ってことだもんね。
お笑いの才能に大金が払われているわけではないと気付いた時、自身も絶望を感じていたという板倉。
「あちこちオードリー」での板倉のトークについて、佐久間が「意外にね、この知名度の話とか、ネット検索したんだけど、普通の仕事してる人にもすごい響いていて」と言い、一般的な仕事をしている人にも刺さっていたと報告。板倉が「ええっ、何でだろう?」と驚くと、佐久間が「才能とか努力とか、自分で頑張ってきたことと評価っていうのは、違うんだなっていうのがあるんじゃない?」と分析。「もう、絶望講演会をやるしかないよ」と笑いながら板倉にアドバイスしていた。
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番組情報
元・テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行が、ニッポン放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)」に挑戦! フリーのテレビマン、45歳で既婚者、娘がいる脱サラおじさんが、一生懸命しゃべります。最年長パーソナリティがお送りする「メディアミックス ラジオ番組」です!
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