2022年度の『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送 月-土 27:00~)パーソナリティ発表記者会見にて、お笑い芸人のぺこぱ(シュウペイ・松陰寺太勇)が火曜日を担当することが発表された。これまで24時台の『オールナイトニッポンX(クロス)』でパーソナリティを務めていた2人が、より深い時間帯、さらに番組時間が1時間半へと伸びることで、より濃いトークを展開することが期待される。
この度、記者会見を終えたばかりのぺこぱにインタビューを実施。2021年4月にスタートした『ANNX』で1年間パーソナリティを務めてみて印象に残っていること、ラジオを通して変化した2人の関係性、さらには『ANN0』で新たにやってみたいことなど、たっぷりと伺った。
——『ANNX』でパーソナリティを務めた1年間を振り返り、特に印象に残っている出来事は?
松陰寺:昨年10月のスペシャルウィークに行った「真夜中の地下ライブ」です。久しぶりにお笑い仲間に会えたことが嬉しかったと同時、地下のノリが電波になってしまったという罪悪感もあり……。すごく印象に残っています。
シュウペイ:僕は、初めて番組オリジナルグッズを作った時に、こだわって作ったバケットハットとエコバックが売れ残ってしまったこと……。「なんだよこれ!」とバカにしていた松陰寺さんのイカパーカーが発売と同時に即完売したからこそ、すんげぇ恥ずかしい出来事として記憶に残っています。「デザインはこれ」「生地はこれがいい」と細かいところまでこだわったのに……。
松陰寺:あったね~(笑)。
シュウペイ:発売した週の放送が、グッズが売れてないという内容をピックアップしたものになってしまったんです。すると、リスナーがオンラインショップで商品をカゴに入れたまま決済しないというイジリ方をしてきて(笑)。
松陰寺:カートに入れたままにするっていう、陰湿な遊びが流行った時がありました。
シュウペイ:俺のグッズ以外には絶対やっちゃダメだよって、ラジオで言い聞かせました(笑)
松陰寺:シュウペイさんはファッションに関してかなりのこだわりを持っていて、お笑い抜きでガチでやりたいタイプなんですよ。
シュウペイ:そうなんですよ。本格的にやっていきたいと思っていたのに……。
松陰寺:目の色変えてやったのに、売れ残るっていう(笑)
シュウペイ:俺のグッズの方が発注数多かったんだったかな?
松陰寺:いや、同じ数でした。
――記者会見では、プライベートのことを話すことが増えたと話されていました。2人の関係性は、この1年を通してどう変化しましたか?
松陰寺:逆に、ラジオでしかプライベートのことを話さなくなったというか(笑)。ラジオ用に話すネタを取っておこうとして、今まで普通に話していたことをラジオ以外では話さなくなりました。
シュウペイ:そのせいで、一度やらかしたこともあったよね(笑)
松陰寺:番組のオンエア前に2人でその話をしちゃうっていうね(笑)
シュウペイ:そういうこともありましたが、それぞれのプライベートの話はラジオを通じて、リスナーと一緒に聞くっていうルーティンができました。その方が、「それってこういうこと?」ってリスナーも抱いたであろう疑問を新鮮にぶつけることができる気がします。
――『ANNX』から『ANN0』へ変わることを受け、放送時間も長くなり、時間帯も深くなります。番組のスタンスはどうしようと考えていますか?
松陰寺:めちゃくちゃド下ネタを言ってやろうと思っています!
シュウペイ:深夜になるから下ネタ言うって安易すぎてダサいよ~。
松陰寺:VRでちょっとエッチな動画を見るという企画があったのですが、それをもっと深堀りしていくとかどうかな?
シュウペイ:いや、しません。「不快になりました」ってクレームきたんだから(笑)。でも、「深掘り」という意味では、時間が30分も伸びるということで、もう少しゆっくりなテンポで話したり、深い話をしていけたらなと思っています。
松陰寺:オードリーさんのラジオを聞くと、すごくたっぷり時間をかけてやっている印象を受けるので、そういう余裕を出したいよね。
シュウペイ:今までの1時間は、すごく短いと思っていました。メールを読んでコーナーをやったら、あっと言う間に終わってしまうし。
松陰寺:確かに。これからはたくさんメールを読んで行こうか。うちらのリスナーのメールって、すごく面白いんですよ。
シュウペイ:俺らのイジリ方が本当におかしいよね(笑)。1年目でリスナーとこういった関係性を作ることができたので、2年目ではもっと寄り添っていけたらと思っています。
――新しくやってみたいコーナーなど、すでに構想を練っているものはありますか?
シュウペイ:これまでも、「これやりたいです!」と言って決まった企画がそんなにない(笑)。本当にいきなり決まるんですよ。僕がKinKi Kidsが好きだと言ったらKinKi Kidsのコーナーが誕生したり、相方が野球好きだから応援ソングのコーナーをやったり……。
松陰寺:スタッフさんが上手く俺らのパーソナルな部分を引き出してコーナーにしてくれるので、すごくありがたいです。
シュウペイ:そういう意味では、ラジオを通してギャル文化を復活をさせたいです。
松陰寺:うちの相方、元ギャル男なので。JOYくんの正式な後継者って自ら名乗ってるんですよ。
シュウペイ:俺がギャルとギャル男を守る!
松陰寺:今、それを背負えるのはシュウペイしかいないと思います。
シュウペイ:今の時代、街に足りないものは「ギャル」と「ギャル男」なんですよ。渋谷に行っても「なんか違うな~」って思うんですよね。
松陰寺:シュウペイさんが輝いていた時代と何が違うの?
シュウペイ:何もかもが違う。あの頃はハチ公も普通に散歩してたし、毎日がお祭りだったから。
松陰寺:バックに流れる音楽を爆音にしてみたら? クラブみたいな。
シュウペイ:いいね! 深夜3時から始まるクラブラジオ。ブースのことを「クラブ」って読んだり、合間に飲むのがテキーラのショットだったり。果たして本当にそんなラジオが始まるのか、お楽しみに☆
――(笑)。本日発表された5組の中で、コラボしたい方はいますか?
松陰寺:それは酷な質問ですよ! 選べないですもん。全員とコラボしたいです。
シュウペイ:僕らの番組にもお呼びしたいですし、呼ばれたら絶対に行きます!
――先日行われた「お笑いラジオスターライブ2022」での、他のお笑い芸人さんとのクロストークも面白かったです。
シュウペイ:ありがとうございます! 何しゃべろう? もうしゃべることない! って切羽詰まった時が一番面白いこと言えたりするんですよね。
松陰寺:確かに。しかも、それがネット記事になることが多いよね。
シュウペイ:それ、切羽詰まってヤバイこと口にしちゃってるだけなんじゃない?
松陰寺:……そうかも。そんな面白い話を『ANN0』になってもたくさん話していきたいと思うので、応援よろしく! どうもありがとう。
――貴重なお話、ありがとうございました!
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番組情報
頬指差し腕クロス男・シュウペイと全肯定おじさん・松陰寺太勇が、KinKi Kids大好きな成田秀平になったり、ただの千葉ロッテマリーンズファン松井勇太(38)に行ったり来たりする、未来永劫むずかしい話をするつもりがない、誰でも、いつからでも、聴きはじめることができる愉快な番組です。
★再編集したポッドキャストをSpotifyで聴けます!⇒こちらからチェック
~Spotifyをダウンロードすれば無料で聴くことができます(放送の翌日に最新エピソードを配信予定です)