9月7日(水)深夜、乃木坂46で3期生の久保史緒里がパーソナリティを務めるラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週水曜25時~27時)が生放送。久保が主演する舞台『桜文』の、舞台稽古でのエピソードを語った。
『桜文』は明治後期の吉原遊郭を舞台に、当代随一で笑わない花魁(おいらん)を中心とした悲恋を描いたストーリー。舞台稽古について「私は重めの人見知りなんです、かなり重めの人見知りで。しかもストーリーもかなり重めだから、稽古場も緊張感もあった」と振り返り、共演者やスタッフとなかなか打ち解けられなかったと告白。
久保といえば、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの大ファンとして知られるが、野球を通し、この“重めの人見知り”を乗り越えたと語った。
「舞台稽古は、各々が各々の課題をつぶして頑張ります、みたいな。本当に大人な現場で。ただ、その中でも共演者の白浜そらちゃんとかプロデューサーさんは、夏の甲子園野球のことで会話ができて。野球をきっかけに、稽古場で打ち解けられるようになったんです。
私はいつも『18番』(※田中将大投手の背番号)って大きく描かれたイーグルスのポーチを愛用していて、それを見た共演者の松本妃代さんが『本当に野球が好きなんですね~』って話すきっかけになったり。ただ、スタッフさんとは話す機会もなく、打ち解けられていなかったんですけど、最終稽古の日、突然、人見知りの私に大チャンスが訪れたんです!
女性の照明さんが、さっと出した筆箱が“つば九郎”だったんですよ! つば九郎とは、東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターなんですけどね。『あれ? つば九郎だ!』って思って。さらにスマホには、大きなクマが『55』のユニフォームを着ているストラップを付けていて。『村上選手だよね? これはスワローズファンだな』って確信して。
勇気を出して私から『野球お好きなんですか?』って話しかけたら、『やっぱりそうですよね、マー君(田中将大投手)のポーチを見て私も思っていました』ってやっと会話ができて、本当に野球がきっかけでコミュ力が上がったんですよね。
そして、さらにチャンスが巡ってきて、花魁のかつらを着けてくださる女性のスタッフさんのサンダルがね、ジャビット君が付いていて。『まさか……!』と思っていたら、読売ジャイアンツのファンだって話しかけてくれて。野球の話で盛り上がれて、うれしいなって思いました」
共演者やスタッフにも野球好きがおり、これをきっかけに会話することができたと、うれしそうに語った久保。この流れで“なまはげTシャツ”を着ていたスタッフに「素敵なTシャツですね!……あの、私、東北出身なので反応しちゃって」と話しかけたが、相手は「ああ、そうなんですか……」と困惑。
会話はこの一瞬で終わったそうで、「今思い出すだけで鳥肌が立つ(笑)」と、こじらせエピソードを苦笑いで語った。
番組情報
アイドルグループ乃木坂46が毎週水曜日の「オールナイトニッポン」を担当。 2代目パーソナリティの久保史緒里が毎週お届けします! ふるさと宮城と野球のお話多めの生放送ですが、どうぞラジオ・radikoでお聴きください!