黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」（5月8日放送）にお笑いコンビのトム・ブラウンが出演。ライブでの独特なスタイルについて語った。

映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」の大大大ヒット記念イベントに出席したお笑いコンビ、トム・ブラウンの（左から）布川ひろき、みちお　＝ユナイテッド・シネマとしまえん　撮影日 2018年12月13日　写真提供：産経新聞社

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。5月8日（月）～5月12日（金）のゲストはお笑いコンビのトム・ブラウン。1日目は、自分たちのお笑いのスタイルについて---

黒木）いつも拝見しております。

みちお）私たちを知っていてくださったのですか？

黒木）『M-1グランプリ』はもちろん拝見しますけれども。

みちお）M-1見るのですね。

黒木）お笑い好きなのですよ。

みちお）宝塚時代に三宅裕司さんのコントを録音して聴いていたとか。

黒木）録音してカセットテープに入れていました。

布川）えーっ！

黒木）大部屋でずっと流していたら、大地真央さんから「もう飽きた」と言われました（笑）。

布川）飽きるほど流していたのですね。

黒木）大好きですね。

みちお）下手したら私たちよりいま詳しいのではないですかね、三宅裕司さんとか。

布川）その世代とか私たちわからないので。

黒木）若くていらっしゃるのでね。

みちお）いえいえ。

トム・ブラウン全国6大都市ツアー2023「がちょん十二郎」

黒木）そんなトム・ブラウンさんですけれども、『トム・ブラウン全国6大都市ツアー2023「がちょん十二郎」』のツアーの真っ最中で、こちらは7月22日まで続きますね。どうですか、身体とネタは？

みちお）ツアーは今回で12回目なのですけれど、毎回、ネタが1時間くらい前まできちんとできていない状態が多くて……。

黒木）はい？

みちお）毎回。

布川）ネタ自体はできているのですが、「細かい部分をどうするか」というところですね。その話し合いが1時間前くらいまで続くのです。

みちお）普通の芸人だったらセリフが載っている台本ができているではないですか、その状態ではないのですよ。

黒木）現場でつくっていくような感じですか？ アドリブも入ってきて。

みちお）アドリブはかなり入ります。

黒木）それではお客さんも楽しみですね、「二度と見られないステージ」ということで。

みちお）よく言えばそうですね。

布川）まさに、二度とは見られないと思います。

黒木）一期一会ですね。

みちお）そのかわり、ものすごく滑るときもありますから。

黒木）滑ったときはどうするのですか？

みちお）滑ったときは「ダメ」の威力が強くなります。

黒木）お笑いを目指して札幌から上京なさって、オーディション落ちられて……。努力を重ねていらっしゃるではないですか。

みちお）なんとか粘ってやっていますけれど。

布川）まさかマセキ芸能のオーディションに落ちたことまでご存じだとは思っていませんでした。

みちお）ライブのお笑いファンより詳しいですね。

黒木）そんなトム・ブラウンさんですけれども、2009年にコンビを結成なさって、それで2018年にはM-1グランプリに6位入賞し、大ブレイクされました。いまはどうですか？

みちお）2018年にM-1にいかせてもらったときと同じ気持ちでいないとダメだなと思ってはいますけれども。

布川）我々の進化した姿をどう見せられるか。我々的にも発揮したいと思っています。

みちお）前より少しだけ知ってもらえたので、そろそろ新しい何かをアップデートしていきたいです。

布川）熱い気持ちがこの単独ライブに入っていますので、ぜひそのエネルギーを受け取って欲しいです。

みちお）皆さまにね。

布川）元気になってもらいたい。

トム・ブラウン／お笑いコンビ

トム・ブラウン／お笑いコンビ

（左）布川ひろき：1984年1月生まれ。39歳。北海道札幌市出身。
（右）みちお：1984年12月生まれ。38歳。北海道札幌市出身。
■高校の柔道部の先輩･後輩として出会い、先輩の布川さんがお笑いに誘ったが、プロのスノーボーダーを目指していたみちおさんは、誘いを断り専門学校に進学。
■布川さんは高校卒業後、2004年頃から、別のコンビやピン芸人としてお笑いの活動を開始。北海道のローカル番組にも出演。
■一方のみちおさんは、プロのスノーボーダーを目指していたが、布川さんがテレビなどで活躍する姿を見てお笑いに興味を持ち、2007年頃からピン芸人として活動を開始。
■その後、東京でお笑いをやってみたいという思いが強くなった布川さんが再び･みちおさんを誘い、2009年に正式にコンビを結成した。
■2018年に開催された「M-1グランプリ」の決勝戦で6位に入賞し･大ブレイク。
■芸風は主に漫才。有名人やアニメキャラを合体させる「合体漫才」が有名。
■M-1でブレイク後は、その特異な芸風で注目を集め、各メディアで大活躍。2019年4月には「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティに就任。現在は「オールナイトニッポンPODCAST」の金曜パーソナリティとして『トム･ブラウンのニッポン放送圧縮計画』（毎週金曜18:00頃）を配信中。