※本記事は、2023年10月14日（土）15日（日）に東京国際フォーラムにて開催されてる舞台演劇番組イベント生配信ドラマ「あの夜であえたら」内の架空番組「綾川千歳のオールナイトニッポン(ニュー)」を書き起こしたフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

2025年6月8日（日）、新世代女優・綾川千歳がパーソナリティを務める「綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)」が放送。ゲスト・佐久間宣行からサプライズで番組イベント「綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)in 東京国際フォーラム」の開催が発表された。

画像を見る（全2枚） 綾川千歳と佐久間宣行

この日の放送では、オールナイトニッポンN(ニュー)の最年少パーソナリティである綾川が、最年長パーソナリティであるテレビプロデューサー・佐久間宣行を迎えて2人でトークを展開。

深夜3時からの生放送に向けた1日の過ごし方やトーク題材の探し方など、ラジオパーソナリティならではのトークで盛り上がる中、綾川が佐久間に「ラジオを長続きさせる秘訣」について質問すると……

佐久間：「長続きの秘訣」と言ったら、番組イベントじゃないかな。番組の人気を証明できるのは、聴取率もあるけど、番組イベントでどれだけ人が集まるかとか、どれだけの人が動いてくれるか。改編を乗り越える指標としてもあると思う。

綾川：番組イベントですか。まだ1年目だから……

佐久間：僕にとっての最初のイベントは、番組が始まってすぐの秋にやったんですよ。

綾川：そんなにすぐにやったんですか！？

佐久間：僕が「演劇観るのが好きだから、本多劇場が憧れだ」って当時ディレクターの石井に言ったら、本当にできることになって。イベントは何かの巡り合わせで決まるところもあるから、何年目とかあんまり関係ないですよ。

佐久間が番組1年目で番組イベントを開催したことを聞き、驚いた様子の綾川。さらに、佐久間は番組イベントの魅力について熱弁する。

佐久間：番組イベントって、当然会場にはリスナーしか来ないんですよ。たとえばコンサートなら、ネットから知った人や曲から知った人とかいるけど、ラジオのイベントって本当に番組を聴き込んだリスナーしか来ないんですよ。

「普段はラジオをひとりで聴いているけど、そんな人たちが集まるとこんなに数がいるんだ」って考えると熱いし、すごい面白い催しだと思いますけどね。

綾川：ホントにすごそう……自分のことをちゃんと知ってくれている人が来てくれる。

佐久間：そうなんですよ。しかも、ちょっとしたことも知ってくれてるんですよ。ラジオ全部聴いてくれているから。

綾川：番組イベントか……やってみたいです。

佐久間：え？

綾川：はい？

佐久間：綾川さん、今「やってみたい」とおっしゃいましたね。

綾川：やってみたいですけど……

佐久間：やりたいんですよね？

綾川：ええ？

佐久間：……やります。綾川さん、番組イベント、やります。

綾川：それは（遠い未来の）予知とかじゃなくて……？

佐久間：スピリチュアル的なことじゃないです。やります。

綾川：（新しい台本を読みながら）ここで皆さんにお知らせです。「綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)in 東京国際フォーラム」開催決定です！ えー！ （スタッフの）みんな知ってた……ということは佐久間さんも知ってた！？

佐久間：今日は、番組イベント宣伝大使として来ました。（共通のディレクターの）植村が俺の放送が終わった後に、神妙な面持ちで話しかけてきて、（この番組の）ゲスト頼まれる前に、「どうやったら番組イベント盛り上げられますか？」って。

「情報解禁を盛り上げた方がいいから、スペシャルウィークで発表したら？」って提案したら、植村から「じゃあ佐久間さん」って言われて……

綾川：（番組イベント発表役を）担当していただいたんですね！

佐久間：植村もこのイベントをどうしてもやりたいんじゃない？ 1年目で国際フォーラムなんてすごいよ。俺は本多劇場だからね。400名弱。

綾川：国際フォーラムは何人？ 5,000人！？ ヤバっ！！

佐久間：5,000人ものリスナーが集まるなんて、とんでもないことですよ。

サプライズで番組イベント開催を発表され、驚きを隠せない綾川。その後も番組イベントに向けた企画について、番組のノリを活かしてエビ型のペンライトを作るアイデアなどを出し合い、佐久間と盛り上がった。