※本記事は、2023年10月14日（土）15日（日）に東京国際フォーラムにて開催されてる舞台演劇番組イベント生配信ドラマ「あの夜であえたら」内の架空番組「綾川千歳のオールナイトニッポン(ニュー)」を書き起こしたフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

2025年7月13日（日）、新世代女優・綾川千歳がパーソナリティを務める「綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)」が放送。綾川が夏の暑さやスタッフに対して苦言を呈した。

画像を見る（全2枚） 母のTシャツを“拝借”してきた綾川千歳

「『7月ってこんな暑かった？』って、毎年言ってる」と、夏の暑さへの不満から始まったこの日の放送。ついに最高気温が39度にまで達し、「服なんか着てる場合じゃないよね！ まぁ着るけど！ ちゃんと着てるよ（笑）？」と、夏の服事情について語り始めた。

「私はこれぐらい暑いと絶対にコーデはTシャツになるんですよ。Tシャツと短パン。Tシャツとジーパン。コーディネートが簡単になっちゃうんですよ。

今日は自分で買ったやつじゃなくて、実家に帰ったときに勝手にもらってきた母のTシャツです。もらってというか、勝手に持って帰ってきた（笑）Tシャツです。『いいな、これ』と思って、カバンに詰めて、『じゃあバイバイ』って帰ってきました（笑）。

いつもTシャツは購入したらすぐに着てしまうんですが、撮影などで毎日仕事場へ私服で行くときは『被らないように』という意識はしてるんですよ。カメラがまわっていなくても。でも、Tシャツを着ていくとすぐにレパートリーが少なくなるので、ときどき（実家の）愛媛に帰ると母の服を拝借しています」

この日着ていた黒のTシャツに関する裏事情を明かした綾川。

スタッフから「泥棒コーデ」と言われ、「泥棒コーデじゃないよ（笑）！ お母さんも許してくれてるんです。そんなに使ってないTシャツを選んでいるんで、安心してください！お母さん困ってないです！多分！」と、関係性は円満であることをアピールした。

暑さは綾川だけではなく、番組スタッフにも影響を及ぼしているようで……

「植村ディレクターのキューシート（番組進行表）は夏バテ中です。文字にも表れています。普通のQシートには大体のコーナーや時間が書かれているらしいんですけど、この番組は植村さんが季節とか時事に関する情報をいっぱい書いてくれてるんですよ。

“植村さんが持っているデカい手帳にはこの世のすべてが書いてあってQシートはその一部に過ぎない”とか、“植村さんと人の間には目に見えない無限が広がってる”とか、番組内でも色々言ってたんですけど（笑）。

そんな呪具の力が最近弱まってきているんですよ。さっき『夏バテしてないですか？』って聞いたら、『ふふふ』とだけ返されました！非常に省エネな返しをされましたね。

いつもは記念日に関する画像まで差し込んで辞書みたいな感じになってたんですけど、今日のQシートには『7月13日は”ないぞう”でもつ焼きの日です』とだけ書いてあります。これは夏バテですよね？ ……また『ふふふ』で返されました。また省エネ！

書かれなかったら書かれなかったでちょっと寂しいです、私。文字が少ないと『大丈夫かな？』ってなっちゃいます」

夏バテしているスタッフを心配する綾川。他にもスタッフに悩まされていることがあるようで…

「先週のフリートーク、部屋が汚いことをしゃべったのかな？ それで、マネージャーにめちゃくちゃ怒られました。あんまり言わないようにしないと。なんかダメだったみたいですね～、ラジオは結構自由にさせてくれると思ったんですけど……」

さらに、綾川へのスタッフへの不満はまだまだあるようで…？

「今週は髪を切りに行こうと思いまして。

切る前は、腰ぐらいまで髪の長さがあったんですよね。夏だから、39度の気温で髪の毛を下ろしてるとうっとうしいんですよ。汗で髪が顔に張り付くし。自分としては、セミロングぐらいまでは切りたい。腰くらいから、鎖骨ぐらいまで切りたいと思っていて」

以前から美容師との会話が「あまり得意ではない」としていた綾川だったが、勇気を出して美容室へ。しかし、綾川の期待していた成果は得られなかったようで……？

「勇気を出して髪を切ったんですよ、私。でも、今日ここに来たら、誰もなにも言わない！誰も気づかない！これは、本当にショックでした。

気づいてるけど言わないだけかと思って、『髪を切りました！』って自分で言ったんですよ。そうしたら、『ほんとに？ 今日のシャツが黒いから？』って（気づかなかった理由を）シャツのせいにされました。なにそれ！

私にとってはすごく切ったんですけど。12センチぐらいは切りましたよ。美容師さんに『結構切りましたね』って言われて、気づいてくれると思って結構ウキウキで。それでここに来たら誰も気づいてくれなかった。本当に、あり得ません！

もう、髪伸びないでほしい！ 気づいてくれないし、美容室苦手だし！ ふん！」

なんとか機嫌を直そうとおだてるスタッフの言葉も届かず、最終的に拗ねてしまった綾川であった。