7月24日(月)深夜に放送された、俳優の山田裕貴がパーソナリティを務めるラジオ番組「山田裕貴のオールナイトニッポンX(クロス)」(ニッポン放送・毎週月曜24時~24時58分)に、女優の有村架純が生出演。廣木隆一監督の実写映画「ストロボ・エッジ」で共演した2人が、撮影の思い出を語った。
有村:廣木監督……凄かったよね? “ドライ”が永遠に終わらなかったよね。
山田:そうそう。“ドライ”というのは、お芝居のシーンの立ち位置を合わせて、そのシーンをどうやって作っていくか、照明をどこに立てるかとか。テスト撮影より前にやる確認リハーサルで。
ドライでもセリフを言うんだけど、廣木監督はその段階で、「……ちょっと違うな。よーい、はい」っていうのが20回ぐらい続くんだよね。
有村:廣木監督は、答えを教えてくれなかったよね。
山田:そう、言わないんですよ。「なんか違うな。よーい、はい」「違う。よーい、はい」「あぁ違う。よーい、はい」……これが20回ぐらい。
有村:うん。
山田:鍛えられたね。どう動いたらそのキャラクターの心情を表現しつつ、自然に動いて見えるのか。すごく鍛えられた気がする。
有村:頭で考えずにやっていくスタイルだったよね。「はい、もう1回」「はい、もう1回」の合間も考える隙を与えず、とにかく体で思うように動きなさいと。
山田:考えないから感覚で動けるというか、そういうことを鍛えられたよね。現場中もこういう話、一緒にしたよね。「これ一生忘れないよね、この現場の感じ」みたいなことを。
有村:たぶん、あの作品に入っていたみんな、変わったと思う。
山田:うん。あそこですごく鍛えられた。僕は今でも、取材で「転機になった作品は?」って聞かれると、廣木監督との出会いを話すんだよね。
有村:うん、私もまったく一緒。
山田:衝撃的だったよね。
有村:影響力すごいよね。本当にストイックだから、現場ではあまり喋らないし、淡々と黙々と取り組まれて。でも現場が終わったら、本当に優しいおじいちゃんだよね(笑)
実写映画「ストロボ・エッジ」のドライリハーサルで、廣木監督から何度もやり直しをさせられていたという山田と有村。
しかし撮影以外では優しく、有村は廣木監督と2人で飲みに行ったこともあり、かわいらしい一面も見せるという。山田も同調しつつ、優しさがあるから人間の細かい表現にこだわるのではないか、と推測した。
この記事の画像(全2枚)
番組情報
映画・ドラマ・CMと大活躍中の俳優・山田裕貴が月曜日オールナイトニッポンを担当! 放送中は番組へのメールもお待ちしています! 山田裕貴と一緒に月曜の夜を楽しみましょう!