『あのコはだぁれ?』渋谷凪咲、映画初主演作は衝撃の学園ホラー
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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1196回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、7月19日公開の『あのコはだぁれ?』と『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』をご紹介します。
『あのコはだぁれ?』清水崇監督最新作、極上の恐怖体験をあなたに
2023年の夏は、洋画邦画を問わずホラー映画が大豊作でしたが、中でも高い評価を受けたのが『ミンナノウタ』。ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」とJホラーの巨匠・清水崇監督による異色のコラボレーションが話題となり、GENERATIONSファンはもちろん、幅広い世代の映画ファンから大きな支持を得ました。
そんな『ミンナノウタ』のDNAを引き継ぐホラー映画『あのコはだぁれ?』が、ついに完成。2024年夏、“呪いの歌”が灼熱の日本列島を侵食します。
『あのコはだぁれ?』のあらすじ
臨時教員として夏休みの補習授業を受け持つことになった君島ほのか。ある日、彼女の目の前で女子生徒が屋上から飛び降り、不可解な死を遂げてしまう。
男女5人だけの補習クラスなのに、教室の中にいるはずのない生徒が“いる”ことに気づいたほのかは、生徒の三浦瞳や前川タケルたちと共に、生徒間で囁かれている“あのコ”の謎に踏み込んでいく。
果たして、彼らを恐怖に陥れる“あのコ”の正体とは……。
『あのコはだぁれ?』のみどころ
主人公・君島ほのかを演じたのは、元NMB48の渋谷凪咲。映画初主演となった本作では、バラエティ番組でみせる愛らしい笑顔は封印。恐怖に怯える表情や憂いのある佇まいなど、これまでとは違った印象を与えています。
また生徒役には早瀬憩、山時聡真、荒木飛羽、今森茉耶、蒼井旬といったフレッシュな俳優陣が勢揃い。
さらに松尾諭、小原正子、マキタスポーツ、染谷将太などバラエティ豊かな顔ぶれが揃ったほか、『ミンナノウタ』に本人役で出演していた「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の中務裕太が特別出演しているのも見逃せませんよ。
夏休みの学校、耳から離れないメロディー、血の足跡。恐怖描写を丁寧に重ねながら、日常と地続きにある“違和感”と“不穏さ”を見事に映し出した本作「ジャパニーズ・ホラーの新たな局面を迎えた作品」と言っても過言ではないほどの完成度の高さで、清水崇監督のセンスと演出力が光っています。
劇中の登場人物同様、謎に包まれた“あのコ”の存在に翻弄されること間違いなし。この夏イチバンの恐怖を、映画館で存分に体験して。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』人類初の月面着陸映像は、フェイク(偽物)だった!?
7月20日は「月面着陸の日」。
1969年のこの日、アメリカ有人宇宙飛行船「アポロ11号」が月面に着陸し、人類が初めて月面に降り立ちました。その歴史的瞬間にまつわる壮大な疑惑をヒントに、奇想天外な極秘ミッションの行方を描いた『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。
アメリカの有人宇宙飛行計画を題材にした映画は数あれど、本作は実に独創的。都市伝説を逆手に取りながら、月面着陸の真実をリアルにドラマティックに展開していく、オリジナル脚本の秀逸さには唸らされるばかり。
粋でユーモラスで、ロマンティック。ハリウッド映画の醍醐味が詰まったチャーミングな一作です。
<作品情報>
あのコはだぁれ?
2024年7月19日(金)から全国ロードショー
出演:
渋谷凪咲
早瀬憩 山時聡真 荒木飛羽 今森茉耶 蒼井旬 穂紫朋子
今井あずさ 小原正子(クワバタオハラ) 伊藤麻実子 たくませいこ 山川真里果
松尾諭 マキタスポーツ / 染谷将太
監督:清水崇
原案・脚本:角田ルミ 清水崇
音楽:小林うてな 南方裕里衣
主題歌:ヒグチアイ「誰」(ポニーキャニオン)
制作プロダクション:ブースタープロジェクト “PEEK A BOO films”
制作協力 - 松竹撮影所、松竹映像センター
企画・配給:松竹
(C)2024「あのコはだぁれ?」製作委員会
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/anokodare-movie/
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<作品情報>
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
2024年7月19日(金)から全国の映画館で公開
監督:グレッグ・バーランティ
出演:スカーレット・ヨハンソン チャニング・テイタム ウディ・ハレルソン
原題:FLY ME TO THE MOON
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト https://www.flymetothemoon.jp/
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連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/