【ニッポン放送アナウンサーインタビュー2025＜5＞】

番組、イベント、デジタルメディア……ニッポン放送の様々なシーンで幅広く活躍しているニッポン放送のアナウンサーたち。『ニッポン放送アナウンサーカレンダー2026』の発売を控えるタイミングで、アナウンサーの皆さんに今年の思い出やカレンダー撮影の裏側を訊きました。5人目は、増山さやかアナウンサーです。

増山さやかアナウンサー

■『ズーム』と『ハッピー！』それぞれの良さをお届けできればと思います

――月～木曜の夕方は『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』、金曜日の朝は『春風亭一之輔 あなたとハッピー！』、それぞれに特徴のある番組を担当されていますよね。

『ズーム』は、ニュース番組ですが、かしこまりすぎず辛坊さんのキャラクターも相まってニュースバラエティのようなテイストです。辛坊さんの脱線話あり、一緒に笑えるエッセンスあり、まさに“辛坊治郎ショー”とでもいうべき、唯一無二の魅力がある番組だと思います。

土曜日に放送していた時代から数えると、2012年のスタート以来、今年で14年目になった『ズーム』なのですが、今年初めて番組ノベルティグッズ「ジローのすりすり」が出来ました（笑）。番組のノベルティを作りたいという話は常々あって、放送中に爪を研ぐ辛坊さんの姿を見て、爪ヤスリを作ることに決まりました。

――なんとも『ズーム』らしい発想です（笑）。

続いて『一之輔ハッピー！』なのですが、この10月から新コーナーが始まりました。一之輔さんが、おもしろニュースを“無邪気な視点で”斬りまくるコーナーです。

――その名も？

「ズームイン！ そこまでは言わない！」

――なんと（笑）

一之輔さんのユーモアを堪能できるコーナーですので、ぜひご注目ください（笑）

一之輔さんご自身が“楽しいワルノリ”感がある方で、スタッフ含め全員が同じフィーリングで番組作りに取り組んでいます。大人たちの悪巧み、と言ったら言い過ぎかもしれませんが（笑）、みんな肩の力を抜いて3時間の生放送を楽しんでいますので、金曜日ならではの週末感を感じていただけるとうれしいですね。

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』と『春風亭一之輔 あなたとハッピー！』それぞれの持ち味をお届けできればと思います。

増山さやかアナウンサー

■アナウンサーカレンダーはチーム全員で作りあげた作品です

――続いてカレンダーについてですが、まず、増山アナウンサーの今年のポイントを教えてください。

11月の衣装でしょうか。レモンイエローのふわっふわのワンピースを着ています。自分では少し気後れしていたのですが、スタッフの押しの一言で決定しました。一人で考えると悩んでしまうので、毎年客観的な意見をもらいながら選んでいます。

今回は「銀座スカイラウンジ」で撮影しましたが、大きな窓から有楽町の景色が一望でき、ニッポン放送のカレンダーを撮るのにぴったりな象徴的な場所だなと思いました。

――衣装だけでなく、場所の雰囲気も増山アナウンサーにぴったりでした。

皆さんのお手元に届くまでには、カメラマンさん、メイクさん、スタイリストさん、デザイナーさん、各種調整をしてくれるスタッフなど、多くの方が関わってくださっています。最終的に誌面に写るのはアナウンサーですが、制作過程の中で、みんながどうしたらより素敵になるだろうと考えながら臨んでいるんですよね。カレンダーチーム全員で作りあげた作品です。

お付き合いも長く、私たちのこともよく理解してくださっているので、綺麗に撮っていただき、ありがたい限りです。

増山さやかアナウンサー

■アナウンサーや人としての自信や成長が自然と表れているんだと思います

――カレンダーが出来上がると、後輩アナウンサーのページもじっくりご覧になる姿が印象的です。見ながらどんなことを思っているのか気になります。

（過去のカレンダーを見ながら）昔はあどけなかったのに、いつの間にかすごく大人っぽくなって……驚きますよね。自分の個性をしっかり把握して、それが活きるようなポーズや表情。

これはカレンダー撮影に慣れたというよりも、色々な経験を重ねたり、後輩ができて意識が変わってきたりして、アナウンサーや人としての自信や成長が自然と表れているんだと思います。

そんな変化をうれしく思いながら見ています。

――ありがとうございます。では最後に、リスナーの皆さんへのメッセージをお願いします。

私が担当している番組に限らず、ニッポン放送には、皆さんそれぞれが「これ好きかも！」と興味を持ってもらえる番組があると思います。今までラジオやニッポン放送を聴いたことがないという初心者の方もそんな番組を探してみてください。さらに気になった方は、ぜひカレンダーをお手元に「こういう人たちが話しているんだなぁ」と合わせて楽しんでいただけたらと思います。