2/20(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!その②
豊洲問題はなぜ長引いているのか?その本当の理由は?
7:02~ひでたけのニュース ガツンと言わせて!:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)
石原慎太郎さんはスケープゴートにされている?
高嶋)東京都でずっと引きずっている豊洲問題ですが、ついこないだ、石原慎太郎さんが「逃げ隠れしていると言われるなんて侵害だ」と記者会見をすると言いましたが、いやいや、その程度だと生ぬるいと、虚偽証言には厳しい罰則がある百条委員会の名前も出ています。百条委員会となると、猪瀬直樹さんが辞任に追い込まれました。どういう経緯でこうなってきましたか。
須田)大前提で言うと、4月の都議会議員選挙を見据えて都議会の議員たちが、どう立ち回れば自分に有利なのかを考えて動いています。一方で小池新党の動きがありますが、互いの間合いをどう図っていくか、どんな環境を構築していくのか。そうなると議員誰しも正義の側に身を置いておきたいのですよ。
高嶋)本音はそこでしょうね。
須田)この言い方が適当か別として、石原さんはスケープゴートにされているなと思いますよね。実態上、すべてを石原さんが仕切って豊洲の移転が決まったわけではない。おそらく鶴の一声、天の一声があったにせよ、事務方や現場が動いていろいろ決まっていったはずです。
当時の本局長がそのご東京ガスに天下っているのはなぜか?
高嶋)かつては住民訴訟が起こされても石原さんに賠償責任はないという判断だったのが、だんだんそうではないということになってきた。石原さんも年齢のこともあり、健康上のこともあるのでしょうけど、まあ小池都知事に鼻面引きずり回されて、とうとうお白州へ引きずり出されるというような感じですよね。
須田)この問題を巡ってはきちんと明らかにして、白日の下に晒しておいたほうがいいと思いますよ。どうしてかというと、当時の東京ガスから購入を決めた経緯を見てみますと、そのときに交渉した了承了解のサインや判子を押した、知事本局という東京都庁の筆頭局があります。
高嶋)契約書に至っての当事者ですよね。
須田)そこの局長がなんで東京ガスなんかに天下っているのか。東京ガスにあれだけの便宜を図っておきながらね。そのあとには都内の区長になっています。別に政治家でもない元役人がね。そういった動きを見てみると、何も問題ありませんでした、どこに出しても恥ずかしくない売買劇でしたとはちょっと言えないんじゃないかと思いますよ。
高嶋)素人的な勘ですけど、石原慎太郎さんという人は都知事でありながら、時の関心は世界や日本に向いていたと。石原新党の話も再三出ては消えましたけど。いわゆる都民の台所である豊洲については、構わずに任せていたと質問書で答えました。「その経緯は俺は知らねえ」と。あれは案外、的を得た発言なのではないかと思いますが、何か百条委員会で出てきますか?
須田)先ほど申し上げたスケープゴートというか、知らずに了承了解したのかというところを徹底的に追及されるという構図じゃないかと。当時、この豊洲の問題が起きているときに、石原さんの本丸である新銀行東京の問題も浮上してきていました。メガバンクに対抗して銀行を作ったのだけれど大失敗に終わったため、その尻拭いに追われていた。
高嶋)余計なお金がそっちにかなりいきましたからね。
須田)当時の石原さんはそっちのほうにかなり興味があったのではないかと思います。
高嶋)それと舛添さんが公費の使い方について散々言われましたけど、石原さんもすごかったのですよね。海外行ったときとか、絵描きである四男の方の絵を購入したとかね。だからそっちのほうもきな臭いというか強引なところがあって。そんなところは都民にウケちゃうんじゃないかと。
最終的にはすべて小池都知事の影響
須田)ふたを開けたら何が出てくるかということでしょうけどね。
高嶋)そういう中で勘がいいというか、小池新都知事の辣腕ぶりはすごいですね。
須田)上手いですよね。
高嶋)当初は新党なんてそんな簡単にできるものではないと、みんな言っていたけど。今では過半数を制するくらいの勢いがあるって言う人もいますよね。
須田)小池さんも今回の百条委員会とか、石原さん追及の矢面に立っているわけではないですよね。逆に言えば、都議会の方が慌ててそんな方向に動き出していると。これもすべてて小池さんの影響ですよ。
この話を聴き逃したあなたは、下のバナーをクリックしてradikoのタイムフリーで聴いていただくことができます。
2/20(月)~24(金)
高嶋ひでたけのあさラジ!は
『Why American People!アメリカ人に本音を直撃 神か悪魔かドナルド・トランプ』
アメリカファースト、大統領令の乱発、威嚇的な外交…
世界中が注目するトランプ大統領。果たしてアメリカ人はどう見ているのか?
アメリカは変わるのか?私たち日本はどうしていくべきなのか?ケント・ギルバート、パトリック・ハーラン(パックン)、ダニエル・カール、チャック・ウィルソン、ピーター・ランダース
日本で活躍するアメリカ出身の著名人の本音に直撃します!