2/27(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
“森友学園”を巡り荒れる国会!昭恵夫人の関与は?民進党の本当の狙いとは?
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)
森友学園問題、安倍夫妻はどこまで関与していたのか?
高嶋)大阪府豊中市での『森友学園』の問題。国会でもたいへん丁々発止のやり方になっていますが、「安倍さんだ、昭恵夫人だ」と野党が攻め込んでいますけれども、これはようするに『ゴミが出たからその処理費用』だなんて言って、国有地を評価額よりも8億円も安くして払い下げたと。それで昭恵夫人が名誉校長になっている。それで安倍さんの名前も使われて、募金を募られたり、小学校の名前に総理の名前を付けるなどしていると。何だか話がちょっと大げさすぎる感じがしますが、今の段階で須田さんはどうとっていますか?
須田)安倍総理、あるいは昭恵夫人の何らかの関与があったのかというと、これはおそらく無かったのだろうと私は思います。それでポイントはどこにあるのかというと、まず、国有地をゴミの撤去費用を多く見積もって、格安にして払い下げたのではないかと。これが1点ですね。
高嶋)はい。
須田)そしてもう1つはですね、森友学園はもともと幼稚園を運営していたのですが、小学校を設立するにあたって、文部科学省から何らかの便宜が図られたんではないのか、と。かなり早い認可が下りたわけですから。この2つが取りあえずの疑惑の焦点です。加えて、安倍昭恵夫人が名誉校長を務めているということもあって、総理夫妻の関与が強く伺えるのではないかということです。
前者のゴミの撤去費用については外部の第三者が鑑定しています。ですから費用が多いか少ないかというのは、私は安倍総理も含めて、関与のするところではないのではないかと思います。
後者に関しても、そこで何か便宜を図ったという痕跡が伺えない。舞台設定は派手なのですが、結果的に何か色濃い関与があったのかというと、全く見つかっていないというのが実態です。
ただ問題が起きるとするならば、ゴミの撤去費用を多く見積もりすぎたのではないのか? あるいはゴミを撤去せずに埋め戻したところに、法律に違反する行為がもしかしたらあったのかもしれない。今後、会計検査院がその辺りについてチェックをすることになっていますから、そこで何か問題が起こってくるということになるかもしれませんけれども、そのことと、鑑定の関与とは、結びつかないのではないかと思います。高嶋)安倍総理自身も「問題があったら自分は総理も辞めるし議員も辞める」と、大見得を切っちゃって。奥さんは気のいい方ですから、いろいろなところに首を突っ込んだりする。多少「軽率だ」と言う人もいますけれど、昭恵夫人の人柄だなというようにも感じられます。一方でこれは私立だから良いと言えば良いのでしょうが、籠池さんですか、あの人の非常に右寄りの教育方針、幼稚園で昔の教育勅語を皆で唱和させるとか、どうなのだろうと思います。
火のないところに煙を立てようとしている民進党
高嶋)それからもう1つ国会で気になるのはね、財務省の役人の方がきちんと説明しようとしないで木で鼻を括ったような、「フンッ」って感じの答弁の仕方をしているでしょう。「何でちゃんと説明しないのか」と思いますが、どうでしょう。
須田)ですけど、「火のないところに煙を立てようとしている」のが民進党です。それに対して「サービスで少し大げさに説明しましょう」なんてね、これはどう考えてもできないですよ。
高嶋)なるほど。野党はとにかく安倍さんの支持率も高くて、やることなすことやられているものですから、「これはいいネタだ!」と思って突っ込んで、調査にも行きました。辻本さんとかね。だけどあまり、収穫は無かったということですかね。
須田)それは野党の方も薄々、当初から分かっていたのではないですかね。つまり、今日、予算案が衆院を通過する。これを遅らせることが野党のポイントになりますから。その辺りを狙ったのでしょうけれども、結果的に今日、通過しそうなので、それも当てが外れたのではないかと思います。
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