FM93AM1242ニッポン放送で毎週日曜日の正午から放送中の「土田晃之日曜のへそ」
4/23(日)の放送はピコ太郎プロデューサー古坂大魔王がゲストで登場!
土田)今週はピコ太郎のプロデューサーである、古坂大魔王さんがゲストです。
古坂)どうも古坂大魔王でございます。「ピラミットはあれ、俺のものです。」
そんな感じです。
土田)超面倒くさい!日曜の昼にうるさい!深夜番組じゃない、日曜のお昼ですよ。なんならこれ年配の方が聴いてくれていて、日曜にお昼だから若い子にターゲットを絞らずになんなら同世代くらいの40代50代くらいの人なんて思ってやっていたら一番聴いている層が60代女性。
古坂)それこそ、ピコ太郎も武道館やったじゃないですか。あの時も子供も凄く多かった。だけど年配の方が。ピコ太郎の奥さんが78歳でしょ。78歳多味さん。78歳と言ったら本当70代の方が「なんかすごい私らすごい勇気を与えられた」っていう。
土田)え!まじで!
古坂)本当にたくさんの。だから、僕のピコ太郎を見るために古坂大魔王のお母さん方のうちのお母さんの市場の仲間20人がバスで来ましたから。
土田)え!青森から?!
古坂)平均70歳。終わった後「はあ~、ピコちゃんかわいい」って。帰っていったの。
土田)やっぱりあれだね、そのぐらいの年齢のお母さん方は可愛いと思うんだね。ピコ太郎を。
古坂)ピコ太郎は50代、53歳で。しかも礼儀正しいじゃないですか。ピコ太郎って。基本敬語で、きちんと手をつけて「宜しくお願い致します」って。そういうところが凄く演歌の方に通じるものがある。ピコ太郎が。そういう意味でギャクでも何でもなく、出待ちしてくれる人がピコ太郎にいて、60代の方もいたり、こんなの想定外よ。
土田)俺も傍から見ていて、なんなら若いパソコン世代のYouTubeをやる、若いやつらがとりあえず先に見つけるわけじゃない。そういう子たちが来ていると思ったらそうじゃないの?
古坂)だからきっと思った、もう僕らもそういう年代にはいっているの。そういうこと!
土田)そうですね
古坂)僕、そう云うのを凄く感じるよ。自分が狙ったターゲットなんて全く刺さらないって。マーケティング部なんて意味がない。今回本当思った。
土田)でも確かに、ピコ太郎の総合プロデューサーである古坂大魔王目線でいうと世界もみてきたわけだし。
古坂)一瞬だけですが、まだ、半年ぐらいですよ。
土田)まだそうですよ、それこそ去年の夏に8月に新宿で一緒に飲んであの半月後ぐらいよ。
古坂)あの時につっちーに言ったもんね、「ピコ太郎って動画出すから」ちゃんと見てね。
土田)そうそう。YouTubeあげるみたいな話しをしていて、それで一か月後ぐらいにはもう、朝の生放送の番組で小倉さんのやつだ。ここで取り上げられているじゃん、って言っていたら、ジャスティンビーバーが取り上げてくれてさって。そこからあれよ、あれよという間に、紅白歌合戦でも。俺、今までちゃんと紅白みたことなかったんだけど、今年みたからね。
古坂)有難いのはさ、色んな芸人の愛を感じるのは。この意見7人目ぐらいよ。紅白ちゃんと見たことないんだけど今回見たって。これを聴いた瞬間の俺の頭の中の‘にじむ感じ’わかる?じわっ!とにじむ感じ。有難いなっていう嬉しい。並べていったらキリがないのよ。やっていったこと。本当半年前だから。ジャスティンビーバーがやってくれて、CNNとかBBCとかの取材もやって。すぐ台湾行って、あの騒動があって、韓国に行って、韓国の年間の賞をもらって。
土田)年間の賞もらったの!??
古坂)そうだよ、ビデオの賞。少女時代が4曲歌った後、ラストピコ太郎(笑)
最近少女時代って全員勢ぞろいしてないの。地元韓国で、久々全員勢ぞろい。で終わって、“レディースメンジェントルマン ピコ太郎”
それはすごいわ。だって少女時代こそアジア圏をバンバンコンサート回っているじゃない。それぞれ女優やったり、モデルやったり、色んなことやってるね。
それでワナワンして。急遽やったイベントだから、楽屋が全部整備出来てなくて、パーフェクトシューマンもいて、あそこも相部屋だったりして、意外とわちゃわちゃして大変だった。ピコ太郎と一緒にいて、ステージの真横の出入りのところ準備してくれて、少女時代が手違いで楽屋がなかったの。
土田)え~、あの子達が。
古坂)車で2時間待ってたの。車待機してて、その時にピコ太郎4人に対して、弁当20個きたかからね。
土田)ピコ太郎、海外行く時4人で行っているの?
古坂)日本からは3人でいくよ。
ピコ太郎が本当に凄いのは、143か国配信したでしょ。あれもきっと日本初なんです。プラス海外レーベルと全世界契約したんですよ。
土田)そういうのもざっくりと噂を聞いたけど、どういうことだかこっちは分からないじゃない。
古坂)俺もまだ分かってないんだけど、まず「ソニー/ウルトラ」ていう、ウルトラっていうイベントがあるんです。皆さんよく聞くEDMっていうエレクトリック・ダンス・ミュージック。昔でいうとハウスとかディスコですよ。デヴィット・ゲッタとか、EDM有名な人がいて、そういう人が入っているレーベルと契約したんですよ、これはアメリカの契約。
ヨーロッパはCNRっていうまたこれはトゥモローランドっていう凄いでかいイベントがあったんだけど、それの契約が、CNR。ヨーロッパ全体。
土田)なに?大陸によって契約が違いうの。
古坂)細かくは違っているけど、大元は「ソニー/ウルトラ」。世界でPPAPやるときは、ここが全部話をしてくれる。だから1回こういう曲をつくらなきゃいけない。1回アメリカに聞いてみますって話。(笑) 1回アメリカに聞いているんです。誰かが、英語で。
「ソニー/ウルトラ」の社長もわざわざ、契約をするだけの為に来てくれたんですよ。日本に。契約の為に日本にきたのも初めてなんだけど。ピコ太郎はもう「ありがたまきこうじ」と言わざるしかありません。この一言。
土田)外国人なんちゃら記者会もあったじゃん。あんなの、なにあれ。(笑)
古坂)議題があったんです。真ん中ピコ太郎、その前がきっとモンゴルかなんかの女性、その後が経済排他的水域のTPP。TPPの前がPPAP。PPAP・TPP。(笑)
土田)それは笑うって。見たら。
これさ、いつぐらいから自分の中で納得できたの、あまりにも早いテンポ過ぎたでしょ。それまでは自分で曲を作って、安いスタジオ借りて、撮ってネットにあげて、、、
古坂)ピコ太郎が初期の頃つっちー見ているはずだもんね。
土田)それこそ東日本大震災のチャリティーライブもピコ太郎来てたもんね。浅草も来てるし、小さいとこで。まさかこんな事なるとは思わないでしょ。こっちは。
古坂)だからつっちーが喋ってるのも、2個で聴いている。
1個は説明しよう、もう1個はやっぱりなんか変だよなって思って聴いてるの。正直言って実感ないの。
土田)まだ?!
古坂)最初にうわーってなったのは実はジャスティンじゃないんですね。8月の真ん中ぐらいから、9月のジャスティン前。俺ら“beforeジャスティン”って呼んでいるんだけど、この時代に色んな人がリツイートして、ミックスチャンネルっていうのがあって、ミックスチャンネルで流行っちゃて、ミックスチャンネルのアプリで結構ずっと1位だったんです。ピコ太郎が。そこにみんなわちゃわちゃして。日本の若い子中高生が食いついて、まずは探してくれたの。わちゃわちゃした頃に、ナイギャクっていう、アメリカの1番でかい面白系動画をアップするところ。選ばれた人しかはいれないところがピックアップしてくれた。
PPAPだけのめちゃめちゃカウント上がったの。なんだろうねって話していた深夜。
エイベックスから電話がきました「ジャスティン来ましたよ。」って(笑)
土田)意味わかんないでしょ自宅でジャスティンきたって。なに。
古坂)これの時も「お!おぉ、すごいね。」
土田)でもこれもネットに挙げていて、海外ミュージシャンが言ってくれたんだ、くらいで
今でもありそうじゃない。
古坂)そかそかって思ったら。実は、これがないことらしくて。あとから聴いたら、ジャスティンのプロデューサーのスクーター・ブラウンさんっていうカニエ・ウェスト、アリアナ・グランデもやっている、大プロデューサーがいるの。昔の小室さんみたいなプロデューサーがまず探したらしんですよ。
「面白いと!」トラックもちゃんと作ってるなって。
ジャスティンこれ!見て!って言ったらジャスティンが嵌ってくれて。ジャスティンがこれテキストにした方が面白くない?これ盛り上げるんじゃない?って話をした上で書いたらしい。ジャスティンはポンって載っけないらしいんですよ。影響力でかいので。
土田)そうなんだ、やんちゃ坊主に見えるけどしっかりしているんだね。あの子CMで会ってるもんね。
古坂)超いい子だった。
土田)ジャスティンのプロデューサーが音楽的にもしっかりしてるよ!ってなったってことでしょ。日本でも有名な今回音楽的にピコ太郎はどうなのか。とある方からメッセージをお預かりしています。
細野晴臣)土田晃之さん、古坂大魔王さんこんにちは。細野晴臣です。ピコ太郎の曲を作ったということですけれど、去年PPAP話題になってましたよね。それで聴いて、テクノいいなと。ネットでシングル買ったんですけど、やっぱり一番の印象は八百屋の音です。コンッていう音です、カウデル。本当に僕は八百屋にお世話になったんで、また最近使う人がいるって嬉しくなって、やっぱりテクノが好きでもともと演ってましたから、久しぶりにテクノのヒット曲を聴いてシンプルでいいなと刺激されました。そのシンプルさとリズムね。
なんか番組見たんですけど、リズムもテンポを色々と試して、あのテンポに落ち着いたっていうのを見ていましたよ。魅力的な人なんだなと思いまして、誤解していました。素晴らしいですよ。昔僕、寺内タケシさん、天才ギターリストのエレキギターを発明したと自称しています。あの人に呼ばれて、YMOをよくやったと褒められたんですよ。同じインストで。インストでヒットしたっていうんでね。俺の弟子だ!という事になったんですけど。そんなような感じとちょっと近いですかね。弟子とかそういう立場じゃなくて、僕は見ている立場ですから、音楽的な勢いでこのまま一発屋じゃなくてという感じが見えてきましたから、ちょっと期待しています。細野晴臣でした。
土田)細野さん、ありがとうございます。ということで凄くないですか。
古坂)細野さんありがとうございますじゃないよ、YMOだよ!
土田)知ってるよ!小学校の時聴いてたよ!
古坂)「細野さんありがとうございます」違う。つっちー!!つっちー!!
土田)めっちゃ嬉しそうじゃない!
古坂)だってさ!実はね、噂は聴いてたの。「細野さんが大学の講義で、ピコ太郎の事言ってました。」って講義を受けた子からTwitterで細野さんがこんなこと言ったって。どんなテンションで言ってるのかなって。やっぱ、バーって盛り上がったからそれ言うと掴めるみたいなそういう感じかなって思って。
“関ジャム”でずっと八百屋ってね808なんですよ。808っていう機材、リズムマシーンです。まさにこのYMOさんとかが、広めてくれて、30年以上前に流行った楽器なんです。まさにこの人なんです、ベンチャ―ズのペケペケペケペケみたいな、エレキのね。YMOがテッテッテ、プーン、プーンって演ってた事を今リバイバルして世界で流行っている音を取り入れたんです、今回。
それをスネアの部分で鳴らすっていうのは、1.2.3.4の2.4で鳴らすんですよ。バスドラが1.3なんです。ドンタンドンタンドンタン、ドンが1、タンが2。だから2のところでカウベルを鳴らすのを本来ありえないんだっていう事も狙ってやったんです。そういうところを凄い色んな人がtofubeats(トーフビーツ)君とか拾ってくれて、細野さんのところにいった、これはある意味ジャスティンビーバーに近い、細野インパクトですよ!これは無口になるよ。
番組情報
■パーソナリティ:土田晃之 ■パートナー:新内眞衣
トークの達人・土田晃之がお届けする、お昼12時から4時間の生放送。
72年生まれ土田晃之の青春時代の懐かしいあの話から、プライベートに仕事に気になるニュースまでしゃべりまくり!
ときには、ビッグなゲストも登場!? 日曜のお昼にピッタリなのんびりモードでお届けします。