木村拓哉と大野智は「日本の銀幕スター」の系譜で語られるべき存在!
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映画パーソナリティ・コトブキツカサが“映画だけじゃない”話題でしゃべり続けるインターネットラジオ番組「コトブキツカサのオールナイトニッポンモバイル」の第41回が配信され、俳優としての木村拓哉と大野智の魅力について語った。
先日、テレビ番組『あるある晩餐会』にゲスト出演したコトブキ。この日は梅宮辰夫、三田佳子、千葉真一などが出演し“昭和の銀幕スター”を特集した回であり、コトブキは作品の情報を解説する見届け人として出演。
番組内では、当時の撮影エピソードから、「1日何百万円使っていた」などの裏話まで、昭和の豪快列伝がたっぷり語られ、改めて「昭和の銀幕スターは背負っているモノが違う」と痛感。しかし、ふと「今現在、“銀幕スター”と言える俳優は誰か?」と考えたと語るコトブキ。その結果、頭に浮かんだのは木村拓哉の名前だったという。
「観客に主役を観に行きたいと思わせることができるか」、「スクリーンサイズで観た時に映える顔・存在感があるか」など、銀幕スターの定義はいくつもあるものの、最も重要なのは「自らを俯瞰で見れること」だと語るコトブキ。
木村拓哉は国民的アイドル、そして俳優として“キムタク”という存在を客観視しており、そのアイコンとしての役割の大きさを背負った上で、自分をセルフプロデュースしている役者だと解説。
以前行ったインタビューでは「若い頃、トンガっていた自分を張っ倒してやりたい」と振り返り、「(仕事は)中途半端な方が疲れる」と言い切る木村。ストイックに作品へ向き合う彼の姿勢は、まさに“銀幕スター”だと断言。
さらにコトブキは、最近観た映画の中でもう1人“銀幕スター”の風格を感じたのは、『忍びの国』で主演を務めた大野智だったと語る。嵐という絶大な支持を誇るアイドルグループのリーダーでありながら、積極的に前に出て仕切るタイプではなくどこか独特なムードを持つ大野。
今回の『忍びの国』では、そんな大野と主人公・無門の役柄が絶妙にマッチ。映画の前半は、大野自身を役にシンクロさせながら鑑賞していたものの、劇中に起こる“ある事件”によって、大野演じる無門の印象が一変。それまでの穏やかな演技は、全て後半へ向けた“溜め”になっており、「まるでコップから水がこぼれるような、演技のスイッチの入れ方」に鳥肌が立ったという。
最後には、「映画の主演は、巡りあわせも大きい。限られた人だけしか主演になれないが、そうしたものを全て引き受けた人こそ銀幕スターだと思う。」と語ったコトブキツカサ。詳しくは「コトブキツカサのオールナイトニッポンモバイル(第41回)」で聴くことが出来る。
<補足>
※木村拓哉主演『無限の住人』は現在公開中。
※大野智主演『忍びの国』は2017年7月1日公開。
【タイトル】コトブキツカサのオールナイトニッポンモバイル
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【配信日】毎週木曜日
【第41回URL】https://soundcloud.com/shovel_jolf/kotobuki_annm_41
※「Radital」メンテナンス中のため、第28回までの配信URLから変更となっています。
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