11日(水)夜の『藤井フミヤのオールナイトニッポンPremium』で、藤井フミヤがチェッカーズ時代に一度だけ出演したことのあるレコード会社対抗運動会を振り返るとともに、早くもラジオリスナーの間で話題になりつつある、日本全国の名物ラジオパーソナリティを紹介するコーナーで沖縄県と富山県のパーソナリティ2人と盛り上がった。
冒頭、「秋ということで、運動会とか遠足のシーズンになってきましたが…」と切り出した藤井。「運動会でワクワク楽しみにするのは足が速い子だけじゃないの?って気がしますけどね」と言いつつ、チェッカーズ時代に一度だけ出演経験があるレコード会社対抗運動会について語った。「僕らの時代はね、必ずトシちゃんやマッチが勝って終わりみたいな」と懐かしみ、「あの時に初めて“俺芸能界に入ったんだ”っていう、そういう気持ちがした」と当時の心境を明かした。また、「クロベエ(※ドラムの徳永善也)がリレーに出たっていうのは覚えてますね。私はあまり足が速くなかったんで…」と振り返った。
続いて、日本全国の名物ラジオパーソナリティを紹介するコーナーへ。
前半はラジオ沖縄の番組「ありのままでイーノ!」のパーソナリティ「魅川憲一郎(みかわけんいちろう)」さん。「美川憲一さんのマネをしながらずっと番組をやってるという、ちょっと一風変わった…(笑)、しかも沖縄で。全然、美川憲一さん関係ないんだね」とツッコミを入れつつ、番組の録音を聴いた藤井は「似てるのか?っていうところからツッコミたい感じはしますけど、まあ喋り口調とかは…」と素直な感想を述べた。
そして、本人と直接話し始めると、「あらフミヤちゃん?」という魅川に対し、藤井は「はじめましてだけど、お久しぶりでございます」と挨拶。「風貌も似てるんですか?」と質問すると「そう、風貌も。ラジオといえどもいつもメイクしてしゃべってんのよ」という魅川のプロ根性に感心。モノマネ歴は18年目だという魅川、「10代の頃はアイドル歌手を目指してた」「スカウトされて東京に出る機会もあったんだけど、バブルと共に色んな物が崩壊したのよ。それで沖縄帰ってきちゃった」と過去を明かし、藤井は「本当に!?」と驚いた。
また、藤井の「美川さんとお会いしたことあるんですか?」という質問に「あんたさ、似てんだから、がんばんなさいよ」と本人から言われたと告白。藤井は「じゃあ、堂々とやっていいじゃないですか」とエールを送った。最後に魅川から、自身のオリジナル曲である「かに座の男」を番組で流してほしいと言われた藤井は「これ、怒られなかったですか?美川さんに」とツッコミを入れつつも、曲をオンエアした。
後半はFMとやまの番組、「Tomomi 虹をかけよう」のパーソナリティ「Tomomi」さんを紹介。歌手兼農家という「Tomomiさんの近況をたっぷり25分間話している」という番組の特徴を読み上げ、前半と同様に番組の録音を聴いた後、本人と直接話した。
藤井:Tomomiさん、あれなんでしょ?農業とシンガーソングライター
Tomomi:シンガーソングライターのTomomiですと言っていたんですけど、曲を作るよりもチーズ作ってる方が多いですね。時間的には
藤井:農業といっても野菜とかではなく?
Tomomi:酪農なんです
藤井:酪農なんだ。牛いっぱいって感じだ?
Tomomi:それがですね、私の番組、何のへんてつもない番組なんですが、ヤギのことを流す時間がやたらと長いんですよ
藤井:あ!牛のチーズでなく?
Tomomi:ヤギなんです
藤井:結構臭めですね?じゃあ
Tomomi:そうなんです。そうやって言われるのがヤギのチーズの宿命なんですけれども
藤井:いやでもこれはね、チーズ好きからすると、意外とヤギにいっちゃうよ
Tomomi:お好きですか?
藤井:ヤギ、好きです。今ちょっと、Tomomiさんが作ったチーズが3種類届いております
Tomomi:スタジオにもう入っておりますか?
藤井:だから、スタジオは結構な匂いが…
スタジオに「ラ・カプラ」、「カプリーノ」、「リコッタラ・カプラ」の3種類が用意され、まずはTomomiさんのおススメだという、豆腐のようなきめ細かさが特徴の「リコッタラ・カプラ」を実食。藤井は「おお!全然ヤギ臭さがないですね」と絶賛。この「リコッタラ・カプラ」はTomomiさんがチーズの勉強をイタリアでしていた時期に、ヤギのチーズの世界大会で最優秀賞を獲得したとのこと。それを聞いた藤井は「歌なんて歌ってる場合じゃないよ。今の時代、CDなんか売れないんだから」とチーズ作りに専念することを勧めた。
その後、チーズ作りを始めたキッカケについて、突然ヤギを10匹飼い始めた父親から、「家族で叶えたい夢の一つで、ヤギのミルクを絞ってチーズを作りたいんだ。チーズ職人になってくださいと言われたんです」と明かしたTomomiさん。そんな経緯を聞いた藤井は「え!父から!?マジか!」と驚き、Tomomiさんが作った“ヤギの歌”をOAする時間が無くなるほど話が盛り上がった。