8日(金)深夜放送の「上白石萌音 good-night letter」で、パーソナリティの上白石萌音が、 “お返事ナイト”と題してリスナーから届いたメールを読み、それぞれに返事を返した。

先日、福岡、大阪、東京の3都市で行ったライブツアー『LIVE TOUR 2017「and...」』を終えた上白石。今回はその感想がたくさん来ているということで、１つ１つ答えていくことにした。

＜メール＞
私はこれまで１人で萌音ちゃんのライブに参加していたのですが、なんと今回は、60代の父も一緒に参加しました。つい最近までは父と会話をすることも少なく、あまり仲がいいとは言えない関係だったのですが、初めてできた接点が萌音ちゃんでした。私が萌音ちゃんを好きなのを知っていて、父から『一緒にライブに行かないか…？（照）』と誘われたのがきっかけでした。翌日は2人でライブの感想を語り合いました。『素晴らしかった。また行きたい。心が温まった。』と何度も何度も言ってました。私たち親子の間に、ぽっと入ってくれた萌音ちゃんに、本当に感謝です。

「嬉しい～！ありがとうございます！え～嬉しいなぁ！結構ライブは、老若男女、年代がすごく幅広くて。もちろん舞台の上から皆さんのお顔を、1人1人しっかり拝見しておりましたが、小さいお子さんからお父さんお母さん世代の方まで、たくさん来てくださいました。

親子で来てくださったなんて。そして私が会話の種になったなんて。こんなに嬉しいことはあるでしょうか。よかった～！今回は昭和歌謡曲のコーナーも作って、70年代80年代の楽曲も何曲か歌ったんですけど、そういう曲を楽しんでくださった、お父さんお母さん世代の方もお越しいただき、ありがとうございました！またぜひ親子でお越しください。」

＜メール＞
萌音ちゃんにこの恋愛相談は、内容的に失礼かとも思ったのですが、ぜひ萌音ちゃんにも意見をいただきたくてお手紙書きます。8年付き合ってる彼とライブに行かせていただいたのですが、彼が、私が感動して泣いている横で寝ていたのです。萌音ちゃんは、『私のライブは眠くなるらしい』と言っていましたが、私は萌音ちゃんの歌声に圧倒されて寝るどころじゃありませんでした。仕事で疲れていたとしても、素晴らしいと思うものを共有できない彼に、私は必要以上に怒ってしまい、それからギクシャクしています。萌音ちゃんだったら、そんな彼とどう向き合いますか？

「このギクシャクは、私にしか紐解けないよね（笑）でもこれ…この方からしたら許しがたいことだったかもしれませんが、舞台に立っていた私からしたら、むしろ嬉しい。私の歌声で寝ていただけるなんて（笑）

だってね、私、アルバム『and...』が出来上がって、その夜に１枚通して聴いてみようと思って。リビングでイヤホンして聴いてたら、『String』（６曲目）終わった辺りから記憶が飛んでて（笑）…寝てたの（笑）私も寝るんです。だから全然悪いことじゃないですよ？全然いいよ！

だってやっぱり、音楽っていろんな楽しみ方があるじゃないですか。それは大きなフェスとかに行けば、一目瞭然だと思うんですけど。飛び跳ねて拳を突き上げたい人とか、一緒に歌いたい人とか、ただ立って全身で感じて染み渡らせたい人とか、いろんな音楽の楽しみ方ってあると思うんですよ。

だからこの方みたいに、感動して泣いてくださってるのもすごく嬉しいし、私の歌声でスコーって寝ちゃうのも嬉しい。全然構わないです。好きなように楽しんでほしいっていうのが、私のライブなので。だから、この方からしたらイラッとすることだったかもしれないけど、私は許すよ？だから許してあげてください。そしてまたぜひ２人で来てください。また寝ちゃうかもしれないけど（笑）」

親子でもカップルでも、感動しても寝ていても、どんな形でも楽しんでくれるなら嬉しいと語った上白石。今後もまた、彼女の心温まるライブが展開されていくことだろう。

そんな上白石は、現在、ドラマ『TBS日曜劇場「陸王」』にて、役所広司演じる足袋会社の社長娘・宮沢茜役で出演しているほか、１２月１６日公開の人気アニメシリーズ最新作『映画　妖怪ウォッチ　シャドウサイド　鬼王（おにおう）の復活』にも声優として出演。さらに年末には、千葉・幕張メッセ国際展示場にて開催される音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 17/18』に出演することが決定しており、上白石は4日間にわたるフェスの最終日である12月31日に登場。このフェスについて上白石は、「今年の楽しかったことも辛かったことも、全部洗い流せるようなライブにしたいです。」と意気込みを語った。詳細は、上白石萌音公式ホームページにてチェックすることができる。