受験生が決して観てはいけない映画とは?
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1月17日(水)のニッポン放送の番組『土屋礼央 レオなるど』で、ホラー作家の平山夢明が『受験生が決して観てはいけない映画 3選』について語った。
作家活動する前は『デルモンテ平山』というペンネームで映画やビデオの評論をしていた平山。名前に悩んでいた頃に寄った御茶ノ水駅の看板に『デルモンテ』と貼ってあり命名。偉くなったら『ベンツ平山』になるという出世魚的な名前にしようと考えて、2回目には『リプトン平山』にしたら「記名原稿は変えちゃダメなんだよ!」と怒られてそのままになってしまったという。そんな平山のオススメする(?)受験生が決して観てはいけない映画とは?
ペーパー・チェイス
アメリカ・ハーバードの大学生が成績を上げるために勉強合戦する洋画。自分のしていることを画面で再現されて受験生はまったく息抜きにならない。けれど映画は、学力優位社会で経済格差がそのまま人生の進路を決めてしまっていいのかというメッセージが込められている秀作だという。
高校大パニック
キャッチコピーは「数学できんが、なんで悪いとや!」。石井岳龍(改名前・石井聰亙)監督の自主制作映画があまりにユニークだったので日活がリメイクしたという、当時の夢のような映画。浅野温子のデビュー作品。内容は、頭の悪い生徒が教室をジャックする話。受験生が観てしまったらその日の夜、風呂場で「何が悪いんだ!」と叫んでしまうらしい。
シャイニング
かの有名なスタンリー・キューブリック監督の名作。モダンホラーはここから生まれたといわれていて、モンスターが出てくるわけではなく、人間が狂っていくホラー映画。作家が作品を書けずにどんどん追い詰められていく。かっこいい映画だが、受験生は同じように心理的に追い込まれないように……
受験生じゃない方へはオススメ映画になるという。受験生じゃない方は是非。
土屋礼央 レオなるど
FM93AM1242ニッポン放送 月~木 13:00~16:00