最近の子供たちは昔話を知らない ホラー作家平山夢明
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1月17日(水)のニッポン放送の番組『土屋礼央 レオなるど』で、ホラー作家の平山夢明が「最近の子供たちは昔話を知らない」という話題について語った。
「最近の子供に通じないのは昔話だけでなくことわざや慣用句も通じない。思い当たるのは日常生活で使わなくなったこと、もうひとつは多面的な考え方の影響。昔話は単純で一方的な勧善懲悪のため、そういう物語が減ってきている」とのこと。
これに対してホラー作家である平山は。
平山)昔話は読書習慣の入り口になっているんですよ。だから減ってしまうのは残念。
さらに最近、内容も変わってきているそうで…。
平山)中身も最近、舌切らないスズメとか、カチカチしない山になってるんですよ。これじゃ意味ない。昔話は怖いことを教えるためのものだったんだよね。欧米とかだと森に犯罪者が逃げ込むことが多かったから赤ずきんちゃんは森で狼に襲われたり。
土屋)なるほど。読み聞かせとかしていかないといけないんですかね。
平山)読み聞かせしてもいいけど、上手くやらないでほしいね。
土屋)ドキッ! 僕やっちゃってますけど、なんでですか??
平山)上手く読むんだったらカセットテープでもかけときゃいいんですよ。お父さんが読んでくれた、お母さんが読んでくれた、っていうのが大事。お父さんとお母さんが時間を使って読んでくれる唯一無二の時間って体験が意味あるんだよ。
土屋)僕すごいエンターテインメントにやってるんですよね…。
平山)礼央さんはそういうお父さんなんだからいいんですよ、それで。
土屋礼央 レオなるど
FM93AM1242ニッポン放送 月~木 13:00~16:00