3月5日(月)深夜放送のラジオ番組「菅田将暉のオールナイトニッポン」で、パーソナリティの菅田将暉が先日行われた「第41回日本アカデミー賞」授賞式で披露して話題となった“てやんでえポーズ”の裏話や、各受賞者との会場裏でのやり取りを明かした。
「第41回日本アカデミー賞」で最優秀主演男優賞と話題賞・俳優部門を受賞した菅田。優秀主演男優賞には藤原竜也、大泉洋、岡田准一、佐藤健といった名優が並び、「こんなに凄い俳優さんがいる中、呼んでもらえるなんて」と、当日は緊張していたことをラジオで語った。
受賞報道と共に、菅田が「授賞式で、ラジオリスナーだけがわかる合図として、『てやんでえ』ポーズをする」という同ラジオ番組内での公約を実現し、「菅田はファンへの思いやりが素晴らしい」と話題になった。ところが、この日の放送で菅田は「そんな美談なものじゃない」と否定。そして、ポーズを実行するまでの一部始終を明かしたが、『てやんでえ』に散々振り回されつつも、なぜか真面目に取り組んだ様子が語られた。
授賞式当日、各所でのスピーチやインタビュー対応に追われ、“てやんでえ”をやっていないことを思い出したという菅田。そして「もっと大事なことが目の前にあるのに、“やらないと!”っていうのもおかしいですけれど(笑)。この番組でリスナーの皆さんと約束した限りはやりたい」と、大舞台で約束のポーズについて真剣に考えていたという。
菅田の『てやんでえ』の様子は、テレビでは1度だけ目にすることができたが、実はカメラに抜かれなかった時の予防として、2回ポーズをしていたことが明らかになった。
「やるならちゃんとやりたいなあ、と思って。優秀主演男優賞のインタビューが終わって席に座った瞬間に、(1回目の)“てやんでえ”をやったんですよ。それで、パッとスクリーンを見たら、映っていたかどうかわからなくて。『あれ?どっちだろう?どうしよう』って思って、最優秀主演男優賞が発表される時に、もう1回やったんですよ。結果、2回目をやっておいてよかったです!オンエアを見たら、僕、1回しかやっていなかったでしょう?1回目の『てやんでえ』が入ってなかったんですよ。危なかった!」
この後すぐ、「危なかった!じゃないんですけどね(笑)」と、真面目にポーズをやってしまった自分にツッコみを入れた菅田。2回目のポーズの後、「最優秀主演男優賞は『あゝ、荒野 ―前編―』菅田将暉」と名前を呼ばれるが、このとき、『あゝ、荒野』のメインプロデューサーが立ち上がり菅田に握手をしたが、その時にも「この握手した手は、さっき『てやんでえ』をした手なんだけどなあ」と考えてしまったと話した。
最優秀主演男優賞の受賞者としてスピーチした時は嬉しさのあまり、記憶はほとんどなかったそうだが、席に戻ったところで、藤原竜也さんから「お前、あそこは泣けよ!」と言われ、さらに最優秀主演女優賞受賞の蒼井優さんからも「菅田くんあそこは泣いてよ!」とダメ出しを受けていたとう。実際は最優秀主演男優賞のスピーチ中、泣くのを我慢していたが、ダメ出しを受けた後、さらに藤原さんから「本当におめでとう」と握手をされると、「僕、ほんまにそこで一番泣きそうになった」と当時の心境を振り返った。
番組情報
映画・ドラマ・CM、そして歌手としても活躍する菅田将暉が、毎週月曜日のオールナイトニッポンで2時間トーク!メールは毎週様々なテーマでお待ちしています。